田中一村の作品が詰まった画集
ダチュラとアカショウビン
赤翡翠 ( アカショウビン )
田中一村が生活し、生涯を閉じた家
一村が大島紬のドロ染をしていた場所
奄美パーク内にある 「 一村記念美術館 」
明治41年(1908)、栃木県に生まれた田中一村は、
幼少の頃から天才的な才能を発揮し、
中学(旧制)時代すでに南画家として知られていました。
大正15年(1925)、東京美術学校(現在の東京芸術大学)日本画科に入学、
将来を嘱望されながらも、病気や生活苦の中で
次第に中央画壇とは一線を画すようになりました。
昭和33年、50歳の時に南の島々の自然に魅せられ、
奄美大島に移り住みました。
紬染色工として大島紬の工場などで働きながら、
衣食住を切り詰め、不遇とも言える生活の中で奄美を描き続け、
昭和52年(1977)、田中一村は、この家で誰にも看取られることなく、
ひっそりとその69歳で生涯を終えました。
奄美大島では笠利町の奄美パーク内にある田中一村記念美術館にて、
田中一村の作品を鑑賞することができます。