花見のごはんと言えば、ロティサリーチキン、
それもベニートさんの焼くチキンと決まっていた。
しかし、毎度の警察のイヤがらせに嫌気がさした彼は、
ついぞ目黒川から姿を消した。
それ以来、花見の楽しみがなくなった。
桜よりも人中り、人の多さに満腹となっていた。
田安門前歩道橋を下りて、
嫁さんの母校へと通じる道を北上する。
青森県会館には当然のように寄るけれど、
この先、どこまで進むのか、まったく決めていない。
サバとか生ものは買えないし、いやはや・・・。
神楽坂下交差点で外堀通りを渡って、そのまま進む。
飯田橋歩道橋を見上げながら、大久保通りを渡る。
すぐに左に曲がって、また右に曲がって路地へ。
活魚料理 三州屋
前職の時に何度か前は通っているけれど、
妙な時間に昼ごはんを食べていたから、
ついぞ食べたことがなかった。
開いていてよかった、そんな安堵。
がらりと引き戸を開けると、けっこうな人。
40人は入れない店内にぽつんぽつんと。
ちょうど席を立ったお客さんの後に座ろうとする、
ああ、片付けた方の・・・
いや、片付けなきゃなんないから一緒だ
江戸っ子なんだろうおばちゃんがまくしたてる。
刺身はいいからごはんだよ、ごはん
いや、その刺身はオレのだ、勝手に決めるな。
ただ、キライではない、
それどころか、むしろ気持ちがいい。
テキトーかと思えば、嫁さんの茶に気付いたり、
夜に来たい、そんな店。
ビールとともに出てきたから、
つまみかと思ったら、コレは定食の漬け物。
けっこう塩っぱい、江戸とはそんなもん、
塩っぱいものは塩っぱい、甘いものは甘い、
いいんじゃない?この程度なら、漬け物だし。
刺身定食(980円)
刺身とはだいたいにおいて、
5mmぐらいにそぎ切りにしたものであって、
コレはどうよ?ぶつ切り?
厚みが2cmほどもある。
マグロの赤身にハマチにメジマグロ。
正直、コレを1人で食べきる自信は5mmほどもない。
赤身はしっかりとした歯ごたえ、
ハマチは〆たてのような歯ごたえ、
そしてメジマグロはトロッとした歯ごたえ。
3種3様の歯触り、味を楽しめるのはスゴいこと。
しかし2人でなんとか食べきれた、
それぐらいのボリューム。
銀むつ照焼定食(980円)
これまた生だった2cmほどの厚み。
てか、かなりのデカさ。
串打ちしてあるから、炭焼きかロースターか?
皮の焦げ具合をみると炭焼きかな?
串打ちの効果はやはりスゴい。
火の入り具合が最高である。
トロっとしながらもしっかりと。
味噌汁がまた強烈。
1人で豆腐半丁?それぐらいの量。
そして、かなり濃いだし味。
ここ数日、四ッ谷で魚を食べつづけたけれど、
ここまで満足したことはない。
桜にゲップを出しそうになっていたのにね。
3/23(土)
東京に上陸して30年なのになあ
嫁さんがつぶやく。
行ったことがないんだよなあ
昨夜、土曜日はどこに行くか?
そんなことを話していたときのこと。
目黒川というか中目黒はかなりヤバい。
そもそも芋洗い状態は年々ひどくなっていた。
さらに、このクールで唯一見ていた「最高の離婚」の舞台、
そして埼玉県民御用達と成り下がった東横線が、
田舎者をわんさか乗せてくるだろうし。
目黒川はやめよう。
武蔵小山から禿坂へと抜けたり、洗足池でもいいし。
ただ、何度も行ったことがある訳で・・・。
朝、目が覚めたら晴れていた、それも青空。
花見日和だけれど、さて、どこ?
昨夜、行き先を決められずにがーがーと。
どうしたものか?
目黒川で田舎者に揉まれるのは勘弁だけれど、
おじいちゃんおばあちゃんのシケインは許せるか?
10時過ぎぐらいに家を出る。
目黒線で永田町で半蔵門線に乗り換えて半蔵門で下りる。
イギリス大使館の横を抜ける。
千鳥ヶ淵交差点
内堀通りを渡って南西方向を振り返る。
イギリス大使館前の桜並木がキレイに見える。
内堀通りの内回り側を北上する。
千鳥ヶ淵緑道
本来は九段下側から進むのが王道。
なので、半蔵門方面にはさほど人がいない。
首都高都心環状線越しにも内堀に向かって枝垂れる桜。
嫁さんは初めてなので、ちょっと興奮気味。
へえ~
ほぉ~
説明する度にうるさいのだ、コレが。
いっそボートに乗るか、なんて甘い甘い。
ココから3~4時間待ちです
マジか?
