ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

小星の書展2021 ポスター

2021年07月22日 | 日記
7月22日(木)、海の日で休日です。

9月1日から、美馬市立図書館で始まる「小星の書展」のポスターが完成しました。今年の題字と掲載作品は、2年生の授業内で募集し、数名の提出作品から選びました。

題字は西村美咲さん(福岡県出身)、代表作品は麻植柚花さん(徳島県出身)です。今後、ポスターは県内の各所に展示されます。
作品は、8月31日(火)の休館日に、3年生の悠縁のメンバーが搬入・展示をしてくれることになっています。作品は、小作品を中心に、書道文化学科の1~3年生の皆さんの制作した創作作品約50点を展示予定です。図書館で読書をするついでに書道作品鑑賞もしていただけるので、一石二鳥です。

9月11日(土)には、書道文化学科2年生数名による作品揮毫会が予定されていますので、お近くの方はお出かけ下さい。ご希望の文字や言葉をその場で学生が色紙・うちわ(1名1点)に書きあげてプレゼントします。


「小星」は、脇町にある地名で、中妻さんのお住いになっている地区名です。2014年度からこの地区の施設で、書道文化学科の学生の書道展を毎年実施してきました。数年前、美馬市立図書館がミライズに移転以後は、こちらで書道展を実施しています。

「小星」には、脇町の地名であると共に、実はもう一つの意味があります。それは、四国大学の書道文化学科の学生たちが、日本の書道界や、今後の各地域の文化を支えるスターになることを願い、勉強中の現在はまだ小さなスター、つまり「小星」である意味です。

ですから、上手な書と言うよりは、身近で親しみやすい言葉を書で表現する作品を展示しています。

また、昨年・今年は、コロナ禍の中での実施です。麻植さんの作品に使われている「雨夜の星空」は、雨の夜にも、その雨雲の上には美しい星空が広がっていることを示しています。コロナ禍に苦しむ今の時代もいずれは終わり、安全に暮らせる社会は必ず戻ってきます。そのような安全で美しい社会の象徴が「星空」でもあります。

どうぞ開会をお楽しみに。