Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

初車旅行の最終準備中

2025-01-24 | テクニック
戻ってきたら充電残量は24%になっていた。32%から8%落ちである。それでも燃料が安ければ入れようと待ちで森の中へも走ったので25km程走っていた。燃料を可能な限り使った。節電方法は漸く身についた。

その森の中でボードコムピュータでpdfを開く方法を確認した。オンラインでアップロードして開く方法だ。必要なpdfはグーグルドライヴにアップロ―ドしておけばよい。ドライヴと称しながら何故か15GB無料クラウドのように使える。まさにドライヴに使うのだが、よく分からない。

問題は安定してオンラインで無料変換可能なサイトを見つけることだ。それさえあれば楽譜でも読める。運転席から覗き込むのは斜めになるので、プルトを二人で別けあっているような感じだろうが、慣れていないので若干見辛い。

週末には楽譜はないが、ハノーファーの劇場のプログラムがあったのでDLして更にドライヴの方にアップしておいた。pdfが読めないというのは重要な情報を失う。スマートフォーンでは読めるがやはり小さ過ぎるとあまり使いものにならないこともある。

残念乍ら燃料は入れられなかった。ハイオク燃料の価格に慣れていないのでここぞという価格の決断がつき難い。金曜日の午前中までに満タンにしておきたい。出発の時に擦り切れ一杯にしたい。それがハイブリッドで適うようになった。その数キロの走行分は最後の充電で補って出発前に初の90%迄にあげる。そして出発する。

燃料は残り10%を切っているので、5リットルは残っていることになるが、90%以上をハイオクタンにすればそこそこの燃焼効率は得られると思う。なによりも燃費がよくなれば、復路の給油に余裕が出来る。

もう一度給油と走りに車を動かす。その序に初旅行前の最終の車輛準備を整える。可也多くのパスワードなどがあって、躓くものもあるかもしれないが、ある程度の使いこなしはしてみたい。

その他では助手席からの走行ヴィデオのテストもしてみた。固定方法が曖昧なので、揺れて仕舞い、いい映像は難しいだろうが、何かは録画できそうな気はする。音が結構録れるので、それは逆に車内音として気になる。車の静寂性と裏腹だ。

車内音ということではやはり遅い速度では振動音が無くて、四気筒のエンジン音がチョロい。その音は試乗の時からの批判点となっていたが、アウトバーンでは目立ちにくい筈だ。恐らく電気で走れるところにエンジンの音作りのしわ寄せがしているのだろう。これも長いアウトバーンでどのように感じるか。特に復路の最後の250km程の高速運転でどれぐらいの静粛性を保てるか。

往路もチェックイン時刻より少し早めに行ってもオーナーに会えば問題なさそうなので、これも日程からの無理を防げる。「これから国立劇場に行くけど、急がないと駄目かな。」と話すだけで多くのことを理解して貰えるので、お互いに都合がいい筈だ。



参照:
間隙を縫って稼ぐ 2025-01-10 | テクニック
環境音への考慮 2024-05-03 | アウトドーア・環境
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マーラーの音楽の普遍性

2025-01-23 | 文化一般
承前)ユダヤ主義とは、宗教に限らず、文化的伝統だと響きますが。

それは聞き過ごされるものではないです。マーラーは総じてユダヤ的な音楽を書いたとする者がいますが、これは誤りと考えます。なるほどボヘミヤの少年時代に舞踏音楽隊から耳にして、一生懸命になったクレッツマー音楽の要素は確かにあります - 例えば第一交響曲の管楽音楽ですね。然しそれは創作の方法論であって、ユダヤ的ではなく普遍的なものです。

言われるように、個人的にユダヤ教とは無関係だとして、その音楽文化にも無関係と?

それも無関係。ソヴィエトでは私たちはユダヤ人であることひた隠すための全てをしなければいけませんでした。いつでもどこでも反ユダヤ主義をバスでもスーパーでも映画館でも耳にしました。非常に不愉快でした(注四)。勿論両親は私達がどこから来ているのかを思い起こさせました。然し生きたユダヤ音楽文化に触れる機会はなかったのです。

それを残念に思いますか?

勿論ですよ。きっといつかそれを経験することになるかもしれません。ただイスラエルにいる時だけは、自分はユダヤ人だと感じます。イスラエルにいるユダヤ人とは全然違うとして。

もう一度フォア―ベルクでの教育やヴィーンへと戻りましょう。指揮者教育で一体何を習ったのでしょう?

先ずはそこで指揮の技術があります。これは重要であり、しかし最初の二コマ三コマのあとでその技術を理解します。指揮とは実践によってのみ習う。管弦楽団の指揮台で始める訳ではありません。フォア―ベルクでコレプティ―トで可能な限りありとあらゆる楽器のピアノ伴奏で、お年寄りり合唱の指揮で、やらせて貰った実践で学ぶのです。ヴィーンに来てからはそこの大指揮者の練習訪問が加わります。残念ながらカラヤンとかバーンスタインを体験することはなりませんでした。それでもアーノンクールやアバド、ムーティのそれから信じられない程沢山のことを学んだのです。

例えばどんな事を?

