今日は「週アル」読者の皆さんから回答をお寄せいただいた、「週アル:第2回アンケート」の結果をお知らせします。「酒気帯び運転事件」及び「それに対するクラブの対応」という、サポーターの皆さんにとっても「いろいろ考えることがある・言いたいことがある」テーマだったこともあり、3日間の回答期間にもかかわらず、170名もの皆さんからアンケートにご協力いただきました。ありがとうございました。
170名の内訳は、男性73.5%で女性が26.5%。年代別に見ると、最も多い50代が33.5%で、以下40代が24.1%、60代が22.9%、30代が11.2%と続きます。70代(11名)や20代(3名)の方もいらっしゃり、幅広い年代の方からご協力いただきました。
では、具体的なアンケート結果を見ていきましょう。
選手への契約解除処分はやむなし!
2選手の「契約解除処分」についてはは、82.9%の方が「やむを得ない(妥当である)」と判断。「重すぎる」とした14.7%を大きく上回りました。一方で「外国人選手に日本の規則や文化を十分教えてほしかった」と答えた方も、63.5%いらっしゃいました。
社長&GMへの処分は「軽すぎる」が27.1%
一方、社長とGMに対する処分に対しては、65.3%が「適切である」と回答しながらも、27.1%が「軽すぎる」と判断しています。飲酒・酒気帯び運転がチーム内で発生したことよりも、1か月も公表せずにJリーグへの報告も怠ったこと、当該選手をゲームに出場させ続けたということが、現代の社会通念上では組織のトップとして許されない…というご意見でしょう。「クラブが行ったことは隠蔽だ」という意見に同意した方も34.7%いらっしゃいました。
クラブの説明は不十分!
事件の詳細に関するクラブ側の説明については、25.9%の方が「もう十分」と答えています。「いつまでも引きずらずに早くクラブの正常な運営に全力で取り組んでほしい」という、サポーターの願いが背景にあるのでしょうね。一方「まだ少し不満」が44.1%、「まだかなり不満」と「まったく納得でいていない」の両項目が合わせて37.6%と、事件の全容が明らかにされていないことに対するサポーターの不満も大きいです。「クラブは全てを明らかにしてほしい」と答えた方も、42.4%いらっしゃいました。
アルビ愛は変わらない!
アンケートを作成したとき、実はこの項目の結果が一番心配でした。「こんな事件が起きてみんなの心がアルビから離れたらどうしよう」って不安が大きかったからです。アンケートの結果は、「アルビ愛は今までと変わらない」と答えた方が83.5%。「アルビ愛がかえって深まった」と答えた6.5%と合わせると、9割の方が「そんなの関係ねぇ」と答えています。
これにはビックリ。そして「さすがアルビサポだ!」と感心しました。「「クラブの不祥事」と「ピッチで戦う選手を応援すること」は分けて考えたい(66.5%)」「ピンチはチャンス、クラブはこの危機を乗り越えてさらに成長して欲しい(58.8%)」などの回答率からも、皆さんの「アルビ愛」が感じられます。
ただ、このアンケートの協力してくださっている方は、「週末はアルビレックス!」をチェックし、しかも「アンケートに協力しよう」という、もともと「アルビ愛」に満ちた熱心なサポーターが多いのではないかと思います。「浮遊層の多少のアルビ離れ」は、やっぱり覚悟しなければならないのだと思います。
不祥事と応援は分けて考えたい
ボクがあらかじめ予想した14項目の「サポーターの気持ち」について、複数回答可で「同意する」ものを選んでいただきました。上位から順に紹介します。
●「クラブの不祥事」と「ピッチで戦う選手を応援すること」は分けて考えたい:66.5%
●外国人選手に日本の規則や文化を十分教えてほしかった:63.5%
●ピンチはチャンス、クラブはこの危機を乗り越えてさらに成長して欲しい:58.8%
●サポーターはピッチで戦う選手を応援することに集中しよう:55.3%
●どんな理由があろうとダメなものはダメだ:46.5%
●Jリーグがどんな処分をくだすかが心配だ:44.1%
●クラブはすべてを明らかにしてほしい:42.4%
●契約解除となった2選手には次のチームが早く決まって頑張って欲しい:40.6%
●クラブが行ったことは隠蔽だ:34.7%
●一緒に飲酒の現場にいた他の選手とスタッフのメンタルが心配だ:30.6%
●クラブには若い首脳陣を補佐するベテランが必要だ:25.9%
●家族と離れて暮らしている外国人選手には同情の余地はある:25.9%
●手薄になったFW陣を補強してほしい:19.4%
●書類送検された2選手には同情の余地はない:18.2%
今日はここまで。アンケート最後の「自由記述」については、また次回に紹介します。