バッタモンのポタリング日乗

松本在住の自転車散歩日記です
  時々余計な話題も

足尾銅山紀行:通洞坑内見学

2023-09-27 23:59:57 | 土木産業遺産

二日目は往復運賃より安上がりのフリー切符を購入

7時40分わたらせ渓谷鉄道の車両基地がある大間々駅で下車

観光トロッコ列車の始発・終着駅で駅舎は登録有形文化財だ

町並みも面白そうだが乗り継ぎの時間がないので駅周辺をぶらり

大間々から約一時間の9時過ぎに足尾銅山観光起点駅の通洞下車

観光用トロッコで通洞の坑内に入り終点で降りてからは徒歩で見学するがまだ早い時間でほとんど観光客はいない

エリアごとに明治から昭和までの坑内作業の様子がリアルな人形で再現されているがひと気のなさと相まって不気味だ

こういうところでいつも頭をよぎるのは「地震が来て崩れたら嫌だなぁ」

今日も外は既に暑く坑内は天然のクーラーで気持ち良いのだが水滴がしたたり落ちて通路壁面はびっしょりだ

こんな所で毎日仕事していたら体を壊してしまうだろう

採掘した坑道の総延長は1234キロで東京博多間に匹敵するそうだ

資料館もなかなか興味深い

銅山の功罪は別にして絹産業とともに日本経済を支えたひとつの時代の貴重な遺産だ

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足尾銅山:西桐生駅

2023-09-26 17:41:33 | 土木産業遺産

桐生に戻り駅前のホテルにチェックイン

桐生と言えば織物の街でのこぎり屋根の倉庫が有名だ

今日は時間がないので見学は明日に回して居酒屋探しつつ上毛電鉄の西桐生駅まで歩いてみた

趣きある駅舎は国の登録有形文化財で「関東の駅百選」でもある

昭和3年に建設されたそうでモダンな洋風建築だ

しばらくブラブラしたが駅近辺にはこれと言った居酒屋が見当たらず結局チェーン店の居酒屋へ

それでも上州名物ひもかわうどんがあったのでこれで〆る

 

 

 

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足尾銅山紀行:足尾駅

2023-09-24 07:40:54 | 土木産業遺産

足尾本山周辺の山々は亜硫酸ガスと坑道の支柱用材の伐採によりほぼはげ山になってしまったのは有名だ

「時刻表2万キロ」の間藤駅の部分を読み返してみると

「背後は急峻な禿山だった」「あたりはますます荒涼となり、緑はまったくない」とある

今では植林等の緑化事業が功を奏して急峻な山肌も緑に覆われてかつての荒涼とした風景は消え去っている

本山から間藤駅に歩いて戻る途中バスが通りかかった

あまりの暑さに通りかかったバスに手を振ってみたら停留所でもないのに止まってくれた

急いで乗り込んで足尾駅で下車したい旨を伝える

ありがたかった

足尾駅には廃止された側線にキハ35など古い車両が保存してあり広い構内にかつての貨物駅の面影が偲ばれる

 

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足尾銅山紀行:本山精練所跡

2023-09-20 20:04:34 | 生き物たち

神戸駅を出て長いトンネルを抜けるとこれぞわたらせ渓谷鉄道と言った絶景に食後の眠気も失せる

今の季節は緑一色だが紅葉の秋はさぞかしきれいなことだろう

通洞駅は足尾銅山観光の最寄り駅なのでほとんどの乗客はここで下車

そこからふた駅目の終点間藤駅へ降り立ったのは3,4人

ここは「時刻表二万キロ」の宮脇俊三氏が国鉄全線を完乗した記念の駅だそうだ

以前はここに併設されていた観光センターにレンタサイクルがあったが訪れる人も少ないようで今は閉じている

気温は既に猛暑日に近く立っているだけで汗が噴き出る

桐生駅のコインロッカーに荷物を預けなかったのは失敗だった

ザックを背負った背中は汗まみれだ

沿道の廃線跡や水力発電所跡、対岸の廃校旧本山小学校などをカメラに収め汗を拭き拭き30分くらい歩いて本山精練所跡に到着

広大な敷地に建つ風雪に耐えた大きな精錬所に往時の栄華が偲ばれる

立ち入り禁止であることは言うまでもない

世界遺産登録を目指しているというがだいぶ傷んできているのでいずれ崩れ落ちるだろう

その前の松木川を渡るトラス橋古河橋は国の重要文化財だ

ここも立ち入り禁止になっているが明治24年に開通した道路鉄橋で鉄と木のコンビネーションが美しい

対岸を少し上流に歩くと3つの硫酸タンクや亜硫酸ガスを放出した高さ50メートルのおばけ煙突が良く見える

木々の葉が落ちた初冬から早春だと精練所跡の全貌が望めるだろう

これ以上歩き回る気力も暑さの前に萎えてしまい引き上げることにする

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足尾銅山紀行:列車のレストラン

2023-09-19 22:17:52 | 土木産業遺産

桐生駅到着10時26分

9月も半ばの午前中だというのに既に真夏日だ

関東の湿度の高い暑さは信州人の身には応える

わたらせ渓谷鉄道の旅番組では鉄板の神戸駅列車レストラン「清流」

レトロな駅舎も魅力なので昼飯はここにする予定だがちょうど良い時刻の列車が無いのでタクシー利用

桐生駅から鉄道だと740円だがタクシーでは20数キロで8,000円ちょっと

渡良瀬川沿いの日光へ続く街道は信号機も少なく70代と思えるタクシー運転手は軽快に飛ばし30数分で神戸駅到着

趣ある駅舎には車で来た者も含め観光客がそこそこいる

レストラン清流はかつて東武鉄道日光線を走っていた特急「けごん」が食堂に流用されていて人気だ

やまと豚弁当がお薦めのようだがこの暑さであまり食欲がない

とりあえず生ビールと枝豆で食事はわ鐵カレーをいただく

味は観光地の食事だが列車と車窓からの駅風景がおいしい調味料だ

写真や動画を撮ったのち12時29分の気動車で間藤駅に向かう

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