魂の男・秋葉監督が率いる水戸との一戦は、アウェイサポーター席が設置され、アウェイチームのユニ着用が許可され、鳴り物応援が認められた、ケーズデンキスタジアムで、14時に始まりました。
わが家ではDAZNの画面を見ながら、「あぁあの人も行っているんだ」と顔馴染みのアルビサポの姿を見つけたり、スタジアムに鳴り響く久しぶりの太鼓の音に妙な懐かしさを覚えたり、「どうか選手たちが不祥事(ファビオらの書類送検)のショックを乗り越えて躍動しますように」と祈るような気持ちで観戦しました。
アルビの先発メンバーはこんな感じ。
鄭大世
至恩 善朗 大本
島田 福田
史哉 舞行龍 マウロ 田上
小島
久しぶりの先発テセがワントップ、2列目右には大本、両SBには右が田上で左に史哉が入りました。
前半はアルビのペース。小刻みにパスを繋ぎながら、水戸ゴールに迫ります。それにしても水戸のGKはデカい。牲川と書いて「にえかわ」と読むんですね。身長195cmだってさ。前半16分のビッグチャンス、田上の直接FKもはじき出されました。
試合が動いたのは前半40分。高木が蹴った左サイドからのCKに、ファーで構えたマウロのヘディングが炸裂。ボールはキーパーの手を弾きゴールネットへ。やったね!先制点です!
マウロはこれで今シーズン3得点目です。上の画像は、ゲーム後にインタビューに答えるマウロです。なんか目には光るものが?不祥事でチーム活動を禁じられている同僚2選手を慮っての涙でしょうか?舞行龍とのセンターバックのコンビでの守備面もますます安定し、昨日も得点数リーグ1位の水戸を1失点に抑えることができました。すばらしい!
1-0でゲームを折り返して迎えた後半。開始8分でアルベルト監督はカードを切ります。高木→中島、大本→堀米の2枚替え。さらに後半19分には、鄭大世→ロメロのカード。後半続いていた水戸の時間帯の遮断を図ります。なんと鄭大世に代わってワントップに入ったのは、ロメロではなく中島でした。う~ん!ポリバレント!このアルベルト采配が、またまた的中します。
後半30分。敵陣で相手のパスカットをした中島が、フェイントで相手を交わした後、強烈なミドルシュート。これが決まって2-0です。DAZNでゲームを見ているわが家も大興奮です。いやぁ~中島!よくやった!よかったねぇ~!これでアルビ移籍後2得点目です。
ところがサッカーの神様は、そんなに簡単には勝たせてはくれません。水戸の怒濤の攻撃を受けたアルビは、後半90分に手痛い失点を喫します。ゴール前へのクロスボールに飛び込んでくる水戸の2選手を相手に史哉が必死で守るも、こぼれたボールに反応され失点です。
あと1点で同点。アディショナルタイムは4分。ケーズデンキスタジアムに詰めかけた水戸サポは大いに盛り上がり、水戸の選手たちも最後の力をふりしぼって新潟に挑みかかります。嫌なムードが漂います。
しかしそれをあざ笑うかのように、ボランチ福田が「いぶし銀のプレー」を魅せます。ペナルティーエリア内で相手の横パスをカットしたかと思うと、倒されてPKを獲得。それをFWの中島が強烈に決めて3得点目。水戸に引導を渡します。中島は嬉しいこの試合2得点目です。
試合前に多くの新潟サポーターが抱いてた、チームの不祥事に対する不安を払拭してくれるような、スコア「3-1」での快勝です。あぁヨカッタ、ヨカッタ。選手の皆さん、ありがとう!
水戸まで駆けつけたサポーターと一緒に、久しぶりの「勝利の万歳」です。あれ?万歳の列の中にアルベルト監督もいるみたいですね。監督!ビッグスワンでも一緒に万歳しましょう!
監督インタビューでのアルベルト監督です。いい笑顔です。アルベルト監督って、絶対に選手を誉めますよね。ホント、素晴らしい監督です。逆風の中ですが、チームをよろしくお願いします。
アルビは勝ち点3を積み上げ総勝ち点は43、順位は変わらずに5位です。3・4位の北九州・長崎との勝ち点差は4、2位の徳島との勝ち点差は9です。昇格争いはまだまだこれから。次はホームで岡山に勝ち、3・4位に肉薄しましょう!