3月11日(火)、午後に大学で阿波学
事始めの公開講演会が行なわれ、京都の同志社大学政策学部の井口貢先生と成美大学経営情報学部の片山明久先生のお二人を招いて、地元学と観光に関連する興味深いお話を聞きました。私は司会進行係として参加しました。
井口先生は「地元学と観光文化」、片山先生は「地域文化における旅行者の役割」と題した講演で、いずれも、現在私たちの持っている当たり前の文化こそが実は観光に転用できることを述べられました。
片山先生はもと、近畿日本ツーリストの営業部長から大学の先生になられた方で、3年間は徳島に住んでおられたとのことでした。
二つの講演後は、四国大学のメンバーからの3つの発表が15分ずつありました。まずは須藤茂樹
先生が薬王寺の文化財研究を学生とともに行なった話です。
次は、萩原八郎先生が、美馬市穴吹町での地域文化掘り起こしの実践報告をされました。
稲井由美先生は、自らが中心になって阿波市で取り組んでいる阿波ベジ☆プロジェクトの報告をされました。徳島県は優良な野菜の産地なのに、全国で最も野菜の消費量が少なく、そのためか全国で最も糖尿病が多い場所です。全国最下位脱出のための様々な方策を紹介されました。
いずれも興味深いお話でした。
今後1年間、この学際的研究が続きますので、時々紹介いたします。
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