既に自分自身指揮者としてメトで振った時のことですが、ムーティがヴェルディ「アッティラ」の稽古をつけていました。全ての練習を見学して、どのように音楽を身近にしていくのかが興味深かったです。どのように彼が、全てを歌に戻って、リズムの網糸に、そのフレージングのエレガンスに還るかです。言ったように、指揮者実践であって、理論は役に立たない。(続く)


注釈四、十五年前のインタヴューでは崩壊後のアンチセミティズムについて語っていた。則ちソヴィエト時代には水面下に抑えられていたということなのだろう。東独でも比較的容易に逮捕されていた様であるから、その治安の在り方が変わったのだろう。



参照:
インタヴュー、時間の無駄二 2016-07-24 | 歴史・時事
夜の歌のレムブラント 2022-10-22 | 音
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ルーターの取り外し

2025-01-22 | 生活
電話回線が一つ無くなった。ここワイン街道に住むようになってから最初の電話番号が入っていて、FAX番号もそこに乗っている。前者はただ唯一電話帳に載せている番号で、今でも昔の友人はその番号しか知らないだろう。それでも実際には電話が掛かっても何年前かに一度出たぐらいで鳴らしっぱなしである。殆どがわけの分からない番号から掛かってくるからだ。

流石にFAXの宣伝も来なくなった。それでも時々お役所などに急いで送ることはある。前回は税務署、その前はボンの連邦共和国法務局当てであった。それはキャノンのスキャンコピー機についているので、それが動いているうちは使える。その番号は四桁しかない。もう一つは五桁である。だからとても憶えやすい。当時はまだ人口が少なかった。

昨年末に携帯電話契約に伴って解約申し立てた。理由はその価格を携帯契約に回したからだ。携帯契約を長らく見送っていたのは、自動車電話での使い方が定まっていなかったことにもよる。

そして漸く月曜日に朝に回線が切れた。そこでそこの二つの電話番号をこれからも使用するもう一つの回線に組み入れることにしていた。早速ネットを調べると、AIによって引き回される電話を掛けないでも、移行する申し込みが可能なのを見つけた。

同じ局番の中で、例えば親が亡くなったりした場合にその番号も受け継ぐとかがあるらしい。その他事業所の番号を個人にしたり、その逆など、また借家へのとかもある。個人から法人へと実はあまり正確ではないのだが、どうせ同じ口座からの引き落としなのだが、移行にして申し込んだ。つまり解約して浮いた番号を譲渡されることになる。

早速不要になるルーターを外した。そこで気が付いたのは、電話回線は二本分しか新しい方にもソケットがないことを発見。一つのFAXにはコードが必要で、既に一つ埋まっているのでどうしようかと思った。然し通話の回線はWLAN対応とデジタル電話だけなので、電話番号が二つ増えても問題ないことも分かった。早速メールで申し立て受け取りの連絡があって、48時間以内にとあった。

手早く走りに出かけた。外気温は摂氏2度ぐらいだったが、洗濯の関係で手袋無しで走った。冷え冷えとしてかじかんだ。痺れた。こういう時はドアを開けるとハンドルが温まっているのがいいかなとも思った。それでも下りには指先まで血が廻って熱くなっていた。するとやはりそんなものは運動後に入らないと思った。精々宿から外に停めてある車に乗る時だけだ。それでもガラスの曇り止めの方が重要。

充電量は45%から40%迄で抑えた、どんどん少なくなってきている。理由は分からないが、走行の仕方がよくなったのだろう。時間を空けずにモードを切り替えれるのが節約走行になっているのかもしれない。これで水曜日と金曜日には走るとして、その間に燃料を満タンにして、あとは80%迄充電した電池で走行して、金曜日夕方から最後の充電を90%迄すればよいだろう。土曜日の出発は9時頃になりそうなので、それに合わせて充電を終える。車も予め温めておく。



参照:
年末年始のアドミン作業 2024-12-23 | 生活
お試しのギャラクシー 2024-12-19 | 雑感

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街中の青年様式の退廃

2025-01-21 | アウトドーア・環境
承前)ブルックナー交響曲五番でシーズンを始めましたね。そして5月にはマーラー交響曲九番を指揮されます。嘗ての指揮者はブルックナーかマーラーで専門化していましたが、それに関してはどうですか?

自分自身の出自や教育、そして成り立ちから、マーラーは身近な存在でした。然し私の第二の故郷は私にブルックナーの眼を開かせてくれました。青年として大都市圏ではないフォア―ベルクでオーストリアに出合ったことからです。つまり、ヴィーンだけでなくて、フェルトキルヒでブレゲンツで、ホーヘネムスで過ごしました。

ブルックナーも地方出身。

それは作品に聴きとれます。彼の交響曲は峻厳な音楽的風景です。谷あり、山あり、雪壁あり、雨があります。それは、フォアーベルクのあたりを、そしてそこの人達を知ることでより分かるようになります。学生自分に、しばしばその山に行き、小さな街々を知りました。それは帝都ヴィーンとは全く違うもので、即ち自然に根差した素朴な変わらぬ世界です。ブルックナーを指揮するときはいつもそのフォアーベルクの時間に想いを馳せます。

ヴィーンのブルックナーやマーラーの伝統にどの様な感じで触れたのでしょう?

ヴィーンの響きと楽友協会黄金のホール、そして国立劇場の間には特別な関連があります。其処のはたはたと胸騒ぎのする鳥肌の立つような豊麗で正常心を乱すサウンドです。数えられないほどのマーラー作品を体験して、勿論幾らかのブルックナーも聴きました。そこで音楽を浴びると、徐々に解ける決まった音楽の姿を得ることになります。楽器の声部が、音楽の糸が、ハーモニーが絡み合うその姿です。それは響きの中にある街中で出合う青年様式の退廃です。それは丁度マーラーの演奏会後に分離様式を通り過ぎるようなものです。若しくはマーラー自身が音楽監督だった国立劇場は正統的な場所であり、そこが源泉であるということです。

マーラーの固有性に関して取り分け何か語り掛けるものがあるでしょうか?

彼のユダヤ主義に関しては取り分け関連する私自身には大きな意味合いがあります。それに関しては、幼少•少年時代のソヴィエトでの私の家庭ではユダヤ主義には無関係でした。その慣習や祝日なども祖父母や曾祖父母から知っていただけです。宗教的な結びつきが持てなかったのは残念です。マーラーの音楽に感じるそれへの憧れがありました。その宗教も告白的なものではなくて、俗にあるそれが、マーラーの例えば「精霊を呼び起こす」交響曲八番におけるように、彼の作品の至る所に見つかります。

マーラーの感性一般をどう身近に感じる?

