Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

興味ある良心的偽装工作

2008-09-26 | ワイン
昨日は赤ワインを試飲したが、岩場から帰る前に久しぶりに樽だしピルツナーを二杯引っ掛けて帰ってきた。そのあとは用意しておいたレヴァー団子と卵を生地にしたプフェルツァーピッザとジャガイモサラダでリッターリースリングを開けた。

筋肉痛が酷いので散歩に行った。成熟が完了する二週間程先からリースリングの摘み取りを始めるところが普通だが、既にやっている醸造所もある。

それも機械摘みしない普段の散歩道沿いでも手摘みをしている。大抵は農協さんなどなのだが、驚いたことにフォン・ブール醸造所の一級の地所ウンゲホイヤーの南端の下段でも摘み取りをしているではないか。

火曜日に出会ったのが、やはりその横に広がるビュルックリン・ヴォルフ醸造所の散水トラクターだったのである。バイオ・デュナーミック信仰であるからきっと化学物ではなく聖水に違いない。同じ派閥のA・クリストマン醸造所でも熟成までの期間の腐りを心配しているので同じようなお呪い?が行なわれているのだろう。

宗派の異なるフォン・ブール醸造所が早くも摘み取りに出た状況はこうしたところにあるのだろう。勿論、有り余る地所を有するこの醸造所であるから、その葡萄からなにが作られるかは分からない。少なくともウンゲホイヤーを名乗るものでは無いはずだ。

すると、簡単なワインにこれが混ぜられるのだろうか?なんとも興味ある処置である。

今晩は、筋肉痛止めにリッター瓶の残りを、ザウマーゲンブラートヴュルストとザウワークラウトを食事に、飲み干してしまうかも知れない。

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2 コメント

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ワインじゃなく葡萄ジュース (やいっち)
2008-09-26 04:24:19
pfaelzerweinさんのブログに来ると、ワインとか葡萄とかの話題。
で、富山に帰郷して、ふと、何年か前、とても美味しい葡萄のジュースを飲んだことを思い出した。
たまたま帰省した折、親戚のものとドライブして、葡萄畑で出来立ての葡萄ジュースをご馳走になった。
未だにその味が忘れられない。
でも、何処で飲んだのか、肝心の場所が分からない(親戚の者も忘れたって)。
富山でも土壌に苦労しつつワインを作っている農家があるけど、まずはあのジュースの味が恋しいのです。
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ジュース絞り (pfaelzerwein)
2008-09-26 13:52:56
農協さんから情報を得たら分かるのではないですかね。

葡萄ジュースには殆ど印象がありません。葡萄のエグミというか喉に引っかかる灰汁が苦手です。

しかし、食用葡萄とは違う葡萄を育てているとすれば、ジュースとワインは同じ葡萄でしょうね。ワインも醸造の最初の段階は、ジュース絞りですから。

そのジュースの段階で全てが決まるのです。
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