火野正平さんが訪れて水を飲んだ「御手洗水源」
そのわきにおばあちゃんが少し写っている。
魚が泳いでいた「御手洗水源」
左の道を火野正平さんが下って来た
ボクが石橋の探訪の途中で「御手洗水源」を訪れたのは、
2012年の4月19日である。
今日の「こころ旅」で ” いや川さん ” に行く途中に
火野正平さんが立ち寄った「御手洗水源」。
ここは約10年前にも訪れており、その時のおばあちゃんに再会する。
とても94歳とは思えない、おばあちゃんだった。
「御手洗水源」は、奈良時代末期から平安時代初期にかけて、
この地で大きな勢力を誇った浄水寺があった台地の下から
清らかな水が湧いている。
この水源は、地元では「浄水寺の池」と呼ばれ、
阿蘇の火砕流堆積物の中を通ってきた水が、台地の下から湧出しているという。
元々の湧水口は崖下にあったようだが、崖に沿って道路が通ったため、
人工的に湧出口が作られたそうだ。
御手洗水源の上にある「浄水寺古碑」
「浄水寺古碑」
奈良時代末期に建立された古代寺院の跡で、
境内には延暦9年(西暦790年)創建の碑、
延暦20年(西暦801年)に建造された燈楼の竿石、
天長3年(西暦826年)の寺領の碑、
康平7年(西暦1064年)の如法経塔があり、
また塔の跡と考えられる礎石郡が残っている。