マーラーには自分でも感じる疎外感があります。マーラーのいう「自分自身は三重によそ者で、オーストリアではボヘミア人で、ドイツではオーストリア人で、世界ではユダヤ人なのです。」。この気持ちをソヴィエトからの移住者である私は知っています。(続く)



参照:
実存のそのピクニック 2021-10-05 | アウトドーア・環境
鳴り響くユーゲント様式 2022-02-18 | マスメディア批評
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模索する運行計画立案

2025-01-20 | 雑感
来る週末の天気予報は好転した。降雨は早まりそうで、気温が上がりそうである。観光日和ではないかもしれないが足元が悪くないのがなによりだ。運行計画ではないが、若干具体的に考えている。

往路は慣らし運転なので、高速では走れない。この機会に省エネ運転を試みたい。先ずはハイオクタンを足して満タン50リットル、充電率90%で出発する。街を出たら直ぐに充電維持モードに切り替えて走る。道中どこかで渋滞に巻き込まれたらハイブリッドを試してもいいかと思う。目標は宿に到着で50%維持ぐらいか。

最高速度は時速140kmまでで、ハノーファーまでは総計すると往路80m程下りなので、ガソリンをどれぐらい消費してどれほど残せるか。距離からすると400m程上方のミュンヘンよりも120kmほど遠いが、高度差は俄然小さい。渋滞などを電気を使って上手く熟せたならばある程度の残量が期待できるのではないか?

それで、宿駐車中と復路にどの程度の充電残量を得れるか。今後のとても参考になる数値となると思う。勿論充電維持モードでの走行性能も吟味したい。そこには回生エネルギー量の大小が含まれて、今後複数日の外泊をする時の充電の必要性が初めて検証可能となる。

宿を出発する時点での充電残量で、帰路での燃料補給の量や場所などが検討される。原則的には帰宅時に二桁の残量があれば御の字で、車庫入れで零になっても直ぐに充電に入れるので構わない。

復路のアウトバーンでは現在の走行距離からして、時速210kmの装着冬タイヤ制限内での高速走行を初めて試せる。その時にハイブリット走行でどの程度の消費と回生があるのかを検証したい。走行性能に関してはほぼこれによって最高速域を除いて判定可能となる。既に試乗では分かっているのだが、性能や燃費などの検証は出来ていなかった。

その他の検証では、半自動運転などのシステムを最大限生かして、どれほど楽に運行可能か、安全性が長時間運転で下がらないかなど、休憩の取り方や食事の仕方を含めての試金石となる。

インフォテーメントシステムに関しては、なによりも車載のWLANが絶えずオンラインで安定するかどうか。アウトバーンはトンネルも含めて完備している可能性があるが、山道などではどうなのか。DCHも時々流してみて、状況もみたい。復路では時間と充電残量があれば郊外でのピクニック時間を取って、そこでの居住性なども興味深い。

その他の調整ではノイズキャンセラーを使っているときの電話の受け応えとか、細やかな使い勝手の検証となる。宿泊地でのパン屋へのナヴィもどちらのシステムを使用するかなど、恐らくグーグルマップへの目的地入力など、旅行中の限られた時間での無駄な時間を避ける方法など、場合によれば駐車料金なども車内から支払方法の使用の可否なども調べておく方がいいかもしれない。



参照:
ここらでなるか無重力 2025-01-19 | テクニック
パッドする為に 2025-01-06 | アウトドーア・環境
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ここらでなるか無重力

2025-01-19 | テクニック
一日中冴えない天候だった。陽射しがなかったので零度を前後した。時刻も早めだったがワイン地所でのしつけの仕事以外は、常連さんしか散歩に来ていない。今回は出がけに51%から車庫入れで45%と6%の消費に止めた。やはり走り始めの暖房は大きいようだ。運動していなければ直ぐに暖かい方がいいのだろうが。

今回インフォテーメントシステムで試したのは、アンドロイドカーでいつも表示されるグーグルマップが起動したことがないので、スマートフォンの方で先ずは起動させた。初めてだったようだ。以前はタブレットで無料のソフトと両方を旅先で使っていたが、今回は初めてボードのモニターでそれを表示した。二種類のナヴィを使うことになる。

その他もギャラクシーからスマートシングスとかが表示される。これはガレージのドア開閉など自宅の電化製品を動かせるスマートグリッドシステムの一貫のようでグーグルとの共同開発らしい。事務所でもあれば使い勝手がいいのだろう。現時点では自宅のライトぐらいでそれほど有用ではない。さしあたってはネット経由でNASへのアクセスをどうするかぐらいの検討になる。

その他ではスポティファイが無料と分かったが、お友達のを車中で聴いても仕方がないので、あまり使わないだろう。記憶というのは思い起こしを口で記憶させておけば知らせてくれる機能で、長いドライヴの時は時計を見ないでも知らせてくれるのはいいかもしれない。

土曜日はベルリンからのDCHストリーミングがある。バーバー曲はケネディの葬式で演奏されたかでとても有名曲だが、既にコロナ期間中に演奏されている。大き目の編成で演奏されるのだろう。グバイドリーナ曲はこれもオクサーナ・リニブがコロナ期間中に初演した曲でヴィーンからストリーミングされた。グバイドリーナ曲では一昨年にエンゲル指揮でボッフムで完全演奏したソヴィエト時代の初期の作品が興味深かった。その当時初訪日の時にも前に座ったりで馴染みのある作曲家である。そして、ラフマニノフのオペラ「フレンチェスカダミーニ」も楽しみだ。この作曲家のスペシャリストのペトレンコが今後ともオペラ上演指揮をすることがあるのかどうか。

