このブログの下部に、
日刊ゲンダイの記事を載せておいたが、
今、カーリングが注目されているはずなのだが、
実際は、カーリングはいまだマイナースポーツである。
例えば、
今回世界選手権で頑張ってくれたチーム富士急。
結果的には5勝7敗の10位であったが、
8位から10位までが5勝7敗。
ある意味、8位タイと言ってもいい成績。
今回巷では、全く注目されていなかったようだ。
過去のオリンピックの日本女子の成績は、
長野 8チーム中5位
ソルトレーク 10チーム中8位
トリノ 10チーム中7位
バンクーバー 10チーム中8位
ソチ 10チーム中5位
平昌 10チーム中3位
世界選手権では、
2018 10位(13チーム中)
2017 不出場
2016 2位(12チーム中)
2015 6位(12チーム中)
2014 不出場
2013 7位(12チーム中)
2012 不出場
2011 不出場
2010 11位(12チーム中)
2009 不出場
2008 4位(12チーム中)
今回の10位が特別悪い成績でもないし、
前のブログにも書いたが、
初出場のチーム富士急としては、
経験を積むだけでも、価値ある出場だったはず。
カーリングを純粋に応援している人であれば、
試合内容は、ばらつきはあったけれど、
結構面白かった。
中継がBSのみというハンディがあったが、
結局、マスコミ自体が、
カーリングを応援するのではなく、
視聴率を優先して、
LS北見以外は眼中にないという事。
根本的にこういう視聴率を優先する姿勢は、
何もカーリングだけでなく、
サッカーだったり、バレーボールだったり・・・・
中継の前後に、不要なアイドルを出してきたり、
視聴者が楽しく見ることではなく、
押しつけがましい、底が浅い解説者を持ってきたり、
視聴者を一段低く見て、
アナウンサーでありながら、
自分の知識をひけらかす不快な放送姿勢。
こういうところが、嫌いで、
アルガルベカップも、
音を消してみる羽目になったし・・・
まあ、愚痴はこれくらいにして、
カーリング協会自体も、
もう少し、普及に熱心になって欲しいのだが。
世間の関心はカーリングではなく「LS北見」だけ ブームの現実
2018年3月27日 10時26分 日刊ゲンダイDIGITAL
国内競技人口3000人のマイナー競技にスポットライトが当たり続けている。平昌五輪で銅メダルを獲得したカーリング女子「LS北見」の影響で、日本は空前のカーリングブーム。藤沢五月(26)や吉田知那美(26)が出場した日本ミックスダブルス選手権は開催地の青森市に観客が殺到し、北見市の祝賀パレードには1万2000人が集結した。
華々しい五輪ドリームの一方で、13カ国が出場した女子世界選手権(3月17~25日=カナダ)は、国内ではまったく盛り上がらなかった。代表は「チーム富士急」。平昌でメダルを獲得した国で、この世界選手権に出場していないチームは、日本の「LS北見」だけだった。
五輪のメダルで競技の認知度や人気が上がったのであれば、直後に開催されている世界選手権も注目されていいはず。NHK・BSで中継していたが、スポーツマスコミやワイドショーが「チーム富士急」に食いつくことはなかった。
■程遠い「全体の応援」
結局、世間の関心はカーリングではなく「LS北見」なのだ。22日発表の「可愛いアスリートランキング」(博報堂DYメディアパートナーズ)でも1位に藤沢、3位に吉田知と本橋麻里がランクイン。吉田知がパレード後の市民報告会で発した「日本のカーリング界全体の応援をお願いします」という言葉がむなしく聞こえる。
初の五輪メダルによる人気上昇の速度に追いつけない状況も垣間見える。「チーム富士急」にはホームページすらない。小穴桃里や西室淳子(今大会は産休のため欠場)のSNSがある程度で、チームとしての大会結果やスケジュールを知らせる専用サイトはない。
ちなみに、「チーム富士急」の世界選手権は5勝7敗で予選敗退。ひっそりと帰国する。対照的に「LS北見」が招待された4月のワールドツアー2大会(ともにカナダ)は今からファンの注目を集めている。