ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

オリゼミ2018

2018年04月06日 | 日記

4月5日(木)です。

しばらく投稿を休んでいました。ころんで肋骨を傷めるけがを負ったこと、本の編集作業に集中していたこと。この2つが理由です。2週間でけがの痛みがほぼなくなって、新年度も始まりましたので復帰します。

2日前に入学式も終わって、新入生と一緒に眉山頂上に行きました。この日は温かく、とても良い天候に恵まれました。学生たちは、ロープウェイで、頂上の展望台から市内を望んでいます。太平洋が見えます。

新入生と。みんな楽しそうです。

桜が散り際の美しさを見せていました。頂上から南西面を望むと山が続いています。山の面は花や新芽が入り組んで複雑な色を演出しています。

頂上にはいくつかの碑があります。万葉集に船王(ふねのおう)が眉山を詠んだ和歌があり、それを万葉仮名で書いて刻んだ碑です。船王は奈良時代の皇族です。

森上先生が解説しています。

また、こんな碑もあります。実は、最近この碑の存在に気付いたので、学生に紹介しました。「明治天皇聖徳仰碑」です。この上には東郷平八郎の書が彫られ、下には明治天皇の御製歌を田中双鶴先生が書いた書が彫られています。田中双鶴先生は四国女子大学の書道コースの創業者の書家で、貫名菘翁の研究者でもありました。

解説版があります。昭和43年に建てられた碑です。

この後、桜の下でみんなでおいしいお弁当を食べました。

昼食終了後にロープウェイで山を下り、春日神社の上にある石碑群の場所で拓本講習会。さらに滝の焼餅でお茶を飲んで帰りました。楽しい時間を過ごしました。

書道文化学科は新たなメンバーを迎えて、さらに進化を続けます。