既にフランクフルターアルゲマイネ新聞でもそのラフマニノフは大絶賛となっている。個人的には復活祭で接した歌手のズルムスキーの歌唱であるが、恐らく息子の嫁さんと恋に落ちるお舅役の心の影を見事に歌っている様だ(息子の方だった)。最初に接したのはコロナで舞台化が中止になった「マゼッパ」であるが、そこでは俯き気味にいま一つであったのだが、「スペードの女王」での舞台は演技共に見事であった。今回も控えめに名唱を披露しているらしい。これらを全てただ券で観れる喜ばしさよ。

一週間先の旅行の前に、週末にも昨年から懸念の一仕事を片付けておかないとすっきりしない。やはりどうしても雑用に追われて平日には出来ないことをして仕舞うことになる。お勤め人でないから仕方がないのだが、するとまた月曜日に疲れが感じられるということになる。予想以上に陽射しが出るのが遅れて、その分月曜日に回すことになる。12月の暖房消費が同規模平均家庭を越えて昨年より46%多かった。11月の三倍以上だった。急激な冷えもあったが、小まめに要チェックである。まだ取り返せる。



参照:
新制作二日目の狙い 2022-04-14 | 文化一般
スマートフォンへの移行 2025-01-02 | テクニック
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時間経過で熟成する表現

2025-01-18 | 
承前)例えば?

最近ではドヴルォジャーク交響曲七番二楽章の最後。静かに終わるのをいつも願ってましたが、練習で其処を逐一やる時間が無かったのです。それが最後の演奏会で、思っていたよりもそれも美しく突然為されたのでした。

時間経過の影響はどのようなものでしょう?

表現は熟成します。練習で二日しか時間が無く、それは多くはありません。演奏会から演奏会へと管弦楽団は作品を大きく成長させていきます。一つのプログラムを度重ねるツアーの終わりでは、そうした忘れがたい時がやってきます(注一)。例えばスメタナの「我が祖国」はとても難しい曲で粉骨健闘していました。先ずベルリン、プラハで演奏して、更に昨秋にはツアーで演奏。最後のロイヤルアルバートホールでの演奏会で、跳躍がありました。それは特別な一晩で、管弦楽の質と熟達、そして僅かばかりの幸運が重なったのです(注二)。つまりやり遂げると感じることもあれば、疲れてやれるだけをやるということも、その点でロンドンでは全てが叶った。

その全てとは、表現、技術、美ということ?

…音響、有機性、完璧、熱狂、感受性ということ、そして指揮者と管弦楽団でのハーモニー(注三)。これらは必ずしも完璧に同時に得られず、それは記憶に残るようなものとなりました。

演奏会では練習と異なる事をどれほど試みますか?

実際、毎晩あれやこれやと違います。どのようなことが上手くいくかなどにはあまり配慮しません。それはいつも私達への大きな期待を以てということの裏腹です。そうした期待は上手に熟していかなければいけない重圧でもあります。いつも演奏会で思いの儘に運ぶということはなりません。まだ上手にやっていくことを習わなければいけません(注四)。恐らくそれは危険を冒してやる時期だということでしょう。(続く

さてここからブルックナーを終え、マーラーの九番への今後の活動への橋渡しとして、それらへに向かう立ち位置を、今迄のプロフィールから自らが語っていく段落へと移行していく。

注釈一、最初の日本ツアーでの東京での最後の「英雄の生涯」の仕上がりにペトレンコらは大変満足していた。
注釈二、個人的にはその前のルツェルンで聴いてその見事さと更にの熟達を期待していたが、放送では収録の音響的に粗さを感じていた。
注釈三、まさしく最初の音響こそは舞台の上でか、マイクの収音かということでは判断が難しい。例えば弱音なども私が知るあの会場でのライトに照らされて立ち上る音響はマイクでは収録しがたい。
注釈四、まさしくペトレンコがミラノで示したその上手に波を作って軽々しく振ったそれのことを意識しているだろうが、ベルリンの交響楽団での実際はこれからだろう。



参照:
描き切れない普遍的価値 2024-09-01 | 文化一般
美しい響きをお土産に 2024-08-30 | 音
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用足せるように思うが

2025-01-17 | 生活
走りに行って戻ってくると52%、車庫入れして51%へと残量は減った。僅か4kmであるが、5%減で比較的少なかった方だ。若干エンジンを回した感じがあるので、その影響が大きいかもしれない。外気温も摂氏3度ほどに上がっていた。

今回の課題は、部屋にあった蛸足三脚を使って、スマートフォンで走行映像が録れないか設置を試してみた。前車の最終段階で記念にと思って通常のカメラで試したのだが、重くてヘッドレストに固定できなかった。今回はヘッドレストの形状がしっかりしていて、固定が出来た。少々の「世界の車窓」からの撮影は可能と分かった。荷物さえ少なければ、ハーメルン近郊やアウトバーンでの高速運転撮影が可能かどうか時間があれば試してもよい。

その他旅行関係ではやはり充電ケーブルの整理となる。先ずはノイズキャンセルイヤフォーンがひじ掛け下のセンターボックスに袋ごと入りそうなので、そこに入れっぱなしにしておこうかと思っている。要らぬものを積まないが今後のモットーであるが、重量もなくそこでしか本格的に使わないので、常駐があるべき姿だろう。そのボックス内にC型USBが2穴あるので、旅行中使わない時に挿しておけば困ることはない。もう一つはランニング用GPS時計の充電ケーブルにも使える。SSDも繋げておけるので自分自身だけでも多い時は同時に4穴ぐらいは使うことになる。全部で6穴はそれほど多くはない。

