車のバッテリーは、年月が経つと劣化して充電ができなくなり、バッテリーに寿命がくると、いきなりエンジンをかけることができなくなってしまったりします。
年月が経たなくとも、あまり乗らないでいると、放電されてしまうので、充電が足りなくなります。こういう時には、充電をすれば直るわけですが、充電が足りない状況が続くとバッテリーの寿命が短くなっていきます。そのため、あまり走らない車は2~3年でバッテリーを取り替えなくてはならないのです。
で、「なんで充電が足りない状況が続くと寿命が短くなるんだ?」と言う話です。
これは、よく知らなかったんですが、この度知るところとなりました。
車のバッテリーは、鉛(電極)と希硫酸(電解液)の化学変化によって、充電と放電が繰り返されています。放電すると、鉛に硫酸イオンがくっついて硫酸鉛となるそうです。充電すると鉛から硫酸が離れて硫酸イオンとなり、希硫酸液に戻りますので、希硫酸液は濃くなります。そして放電するとまた電極にくっついて液は薄くなります。それを繰り返しています。長年使っていると、少しずつ硫酸鉛が電極に蓄積していき、電解液が薄くなるので、そのうちには寿命がきます
ところで、新しくても放電が続くと、硫酸鉛が電極にたくさんくっついたままになり、硫酸鉛の結晶となってしまいます。これを「サルフェーション」と言うようです。
硫酸鉛の結晶は電気を通しませんので、これが電極に分厚くくっついてしまうと、通電しなくなってしまいます。また、こうして固まってしまった硫酸は、個体となってイオンには戻らないのでバッテリーは機能しなくなってしまうそうです。
そんなわけで、充電が足りないまま使っていると、バッテリーの機能が弱まり、寿命が短くなって、短期間で交換しないといけなくなるということです。
ですから、常日頃、ある程度の距離を走行し、バッテリーに硫酸鉛の結晶がつかないようにしていくことが、バッテリー長持ちの秘訣のようです。
人間が、常日頃運動をして、血液をさらさらにし、コレステロールや中性脂肪を貯めないようにするようなもんかな?
人間も車も、日常の運動が大切ですね~~~
ところで、アイドリングストップ車は、しょっちゅうエンジンを止めては、また始動させるため、エンジンをかけるときに電気が必要なので、放電が多くなります。そのため、特殊な性能のよいバッテリーを使っているとのことです。このバッテリーは、放電を繰り返しても長持ちするのだそうです。その仕掛けは、希硫酸液の中に、微細なカーボンを混ぜてあるそうです。カーボンは電気を通しますので、硫酸鉛の結晶が電極にくっついても、カーボンを介して電気が通るようになっているそうです。意外に、簡単な仕組みでしたが、これを考えた人はすごいですね。
ならば、あんまり乗らない車には、アイドリングストップ車用のバッテリーをつけたらどうなのかな?と思った次第です。
年月が経たなくとも、あまり乗らないでいると、放電されてしまうので、充電が足りなくなります。こういう時には、充電をすれば直るわけですが、充電が足りない状況が続くとバッテリーの寿命が短くなっていきます。そのため、あまり走らない車は2~3年でバッテリーを取り替えなくてはならないのです。
で、「なんで充電が足りない状況が続くと寿命が短くなるんだ?」と言う話です。
これは、よく知らなかったんですが、この度知るところとなりました。
車のバッテリーは、鉛(電極)と希硫酸(電解液)の化学変化によって、充電と放電が繰り返されています。放電すると、鉛に硫酸イオンがくっついて硫酸鉛となるそうです。充電すると鉛から硫酸が離れて硫酸イオンとなり、希硫酸液に戻りますので、希硫酸液は濃くなります。そして放電するとまた電極にくっついて液は薄くなります。それを繰り返しています。長年使っていると、少しずつ硫酸鉛が電極に蓄積していき、電解液が薄くなるので、そのうちには寿命がきます
ところで、新しくても放電が続くと、硫酸鉛が電極にたくさんくっついたままになり、硫酸鉛の結晶となってしまいます。これを「サルフェーション」と言うようです。
硫酸鉛の結晶は電気を通しませんので、これが電極に分厚くくっついてしまうと、通電しなくなってしまいます。また、こうして固まってしまった硫酸は、個体となってイオンには戻らないのでバッテリーは機能しなくなってしまうそうです。
そんなわけで、充電が足りないまま使っていると、バッテリーの機能が弱まり、寿命が短くなって、短期間で交換しないといけなくなるということです。
ですから、常日頃、ある程度の距離を走行し、バッテリーに硫酸鉛の結晶がつかないようにしていくことが、バッテリー長持ちの秘訣のようです。
人間が、常日頃運動をして、血液をさらさらにし、コレステロールや中性脂肪を貯めないようにするようなもんかな?
人間も車も、日常の運動が大切ですね~~~
ところで、アイドリングストップ車は、しょっちゅうエンジンを止めては、また始動させるため、エンジンをかけるときに電気が必要なので、放電が多くなります。そのため、特殊な性能のよいバッテリーを使っているとのことです。このバッテリーは、放電を繰り返しても長持ちするのだそうです。その仕掛けは、希硫酸液の中に、微細なカーボンを混ぜてあるそうです。カーボンは電気を通しますので、硫酸鉛の結晶が電極にくっついても、カーボンを介して電気が通るようになっているそうです。意外に、簡単な仕組みでしたが、これを考えた人はすごいですね。
ならば、あんまり乗らない車には、アイドリングストップ車用のバッテリーをつけたらどうなのかな?と思った次第です。