あるブログに、横断歩道の前で止まったバスの後ろからバイクが来て、バスを追い越し、横断歩道を渡っていた自転車に衝突した、という事故の例が書いてあった。
そういえば、先日、センターラインのある片側1車線の道路を運転していたところ、前方に宅配便くらいの大きさの路上駐車があったので、対向車がいないことを確かめて、反対車線に出ると、それを追い越して、もとの車線の戻ろうとした。
すると、なんとその車の数m前から、70歳も過ぎたようなおじいさんが、道路を渡ろうと左から右に歩き始めていた。そこは横断歩道でも何でもないのだ。
それで、私は駐車車両の前に進むことができず、対向車線に出たままそこでブレーキを踏んでいた。お爺さんは、渡るのをやめて戻ろうかどうしようかと迷った様子だったが、私が止まったのを見て、そのまま道路を渡って行った。
歩くのが遅いから、狭い道なのにけっこう時間がかかった。その間、対向車線に停まって待っているというのも落ち着かないのだが、私に続いて駐車車両を追い越していた後続車もいて、その車もさぞかし驚いたことであろう。
駐車車両を追い越すのは神経を使う。
そういえば、普段は自転車通勤をしているのだが、途中にバス停があって、その前に横断歩道のあるところがある。信号はない。私は、路地から出てきて、そこの横断歩道を渡るのだが、その時に、そのバス停にバスが止まる事が多い。普通なら、バスが止まっているうちに横断歩道を渡るのがちょうど良いタイミングであるはずだが、このときは、バスの後ろからクルマが追い越してくる事が多いのである。私はバスとは反対車線のほうから渡るので、バスの後から来るクルマがよく見える。クルマが来ないか、あるいはバスを追い越さないことがわかれば、横断歩道を渡るようにしているが、だいたいは躊躇なく追い越してくるし、バスの直後のクルマが、バスの後で待っていても、もっと後ろから追い越してくる車がある。だから、危なくて横断歩道でありながらも渡ることはできない。徒歩でも同じ状況だ。事故に遭いたくないから、結局は、バスがお客さんを乗せて発車していき、すべての左右の車列が途切れるのを辛抱強く待っている。
そこは、センターラインが黄色い道路で、制限速度が30キロである。歩行者や自転車も多い。カーブもあるし路地もある。その道を、運転することもあるのだが、時速40キロくらいで走っていて、後ろから追い越された事が何度もある。追い越すクルマは当然違反だが、そんなにまでして追い越したくなるのは、よほど急いでいるのだろうか。このあいだは、対向車がきているのに、私の後ろから追い越した車がいて、そのままでは正面衝突しそうだと思ったけど、対向車が減速していた。
つい先日、その道を歩いていると、前方にバスと乗用車がのろのろ走っているのがみえた。すると、さらにその後のタクシーが2台をまとめて追い越して、その先の交差点を右折していった。そのときも対向車が来ていて、対向車のほうで、正面衝突を回避すべくブレーキを踏んでいた。全く、タクシーは無謀である。
この様子を見ていたら、追い越されるのは私だけではないことがわかった。
駐車車両を越すのも怖い道なのにな~