四つ余分につけて400ユーロ程のオプションとなったのだが、特に後部座席などに二つあるだけで旅行中の人を迎えに行く時などには喜ばれるだろう。同時にWLANに入れるので、排除した後部座席温度調整やヒーターなどよりも喜ばれるに違いない。助手席からも前部ボックスはあまり触っては欲しくはないので、ひじ掛け下を使って貰うことになるか。

先日フラッシュ撮影した時に気が付いた魔法瓶の蓋の茶渋。これを塩素系で脱色した。一時は匂いが嫌で酸素系しか使っていなかったが、塩素系に戻るとその効果の差に驚く。そしてついつい指で触って仕舞うので親指の先が割れて仕舞った。然し子供の頃にプール前に浸けられていたのを思い出して、収容所かと思う。そういえば蔵にはまだ進駐軍が使ったようなDDTが隠されていたのを思い出す。蓋は浸けておいて濯ぐだけだったが、栓とか中は擦る必要がある。古い電動歯ブラシを使う。使い果たしたブラシが無くなったら新しいのが欲しいぐらいに効果的である。

SSDと同時に届いた折り畳み型買い物籠。開けて組み立てて先ずは小さいと思った。通常のスーパーの物のようにごつくもなく、底も貧弱だ。16ユーロは高いと思って「中華の塵」と書いていた人の気持ちはわかる。失敗したかと思ったが、整理して入れると意外に量も入り軽い。然しビールの缶は買い忘れた。底が抜ければ被害は出るが、メーカー自体は中共で立派なトレーラーを造っている製造業なので、最低の品質基準はクリアーしているのではないかと思う。

20リットル入るが、スーパ―のそれのように30㎏保証はない。精々8㎏迄ぐらいだと思う。それより重ければワゴンを使うしかない。経年変化でどこ迄無事故で使えるかである。地面に置かない、車からそれ程遠くまで運ばないならばこれで用が足せるように思うのだが、さてどうか。



参照:
解析にはそれなりの経験が 2025-01-15 | 雑感
機動性への事始め 2025-01-11 | アウトドーア・環境
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新春放談の管弦楽団指揮者

2025-01-16 | 文化一般
新年にあたって、ペトレンコの内輪のインタヴューが出されたようだ。シーズン途中で、本年の計画や指揮者としての心構えなどがその経験からも語られている。

五年間を経て、ベルリナーフィルハーモニカーとの時間を長く感じるかどうか?

全くそういうことはなく、その前の三年間もある。それでもいつも新鮮に驚きをもって最初の日のようである。長い関係で各々が感慨を持つような関係にはならないと思っている。お互いの協調関係は双方向なものだと感じている。いつも絶えず新たな要請を引き出す様なもの。

その要請で一体なにが生じるのか?

私自身からは管弦楽団にいい意味で限界まで探ることを要請しなければいけない。それは楽な領域から離れて、極限まで探るということになります。演奏会では一歩下がるということもあり得る。然し基本的には管弦楽団の尽きぬ潜在力を引き出すことが、最重要課題の一つと考えています。

同じく管弦楽団があなたから引き出すという様に?

表現に各々が全てを賭けるものでということ。一つのフレーズをどのように演奏するかで様々な見解がある。時間を掛けて為そうとする者、効果的に処理しようとする者。多くのオファーを受け取って、それを総譜の形に添って一つの形にしていかなければなりません。

管弦楽団の想いがあなたの想定するものと異なったらどうしますか?

練習に向かう時に悉くはっきりさせて挑みます。そうしなければ偉大な奏者の前で敗北となります。そこで合成されます。楽員の意見を入れるとして、練習で話し合います。打ち込む者ほど、より満足感も感慨も持つようになる。出来ることを示す可能性を持つことに自分自身の価値観を置きます。それを作曲家が授けたものに結びつけることです。

楽団を限界まで持って行くのに定まった技術があるのか?

楽団員を挑発するように試みます ― 特別な楽団であるということを絶えず意識させます。どのプルトにも才能豊かで輝きのある楽員が座っています。それを引き出すことこそが使命だと感じています。総譜から、作曲家の意志をまだまだ多く引き出さなければいけません。練習に挑んてよく言います、「あなた方の潜在力から一歩安全なところでいてはいけない」、そこに楽員は意欲付けられていきます。

今迄の協調関係であなたの理想とする演奏となったことがありますか?

それは、ある時は練習で、ある時は演奏会であります。奏者から大変多くの期待をしていて、それは反対方向と同じようにです。それでも私の美や統一への期待は未だ上回るということになります。それはある個所で完璧ということではなく、それは作曲家の要求、奏者の可能性を網羅するということです。仄かな幸福の時で、勿論毎晩体験できるものではないです。(続く



参照:
Kirill Petrenko über seine Arbeit mit den Berliner Philharmonikern, DCH, Januar 2025 
ドライには戻れない 2024-12-04 | 生活
決して邪魔させてはならぬ 2025-01-01 | 文化一般
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解析にはそれなりの経験が

2025-01-15 | 雑感
どうやらブログのアクセスが開通した。本年初めての完全投稿となる。この間も基本的にはハノーファー行への準備を進めてきた。来週の事になる。インフォテイメント機能は未だ完全把握はしていないが、今回の旅行には十分な準備はした。まだまだ切り替えたり即座に出来ないので危なっかしいが、重要なのは異なる安全運航の把握である。

慣らし運転は復路で終えることは確実なのだが、宿から日曜日の午後を地道をハーメルンを通って走って、アウトバーンに乗る頃には慣らしから本格的な高速運転に入りたい。冬タイヤの限界時速210kmへとゆっくりとした加速が出来ればいいと思う。時速140kmを上回ることでアウトバーンは一挙に走りやすくなる。ニーダーザクセンからヘッセンへの走りは時速190kmまで余裕があれば十分だろう。フランクフルトからの帰路に若干タイヤ限界まで走れれば、試乗車で運転した時との比較がしやすい。燃料がどの程度余っているかにも拠るが、給油の必要性も見ながらハイオクガソリンで綺麗に慣らしたい。

