円小学校の校庭の向こうにグスクが見える
鹿児島県大島郡龍郷町立円小学校
西側の山の裾野からの遠望
深く掘られた堀り切り
中腹にある岩穴
頂部にある10畳ばかりの平場
頂部周辺に囲まれた石垣
石垣は高さは低いがしっかりと残っている
中腹から大きな石がゴロゴロと転がっている
南側の中腹にある大きな岩穴
グスク山の中腹から見た円集落
グスクのある場所を教えて頂いた円小学校の先生
円グスクは、奄美大島の北西海岸沿いの
龍郷町字円集落の東、円小学校の横にある、
標高約80mに立地した石組み、掘り切りの現存するグスクである。
円グスクは、東の高い深山から降下した、
標高数十mあたりから西に舌状に延びる場所を選定し、
高い山との間を掘り切ってある。
グスクの頂部付近には石組みがあり、
一段低い東側平場との間に石段が残っている。
また、山の中腹には大きな岩で囲まれた岩穴が2ヶ所あったが、
何のために使われていたかは定かではない。
この探訪に際して、グスクの場所を教えて頂いた先生に感謝しております。
本当にありがとうございました。
円グスクへのアクセス
円グスクへは、県道81号線を名瀬から大熊方面に入り、
海岸沿いを30分ばかり走ると円集落がある。
その入り口に黄色い看板の円小学校への案内板が立っているので
それに従って行くと小学校へ行き着く。
グスクは小学校の裏手にあたり、
集落から急斜面を300mほど登れば頂部へ行ける。
駐車は、集落の外れの空き地に邪魔にならないように駐車した。