嘉麻川橋梁は小竹町と直方市の境界の遠賀川上にかかる鉄道の橋梁で、
遠賀川にかかる橋梁なのに、なぜか「嘉麻川」という名がついている。
田川方面から北九州方面への石炭を搬出する目的で、
明治26年に下り線が、明治42年に上り線が敷設された。
上り線の橋梁は建設当時のイギリス製のものである。
石炭の搬出が行われなくなってからは、
伊田線として国鉄・JR・平成筑豊鉄道が人の移動の役に立っている。
この橋梁の建設に伝染病の流行や、水害の発生、
資金難などがかさなり、難工事であったという。
煉瓦積みの歴史的建造物として、平成筑豊鉄道の名所となっている。
☐ 全長 約221.2メートル
☐ 橋台はすべて煉瓦積み
☐ 鉄橋2本(単線並列)
☐ 運転開始 明治26年2月11日