今回の公演の音楽も一昨年にも書いていたが、兎に角難しい。表面上はフリージャズの様でしかなく取り分け無理なコード進行もない様に思われ、ミニマルのように緊張を強いられることもないのだが、複雑で構造が分かりにく。リズムの動きについていけないということで思い出すのはペトレンコ指揮のマーラー交響曲七番で、なるほど作曲者が優れた音楽家であるときにあり得るかと思う。その意味では、今回の公演でもう少し踏み込めるようにはなるだろうが、今日のグスタフ・マーラーとミヒャエル・ヴェルトミュラーは呼べるかもしれない。共通点はやはりそこからの音楽の心理ということでの明白性だろう。同じようにブラックメタルのガンターが今日のブルックナーとすればその相違は明らかだ。

追々、少なくとも二種類の放送録音をアップサムプリングにして、新たに購入した携帯ストレージの中にコピーしたので、それを繰り返し繰り返し聴いていくしかないと思っている。もう一つはシュピルバークの2005年作「ミューニック」の内容を把握しておくことだろうか。1972年のテロ事件は知っていても、その背後は事件のその当時の報道以上にはよく知らない。シュタイヤーの演出自体も突き放した視点からというからにはその辺りも把握しておく必要はありそうだ。

給油に13km走らせた後残量は64%になっていた。ほぼ同じ距離をバイパスを通って違う方向へと走らせたら56%になった。坂を上る必要はなかったのも大きいだろうが約半分の消費である。

興味深いのは左後輪のタイヤ圧が今度は5kPa増加していて、上限を超えている。前輪も両方とも5kPa増えている。気温による誤差もあるだろうが、陽射しのものと時速80km程迄の速さで走ったことで温まったのだろうか。アウトバーンでどれぐらい上昇するのかも興味深い。

センサーが沢山ついていて、監視可能なのも嬉しいのだが、それだけにたとえそれが誤差の範囲としてもその意味を解析するにはそれなりの経験が必要になりそうである。



参照:
エントロピー制御の作曲 2023-12-26 | 音
鏡を翳す様な仕事ぶり 2025-01-13 | 音
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最初からの期待の程度

2025-01-14 | 文化一般
ストレージが届いた。予想以上に軽く扱い易そうだ。太いコードがついていて、その上に無理なく立つ。既に二種類のオーディオファイル6GBとヴィデオを20GB以上コピーした。全部で30GBほどを使った。転送速度はとても早く数分かからない。

週末に日本で最も有名な独逸のワイン地所シャルツホーフベルクのリースリングを開けた。2012年物でこの醸造所としてはまだ初期のグローセスゲヴェックスであって、購入する時からそれ程期待していなかった。なるほど万人が飲んでも美味しいとしか思わないワインで、風味もあって悪くはないのだが、その一等地にしては全く構成感もなくて、VDPのテロワールを活かしたグランクリュとしては物足りない。なるほどエゴンミュラーの様な甘口ではないので食事にも合わせやすいのだが、奥行きがないとなる。当時はミュラーさんのところで一緒に会食などを頻繁にしているオーナーも醸造蔵親方もなにも分かっていなかったのは確かである。

私がそこに通い出したのもそうした醸造の仕方の是正へと影響力を行使するためであって、現在は真面なグローセスゲヴェックスへと品質が上昇してきている。昨秋はこちらにもゲストとして招かれていたようだが、忙しくてオーナーに挨拶しに行く事もなかった。顔を見たら嫌なことを言われると思うだけだったかもしれない。

80%迄充電したので、先ずは走りに行ってから燃料が安くなるころにスタンドに向かった。外気温は氷点下だったので、戻ってきたら64%迄消費していた。途中で1%回生していたりしたが、ストレージを試すために森の暗闇で30分ほど駐車していたら消費した。その途上で溜まったワイン瓶をコンテナに投げ込み、帰りには安めにE5を入れられたので良かった。来週にはハイオクで初めて満タンにするつもりだ。50リットルであるから、100ユーロにはいかないが、それでも安くはない。然し、同じ量でもハイオクならば長い距離を走行可能と思うので、慣らし運転の終わりにいい回転も期待したい。冬タイヤの速度限界でどれほど静かに走れるかの評価は重要だ。

四輪駆動でも坂を上ったりすると、トランクの瓶が鳴った。トランクスルーのシートの関係からか可也音が通る。前の車はスキー用のスルーしかなかったのでやはりトランクとの遮音は大分異なる。ハッチバックではない程でも便利なだけの妥協はある。仮眠やインフォテーメンとなどすべてを思うように使いこなさない限り、注文の価値は取り返せない。

SSDは若干熱をもつのだがそれ以上には上がらない。そして転送も安定している。ハイレゾ、高画質も全く問題がない。ボードのモニターも素晴らしいと思う。音質に関してはマイバッハの後部座席で使うようにノイズキャンセルのヘッドフォーンしかないと思う。これでハノ―ファ行の道中のメディアは事足りる。

タイヤ圧は、氷点下で一旦後輪は295kPaまで下がり、前輪右も255kPaまで下がった。そして今、又最初のように300kPaと260kPaに戻った。気温だけとも言えず、これぐらいの誤差は走らせても出ることが知れた。高速でタイヤの温度が上がったりした時にまたどうなるのか、走り性能や感覚などに素直に反映されるのかどうかも興味ある所だ。

兎も角、知らない情報が沢山あって、把握して自己消化する迄にまだ暫く時間が掛かりそうである。



参照:
鏡を翳す様な仕事ぶり 2025-01-13 | 音
音楽的な制作の切り味 2025-01-04 | 文学・思想
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鏡を翳す様な仕事ぶり

