デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



日曜日、雨の中、この季節しか見れない京都市右京区の妙心寺まで沙羅双樹の花を見に行った。


銀盃草(しばききょう)

銀盃草(しばききょう)の花が出迎えてくれたのはいいが、来山(入場)に税別で1500円かかるとは思わなかった。また、一番大きい木の樹齢300年以上の沙羅双樹は枯れているので、花の美しさを楽しむことはできない。だが、沙羅双樹の花をイメージした京都の高級和菓子とお茶がついてきたし、庭を見ながらゆっくりと坊さんのありがたい話を聞き、仏教について考えられるいい機会だった。





沙羅双樹







左下や右下に見えるのは歌の記帳で、訪れた人が沙羅双樹をテーマに何か歌を詠んで書き込んでいる。私も何か書きたくなったので、見開いてみた。以下は、私が書き込んだことと、人様の手による記帳内容である。(名前・学校名はもちろん仮名)

   ***

沙羅双樹
愛でに来たのは
いいけれど
あたり一面
落ちた花々  志津子


来山前
朝風呂浴びた
こともあり
いまの私は
お肌沙羅沙羅
         オペラ座の灰燼 Jun,2006


雨の沙羅双樹がとてもきれいでした。ゆっくりのんびりできました。また来たいです。
          智久
          真由 2006.6
          

京都修学旅行記念 明聖中学校三年一組 34名

    ***

特に目を惹いたのが、最後の「京都修学旅行記念 明聖中学校三年一組 34名」で、いかにも生活指導を担当しているような先生が、力強い大きい字で堂々と書いていた姿が印象深かった。34名の生徒は誰一人いなかったのだが。
ちなみにこの記帳は恒久に残ると後から聞かされた。お釈迦様よ、訪れた人みんなをお救いくださいませ。

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