デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
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夜市。
西班牙彷徨
/
2006-11-04 00:28:22
外国での一番の「壁」を感じるのは言語の違いだと思うが、私の場合その次にくるのは料理である。要するに腹痛を警戒するあまりの壁なのだが、やっぱりまったく別の国にきて、その国の料理を堪能しないのはあまりにももったいないので、なんだかんだ言いながら食べてしまう。
で、食べましたよ。米からなんでも作ってしまうベトナム料理の典型の「ベトナムうどん」のPHO(フォー)を。フォーは朝・昼・晩、必ず誰かが食べているところを見かけたぐらい、ベトナムを代表する料理といえよう。
12000VEN(ベトナムドン)のPHO:ベンタイン市場の屋台にて
これを食べる前にファーストフード感覚で食べられるようなPHOの看板を掲げていたレストランがあったのだが、そこは24000VDNの値段を掲げていた。その他の店も同じような値段だったので、どうせなら安い屋台のフォーを食べたいと思い、適当なところに入ってフォーを食した。
料理については、やっぱり日本であらかじめ調べておくべきだねぇ。フォーの出汁や入れられている野菜とか、また食べやすいフォーを出す店とか、食べ方とか。
ベトナムで初めて食べたフォーで私はおバカな失敗した。画像にある黄色い「漬物」みたいなものを私は日本の「シバ漬け」か「福神漬け」だと勝手に思い込み、一気に口の中に入れて適当に噛んで飲み込んだとき、しまった!と思った。「漬物」みたいなものは、えげつない唐辛子だったのである。私がどれほど涙を流し、汗をダラダラ垂らし、のた打ち回ったかは、恐らく誰も想像できないのではないか…。
そして初めて食べるフォーは「うどん」だけあって熱いわけだし、右に写っているパクチ(香菜)の臭いは私には合わなかったときた。恐ろしいトリプルパンチを食らい、持っていた水は全て飲み干してしまった。
なぜか分からないが、それでも出されたフォーの具だけは一応全部食べた。そしてベトナムにいる間はフォーは食わんと心に決めた。(でも次の日になると、その決心はすぐに崩れてしまうのだった)。
別の屋台のテーブルから
屋台の様子
口の中が辛さでマヒしたような状態のままフォーを食った屋台をそそくさと後にして、別の屋台に移った。口直しにと、日本のお子様ライスを大人風にしたようなチキンの定食を頼み、サイゴンビールを頼んだ。ビールがとても美味く感じたことを、よ~く覚えている。
屋台の裏にて
海鮮物を中心に扱う屋台もある
屋台の通りの裏では夜でもバイクが容赦なし
このような看板が並んでいるところも
屋台の準備が始まるのは大体18:00ぐらいだったことを記憶している。あぁ、もう日が沈むなぁという薄明るい時刻に、どこからともなくテントや調理器具やテーブル・椅子を積んだ屋台車や人力車やトラックが現れ、手際よく準備が始まるのだ。それとともに道路は車両進入禁止となり、通りの入口に柵が設けられるのである。
食べ物の屋台が出来上がる頃には、衣料や雑貨が売っている露店もにわかに活気付いたように思う。何を食べようかとウロウロしていると、「オニイサン、オニイサン、Tシャツヤスイ」とよく声をかけられたものだ。
なんか台北で毎日ある夜市に似ているなと思った。アジアの国々は各々異なる点も多々あるが、共通しているところも少なくないのかもと思ったりした。
ホテルに戻るため「9月23日公園」を通った。平日なのに多くの人がいて、子供も少なくなかった。
9月23日公園
ダーカウで楽しむ人々
上はベトナムの公園でよく見かけた「ベトナム式蹴鞠」である。帰国してから知ったのだがダーカウというらしい。羽にやわらかい軽い重りをつけて地面に落とさないように仲間と蹴りあって遊ぶスポーツだそうだ。晩の8時も過ぎているというのに延々とやっていた。
ホテルの近くにやってきたとき、二人の女性が乗っているバイクが私の目の前で止まって、彼女らは男を誘うメイクと独特の笑顔で私に集(たか)った。無視して歩く方向を変えても、なおも付きまとってきた。さっさと横断歩道を渡るとついてこなくなった。
実際、外国人が多い安宿街のバーとか見ていると、外国人旅行者とともに遊ぶベトナムの女性をたくさん見かけた。ベトナムは社会主義国ではあるが、やっぱり観光都市に見られる性質は存在している、ホーチミンでもそういうことはあるんだねぇと一つ学んだ。
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