2025-01-13 | 
ハノーファー行きの準備をしている。最も肝心の制作内容であるが、先ずはヴェルトミュラーの音楽を改めて審査している。エンゲル指揮ではドナウエッシンゲン演奏会での放送録音がある。残念乍ら同地での開催がコロナ禍で中止となって、改めて2020年に百周年記念への演奏会で指揮していたプログラムで「七つの組曲」としたものだ。そのプログラムが改めて「ザブレードダンサー」を〆として無観客で演奏されていた。創作家本人がコロナ時代に反対に活き活きとしたものを書いたとしていた。自分自身が出かけようと思っていなかったので下記の翌年の公演を含めて二つの演奏会のプログラムの関係は十分に把握していなかった。抑々コロナ最終公演での「ボリス」の放映成果から旧友エンゲル指揮の公演に出かける様になったので、SWRの楽団から案内は貰っていても出かけていなかった。
Michael Wertmüller: The Blade Dancer (2020)


どうもオリジナルのプログラミングが無観客のそれになって、フライブルクで収録されて、2021年に改めてフライブルクのスタディオで公開演奏会として行われて、その一部は準備の時の収録が使われて、その他は観客入りで収録されたようだ。

だからヒンデミートなども二種類の演奏が存在しているようで、ここではホリガー作「ヘルマ」、ストラヴィンスキー、ノーノ、ポッペと充実した古典的なプログラムとなっている。

無観客の方は制作録音と同じでとても高品質な演奏となっていて、恐らくSWRの代表的な録音となるだろう。ラングの「イオーニッシェスリヒト」もこれだけ効果的に演奏されると説得力が違う。

一昨年にボッフムで初演を聴いた「シュリマーゼル」は今回の素材に近いとは思われるのだが、音楽劇場作品としては2019年に大成功したバーゼルでの初演「ディオダーティ」の批評だけは読んでおく必要があった。作曲演出指揮と同じトリオ(ミヒャエル・ヴェルトミュラー、リディア・シュタイヤー、ティテュス・エンゲル)による新制作であり、リズムセクションもスイスのトリオ「スティムボート」が根幹を担う。既にその練習風景には言及しした。
Michael Wertmueller - Shlimazl (fuer Sinfonieorchester und Bigband), Uraufführung Ruhrtriennale 2023


大絶賛のその公演もジャズのイデオムを使った音楽劇場作品ということでアロイスツィムマーマンの作品と比較されていて、「ディゾルダーテン」となるのだろうが、その多層性とは別にその扱いを今回の公演で見極めて来なければいけない。正直管弦楽曲の複雑さは、道中でも何回もイヤフォーンで聴き把握に努めなければいけないとは思うが、音楽劇場作品でその作風の背景は明白になると期待している。創作家にとってもそうした明確化が為されるのだろう。そこに仲介者エンゲルの鏡を翳す様な仕事ぶりが音楽創作にも影響を与えるということになるだろう。

その他旅行の準備も整える。気が付いたのはこれまでの宿泊では大きな課題であった充電が車内で解消されることで、ケーブル類が無用に若しくは軽微になることだ。大きいのは今回は持参しないタブレットだが、同じく持ち歩いていた部屋をとりまわす3mのものと複数のUSBアダプターである。勿論下車するときには100%充電のスマートフォーンの為には必要無く、イヤフォーンも必要ならば車内で充電しておけるので、USBを使う必要もない。髭剃りも旅行用のものに充電池を変えたので十分で、厳冬期でも二三日は必要無い筈だ。

衣裳入れに靴も入れるので、その他食料品以外ではお泊りセットと少々の着替えだけとなる。通常のアタッシュに衣裳入れも書類鞄も入るので移動時以外は食料品の籠とアイスボックスのみか。内履きを帰路の移動時にも履けば宿の出入りへの荷物は減る。搬送の時間が半減する。



参照:
律動こそが全ての源 2024-12-15 | テクニック
エントロピー制御の作曲 2023-12-26 | 音
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一部のお客様でアクセスできない場合がある

2025-01-12 | SNS・BLOG研究
2025/1/10 16:40 追記

現在、引き続き調査中となっているのは以下の事象です。

・外部サイトへの共有の際、OGPのサムネイルが表示されない
・記事投稿時に、一部サイトのリンクが挿入できない
・メール投稿がエラーになる場合がある

また、現在一部のお客様でアクセスできない場合があることを確認しております。

現在、多くのお客様よりお問い合わせをいただいており、ご返信にお時間をいただいております。
最新情報はこちらのスタッフブログを更新いたしますので、今しばらくお待ちいただけますと幸いです。

■【暫定復旧】gooサービスにアクセスしづらい事象について
https://help.goo.ne.jp/help/article/2851/

ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。深くお詫び申し上げます。復旧まで今しばらくお待ちください。

https://blog.goo.ne.jp/staffblog/e/a28fd96c4a75faf7c7ecab5ddebddcea?_ga=2.42252133.1334583118.1736636103-1804130608.1736636103
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左後輪の空気圧が⁉

2025-01-12 | テクニック
早朝は零下だった。ベットでも寒かった。陽射しが出るようになって走りに出かけた。脚が厳しい。下肢が固まって仕舞っている。誰にも合わなかった。霜柱は膨らんでいて、対岸の崖では陽射しを浴びて石が落ちだしていた。平素は崩れていないのだが、霜柱で押し出されたものが落下するのは、岩壁に陽射しが射した時と同じである。それまでに上部岩壁に至っていない限り事故となる。

車は充電残量36%から27%で乗り終えた。気温からすればまずまずなのだろう。二度エアーコムプレッサーを使った割にいい方ではないか。少なくともドアを開けると動くエアコンを切っていたので、ハンドルも温まることはなかった。その代わり暫く室内にいるとガラスが曇って来た。この辺りの使いこなしは考えた方が良さそうだ。

