隔月で行われている某・経済学者のレクチャーに
参加してきました~。
今回のテーマは日本の税金と国家経営についてです。
以下、印象に残ったことのメモ。
気心のしれた人たちのレクチャーだったため、多少過激な
発言がありますが、ご了承ください~(^_^;)
■財源不足について
政府は税収不足、財源不足といって増税を正当化する方向に
動いているが、要は国家経営に失敗したということ。
経営に失敗しておきながら、その穴埋めを増税という形で国民に
求めるとは言語道断。
本来ならば政治家・公務員が私財なげうって穴埋めして、
それでも足りないなら土下座して国民に増税をたのむべきくらいの
もの。
政府は国家運営の失敗を認めて関係者に責任をとらせるべき。
それをせずに、「環境税」「福祉税」等、反対しにくい名目で
増税しようとするのはいかがなものか。
ちなみに、財源については本来、政治家が考えればいいことで
あって、国民はそこまで考える必要はない。
財源がないということを世間にアピールして、増税やむなし、という
方向に誘導しているだけ。
■年金について
年金積立金として、税金とは別に集めたお金が670兆円なければ
ならないはずなのに、これが130兆円しか残ってない。
年金積立金は税金ではないので政府が勝手に使っていいものでは
ないはずなのに、なんと540兆円が勝手に「使いこみ」されている。
(グリーンピア建設や特殊法人など)
これは国民からお金を集めて、目的外のことに大金を使いこんで
元本を割ったということ。
年金が破綻するから増税もやむなし、という論調で増税を
することで政府はコッソリ穴埋めしようとしているようにも
見える。これは国家的詐欺・横領ではないか。
国民もこのことについてはきちんと知っておくべき。
■増税をすると税収が減る
消費税をとるということは、経済学的に見て実は何の根拠
(正当性)もない。
消費税導入後、税収は実は減っている。
89年に60兆円あった税収が、2008年には44兆円になっている。
統計的にも明らか。
つまり、消費税導入→消費者心理の冷え込み→モノが売れない
→企業の赤字、倒産が増える→法人税が入らない、失業者が
増える、収入が減る→ますます消費が冷え込む……の
負のスパイラルがおこる。
その意味で、自民・民主ともに増税するといってるが、これは
ますます不況を増大し、長引かせるということ。
今のような不況は、レーガン政権で行われたように
思い切った減税をすることが景気回復につながっていく。
余談だが、ひとりの人間が一生涯払う消費税は5%の計算で
約2800万円。マンションが買えるくらいの金額を国に消費税として
払っている。
■お金があるのに不景気な日本
日本人が持っている資産の総額は1400兆円くらい。
そのうち1200兆円分ぐらいを50歳以上の人たちが
持っている。この1400兆円は世界の預貯金の半分~7割くらいに
あたる。しかもこのお金はすぐに必要としないお金。
このタンス預金ともいえるお金を10%市場に出しただけでも
日本が3つ買えちゃう。
お金があるのに不景気というのは、今まで体験したことがない。
年配の方が資産を持っているので、贈与税等を廃止すれば、
子ども・孫のためにプレゼントを買うなどして消費がすすむ。
■税金が高すぎる国は衰退する
歴史的に見ても税金が高い国は衰退し、安ければ安いほど
繁栄する。どんな名目であっても税金をとりすぎると貧困化する。
自民も民主も増税路線でいるが、水戸黄門の悪代官だって
ここまでひどくなかった。
江戸時代なら百姓一揆が起こっていても不思議ではない(笑)
今回も興味深い話がもりだくさんでとっても勉強になりました。
楽しかったです~
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■今日の小ネタコーナー1■
日本が世界標準レベルまで国防対策をきちんと
すれば株価があがるという話も出てました。
私の読みはあたっていた(^O^)/
……と喜びましたが、私が予想していたより
はるかに高額(○万円)まであがるのでは? という
話が出ていて、ビックリ!!
この他にも外国の投資家から見たカントリーリスクの
ひとつとして、政権交代で極端に政策自体が
かわることもクーデーターとしてみてる、っていうのが
印象的でした。
外国人の視点からいうと、クーデーターって軍事ばかりでは
ないんですね。
なるほどな~と思いました。
■今日の小ネタコーナー2■
気がつけばブログもずいぶん更新して
なかったんですね~
ありがたくも管理人、忙しく充実した日々を
過ごしております~
8月はぽつぽつ更新が続きますが、
よろしくお願いします~(^-^)
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