釣鐘状の形がグスクの匂いを漂わせているウエンニグスクの全景
山の中は潅木と雑草と大きな岩がゴロゴロしていた
安住寺の由来についての説明板
まるでタコの足のように大きな木の根が這っている
ウエンニグスクは、井之川グスクから
県道80号線を200mほど進んだ左側に位置し、
見るからに吊り鐘のような形が 「 グスク 」 の匂いを漂わせている。
グスク内は写真のように潅木や雑草に覆われて大きな岩がゴロゴロとしていて、
それ以外にはグスクの遺構らしき物は見当たらなかった。
そんなウエンニグスクの場所には、その昔、安住寺というお寺があったとされている。
安住寺の説明板には、徳之島の古記録 ( 前記帳 ) によれば、
元丈元年 ( 1736年 ) 薩摩藩主の命により、
井之川に安住寺が創建され、住職として僧玄信が下島した。
この時から徳之島全島民の宗旨が禅宗に改められたとされている。
これ以前にも観音堂はあったが、これが徳之島における仏教系寺院の始まりであった。
以後、10年ごとに 「 宗門札改め 」 という宗旨調べが行われるようになったが、
安住寺は延享元年 ( 1744年 ) に亀津に移され、
この地に寺があったのは、わずか8年と短い間であった。
ウエンニグスクへのアクセス
ウエンニグスクへは、井之川グスクから県
道80号線を200mほど先に進んだ場所にある。
よって井之川グスクを参考にしてもらいたい。
駐車は、ウエンニグスク前の道路の広くなった場所に駐車した。