夜桜になっちまうって、アホか。
おお、コレだコレだ
ボート乗り場の上から眺めると、
映像や画像で見る光景。
まあ、そう興奮するなってば。
進めば進むほど、どんどん人が多くなり、
歩くことが難しくなる。
ソメイヨシノ越しに北の丸公園にある
日本武道館のタマネギ。
そして拡声器で何やら大声で指示を出す声。
よもや・・・母校の卒業式といか学位授与式。
オレが卒業したときは雪が降っていたような・・・。
千鳥ヶ淵緑道を抜けると目の前に靖国神社、
いや靖国通り。
もちろん田安門前歩道橋に上るのだ。
警察官が規制するなかをせっせと上る。
市ヶ谷方面
靖国通りの両側に薄ピンクのベルト。
靖国神社の緑がまたいい背景色。
いいねえ、ココは。
神保町方面
さすがに春霞、というか、曇り?
東京スカイツリーも薄ぼんやりと。
左側に新しい建物・・・東京理科大がなぜココに?
警察官に急かされるので、すたすたと下りる。
スゴいな、初めてだぞ、30年目にして
そう連呼する嫁さんを引き連れて。
3/22(金)
そば屋の出前
出前を頼んで30分、そろそろ?
そば屋に電話すると、こう言われる
今やってます
それから30分、今度はこう言われる
今出ました
それから30分、今度はこう言われる
もう着いていておかしくないんですけど
実態はそろそろ配達準備完了ぐらい。
納期、提出期限ぎりぎり、そんな時につい口に出るのだ、
もうすぐできます
そんなそば屋の出前的な言葉が。
まあ、気持ちはわからなくもないけれど・・・。
水曜日が休みだったから、3日しか働いていない。
しかし、このぐだぐだ感はどうよ?
たいして仕事をしている訳ではないのに。
寒いんだか温かいんだか、わからない。
コートなしで出ようとするけれど、やはり寒い。
慌てて春物のコートを引っ掛けて出る。
富士山はすっかり春物に衣替え。
霞むのはしょうがない、春なんだから。
朝から飯田橋案件をチェックする。
地色をひいた場合、文字色を赤にしたって目立たない。
わかっているのに、安直な方法で手を抜く。
言われた通りにしなさいって、ホントに。
しょうがないので、再び修正依頼を。
問題集のゲラが出てくる。
先にPDFでチェックすると、
何だよ、これ。
定規の鬼と化した月曜日、ブロックごと移動させたけれど、
その上のレイヤーにのせた修正部分をずらすのを忘れている。
内校するって言ったのは誰だ?
担当営業にブーたれるけれど、効かないのだ、コレが。
先週の金曜日、大手町で打ち合わせたコンペ案件、
そのラフが来るハズだった、午前中に。
しかし、そば屋なのだ、コレが。
諦めて13時に会社を出て、四ッ谷方面へ。
三角形の公園はふれあい広場というらしい。
今日はその名のごとく、な風情。
すっかり温かくなり、サクラも八分咲き、
おじいちゃんもお姉ちゃんものんびり過ごす。
外堀公園
四ッ谷見附北交差点、
昨日はアップできなかったけれど、
今日はデータ量を落としたデジカメ、
スマホのカメラの設定をいぢらんとなあ。
そのまま西へ進んですぐ、
嘉賓の向かいぐらいかな?
和食処しん
まだ新しく見えるけれど、オープン2年以上。
20人弱は入れる店内だってまだキレイ。
店主もまだまだ若い、30そこそこ?
カツオ山かけ丼(880円)
カツオとだけ書いてあったから、
初カツオ?おおいいねえ、となって入ったら、
なんとカツオは叩かれていた。
いや、そもそも塩をつけて叩くなんてしないか。
大葉の上にわさび・・・何で?
ああ、山かけだから?
しかし、山芋はあまりない。
おまけに、わさびとカツオって?
分厚く切られたカツオのたたき自体はうまい。
しかし、コレが880円かあ、ちょっとCP的には?
ポーションもかわいいからお金持ちの女性にはいいのかも。
コレだ、という特徴がない、それが惜しい。
上智大学前の堀沿いはホントに八分咲き。
そこそこに人出もあるし、のんびりしたいけれど、
14時からの会議はパスするけれど、
そろそろ1回目の電話をしないと。
メールで催促する、目処を示してほしい、と。
しかし、すぐに返信がある訳ではない。
その間に問題集のゲラを携えて営業がやってくる。
ちゃんとチェックしてから持ってきた?
そんなことを聞けば、もちろんとの応え。
しかし・・・
何だこれは?呆れるようなミスを発見する。
ひょっとすると、前ページチェック?それぐらいのダメージ。
月曜日に修正版を内校してから持ってこいと指示するけれど・・・。
来年、この印刷会社には発注しない、それだけは決定する。
今出ました
16時ぐらいにようやく、その程度の内容。
しかし表紙込みで4ページの企画書は内容がない、
何をどうするのかがまったくわからない。
仮台割りは昨年の物をプロットしただけ。
まったく何も考えられていない。
そば屋の出前どころではない。
準備もなにもできていないので、さすがに危機感。
18時半に行くと告げて、16時半からの打ち合わせに。
新人に仕切らせてみるけれど、さすがにヘタ。
ただ、何事も経験なのだ、多少の失敗はいいだの。
フォローすればいいだけのこと。
18時を過ぎたぐらいで、リーダーと一緒に大手町へ。
1週間前と同じ会話・・・ダメじゃね?
隣のリーダーもそんな顔。
月曜日の午前中に・・・
そば屋には行った方がいいのだ、
当たり前のことだけれど。