昼間は暖かくても、夜になるとぐっと冷え込む季節となりました。19時キックオフのホーム岡山戦は、寒さに凍えながらの観戦となりました。「念のために」とパーカーを着ていってヨカッタ!
ゲーム前に何やらメインスタンド前にマイクがセットされたり、カメラマンが集合したりしていたので、「社長の挨拶があるのかな?」と思って見ていたらビンゴでした。是永社長と玉乃GMが登場し、四方に深々と礼をして社長の謝罪挨拶が始まりました。
このたびは申し訳ございませんでした。自分自身の稚拙な判断で、皆さんの、自分自身の愛するアルビレックス新潟の名誉に傷をつけてしまいました。情けなく、恥ずかしく、猛省しています。アルビレックス新潟を愛するすべての皆さまに謝罪させていただきます。本当に申し訳ございませんでした。
…と、割と形式的な謝罪。まぁこの場で事件の詳細を報告するわけにもいきませんよね。G裏にはこんなダンマクも。
「玉乃GM、責任ある立場から何の説明、謝罪もなし?」と「多くの思いを踏みにじり、信用を失った。インフラを目指す以前に風通しのいいクラブ運営を」
まぁボクらは、今までと変わらずにピッチで戦う選手を必死に応援するし、もちろんクラブを正常な組織に立て直そうと頑張るスタッフにも協力します。ただ、クラブに汚点が残ったのは紛れもない事実です。今は辛いと思いますが、必死で信頼回復に努めていただきたいと思います。もちろんボクらは、社長とGMの2人に大きな激励の拍手を送りました。頼みますよ!
さて、ゲームの先発メンバーはこんな感じ。
鄭大世
至恩 善朗 中島
島田 福田
史哉 舞行龍 マウロ 田上
小島
ここで先発テセのゴールが見たいなぁ…というところです。新太のケガ離脱と事件による外国人選手の解雇で残されたFW陣の奮起が期待される中、今節もベンチには達也が入りました。今季初のゲームでの達也の躍動が見られるか?という期待も高まります。
試合は丁寧にパスをつなぐ新潟と、ボールを奪ってカウンターを仕掛ける岡山って感じで展開しました。ボールを支配していたのは圧倒的に新潟だったのですが、なかなかフィニッシュまでいけません。前半は両チームスコアレス。至恩や中島のシュートで終わったチャンスもあったけど、小島のナイスセーブにかろうじて救われたピンチもありました。
後半に入り、史哉→荻原、鄭大世→ロメロ、善朗→堀米、至恩→シルビーニョと次々と交代カードを切り、攻撃を活性化する新潟でしたが、後半36分にミスが出ます。ゴール前からビルドアップをしようと、マウロから島田に渡った横パスを岡山の斉藤に奪われます。GK小島との1対1を決められ、痛恨の失点です。
まぁ、アルビの現状の戦術では、この失点は何試合に1回かは必ず起きる可能性が高いですよね。今までにもありました。まぁミスが起きないように細心の注意は払わなくちゃいけないんでしょうが、相手もここを狙ってきますよね。これからもきっと。これは大きな課題ですね。その後ミスを突かれた島田は、名誉挽回するべく凄まじい闘志を見せていました。
ベンチでは達也が準備を始め、ユンフォーム姿になりました。いよいよ達也投入か?今季初めての達也の出場なるか?交代は誰だ?中島か?
後半42分。アルビが反撃に出ます。すっかりトップ下が板についている途中出場のゴメスが左サイドからクロスをあげると、中央に走り込んだ田上がドンピシャのヘッド。惜しくもポストに弾かれたボールを、ゴール前で両チームの選手がゴチャゴチャってなったところから、中島が左足一閃!ボールはゴールネットに突き刺さりました。中島は今季4得点目。嬉しい2試合連続ゴールです。
あっここで、中島と交代でピッチに入る予定で準備をしていた達也は、ベンチに下がりました。残念だけどしょうがない。
両チームとも勝負を決める決勝点を奪おうと、残り時間も必死の攻防を展開しますが、無情のホイッスル。勝ち点1を分け合う結果となりました。
昨日の観客数は4793人。5000人に届かず!
まぁ平日のナイトゲームで、しかも寒さにふるえる観戦環境ですからこんなものなのかな?いや、やっぱり今回の事件の影響は影を落としているんでしょうね。
岡山には8月のアウェイで負けているので、今シーズンは1分1敗。1勝もできなかったシーズンになってしまいました。アルビは勝ち点1を積み上げて、総勝ち点44で順位は5位で変わらず。3位(長崎:50)と4位(北九州:47)との差は少しずつ縮まってきていますが、首位(福岡:56)と2位(徳島:55)には差を広げられています。
次節の徳島戦は、正念場です(まぁいつも正念場だけど)。頑張れ!アルビレックス!