今回は充電80%からなので月曜日に車を動かす際までに再充電すると、一番充電池が長持ちする領域で運用することになる。日曜日の夜に充電準備で、中断を挟んで月曜日の乗車前に80%まで上げる様な充電が望ましいだろう。

燃料も残量が5%になったので、そろそろ10リットルは入れておかないといけない。充電と同じように若干早めに動いておいた方が長い目で見てお得かもしれない。今回初めて気になったのは右の300kPaに対して左後部のタイヤ圧が295kPaと5kPa落ちている。これは0.05Barに相当して、摂氏10℃での変化率0.1Bar則ち10kPaの半分である ― 因みに前輪は260kPa。摂氏5度の変化率に相当。運転席側であるから何かを踏んでいたら分かる筈だが全く記憶にはない。旅行前に上げるだけであるが、週明けにもにでも上げといて、様子を見るのも一つかもしれない。これからは気温が下がるので、アウトバーンを走るのであればやはり相当分は補給しておくべきだろう。週明けに零下5度までは落ちそうなので、いい機会かもしれない。

同時に気になるのは洗浄液の不凍液濃度であるが、恐らく摂氏零下18度ぐらいまでの対応にしている筈なので、スキー場にでも行かない限り大丈夫だろう。中期予報では25日頃にそれ程冷える予想は出ていない。

宿泊地での日曜日のパン屋を調べた。小さな店で週末に力を入れている店が車で8分の所にあった。これは試す価値がありそうで、朝からガッツリと買えれば、復路のピクニックの準備を整えられて楽になる。バターとかハム類を持参すれば、じっくり時間を掛けて戻って来れる。珍しく遅い12時30分までの宿のチェックアウトも活かしたい。その代わりチェックインが遅いので、最大冷蔵庫用の荷物を下ろすだけとなる。

復路は体調や天候、交通事情にもよるのだがアウトバーンの内側を走って、ハーメルンからパーダーボルン辺りに抜けてもいいと思っている。時間だけでなくて距離も伸びるかもしれないが、どこかで給油が必要ならばそれはそれでいいと思っている。疲れたら横になれるのがいい。厚いフルコートを持って行けば布団代わりにも使える。



参照:
情報不足で試行錯誤 2025-01-03 | テクニック
間隙を縫って稼ぐ 2025-01-04 | テクニック
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機動性への事始め

2025-01-11 | アウトドーア・環境
就寝前に階下にいく必要があった。そこでついでに車庫に寄った。ハンドルヒーターに関して気になっていたドアを開けた時のエアコンの作動を止めておいた。どう異なるのかは試してみないと分からない。

戻ろうとすると、ボンネットのワイパーの根元に茶色いものを見つけた。谷に停めていた時に振り落ちた葉っぱである。そこには前の車も溜まって、最終的にはクズがこびりついていた。手が届き難く、指も入り切らないので、面倒で放っておく傾向がある。ボンネットを開けて、隙間に入るスポンジを使ってほじり上げた。

エンジンルーム内を含めて合計で七つほどを取り上げた。燃えたりするのも嫌なので、可能な限り回収をする。それにしても最初の灼けた匂いはあったのだが、まだまだ新品のように綺麗である。

前の車の時も最初から必要最小限にはボンネットを開けていたと思うのだが、今回のようにぎっしりと詰まっていると、正直、まだまだブラックボックスである。出来るだけ眼が入るようにはしておきたい。塵はただの塵であるが、そうした目配りが最終的には安全走行へと繋がるだろうか。

タイヤ圧などは通常は問題がないが、駐車位置の斜度とか多くのセンサー情報がボードだけでなく、ネットでも伝わることは得難い。ここまで管理されていると容易には勝手には他人が車を使うのも難しいだろう。

さて試したかったのは、いつも使っているハイデルベルクに留学していた医師が置いていったマホービンの蓋がどこに置けるかだ。ホルダーに入るかどうかをウィスキーカップも試してみた。双方とも無理だったが、蓋の大きい方は、無接触充電場所と鍵置きの間に巧く収まった。急ブレーキとかでは零れて困るだろうが、普通の走行には使えそうだ。

それを確認したので一月もそこに熱いお茶を入れて運べる。発注したカモの籠が後部座席の助手席の後ろの前に床に置ける筈なので、そこにピクニック食料を入れて運転中にも取り出せる筈である。今迄のトウの籠は30㎝以上あったが、今度は25㎝なので余裕だろう。

これで多くのことは決まる。その籠に助手席の足元に置くアイスボックスに入れないもの、水筒以外に乾燥ソーセージ、パンとか握り飯とか、調味料やキッチンタオルなど道中に平らげるものを中心に運ぶ。衣装の問題はまだ考えていないが、着替えの時間だけの問題で、往路はどちらでもよい。気が付いたのは宿での内履きである。これは今迄のが流石に草臥れているので洗濯の価値もなければ放棄して、違う使い古しを使おうかと思う。穴は開いていてもまだまだ散歩やハイキングには使えるものだ。底がしっかりしている方が内履きにも使いやすい。運転にも使いやすいと思う。濡れているところも歩きやすい。これで余分な旅行靴は無用となる。

可能な限り荷物を減らすのが今回の目標である。そこから今後の無宿泊の機動も追及して行けると思う。ここ10年程はそれが出来なくなったのは、夜更けのスピード違反のタ発からだった。アクティヴなナヴィと自動運転、そしてドライヴスルーでの仮眠などを通して、そして何よりも高速で移動距離を延ばすことが最終目的となる。それが今回の新車の目的であり、ハノーファーぐらいは道路条件さえよければ十分に日帰りコースとなる。



参照:
実存のそのピクニック 2021-10-05 | アウトドーア・環境
本拠地でのグーラッシュ 2024-12-14 | 雑感
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