多良間島の前泊港に入港する 「 フェリーたらまゆう 」
まさか多良間島で観るとは思わなかった 「 競馬中継 」
フェリー内に飾られている女子マラソンの 「 渋井陽子と土佐礼子のサイン 」
多良間島出身で色々とお世話になった 「 知念さん 」
多良間島にある 「 平敷屋朝敏の里之子墓 」
今までいろんな旅をして忘れられない想い出は多いが、
その中でも、今回のお題の「 旅の思い出 」 といえば・・・
多良間島へ向かう船の中で出会った知念さんである。
宮古島の平良港を出て多良間島に向かった。
多良間島はかねてから一度は行ってみたい島のひとつだった。
だから、その先にある島がどんなものか楽しみでいっぱいだった。
そんな多良間島の前泊港に入港すると、多良間島の前泊港には灯台がない。
というのは 「 船舶の入港は昼間しかしないから必要な無い 」 ということだった。
そんな前泊港に着くと、島を探訪するのに歩いて回るのは大変だから、
レンタサイクルか何かを探そうと思って訊いたら、
「 港の近くには何も無いよ。
自転車だったら俺の自転車を貸してあげるよ 」 と言ってくれたのが、
クイントイーストウッド似の知念さんだった。
多良間島の探訪を終えて、自転車を借りたお礼に農協でビニール袋いっぱいの
缶ジュースを買って知念さんに手渡すと、
「 お礼なんかしなくてもいいのに 」 と言いながら島の話をした。
その時、道路沿いにある新しい立派な知念家の墓のことを言うと、
「 うちの墓を見てくれたの? 」 と言ってすごく喜んでくれたのを憶えている。
その時、 「 この人の名前は知念って言うんだ 」 って知った。
その墓の話から、 「 平敷屋朝敏の里之子墓 」 の話に移ると、
「 あそこに行ったの?あそこには、昼間でも地元の人は行かないよ。
入り口に大きな墓が二基あっただろ。
あれは、年寄りだろうが子どもだろうが男であろうが女であろうが、
誰それ構わず入れた墓なんだよ 。 だから、誰が誰かわからない墓なんだよ 」 って言われた。
最初、その大きな墓が 「 平敷屋朝敏の里之子墓 」 だと思って写真を撮っていたが、
新たに 「 平敷屋朝敏の里之子墓 」 を探してから、その大きな墓を
カード内のデーターから削除した。
そんな思い出がある多良間島であり、知念さんである。
知念さんは、「 また、逢いたい 」 と思わせる人である。