大雪の前日にクルマで食料の買い出しに行こうとしたら、道路が渋滞していて前に進まず、断念して戻ってきたため、食べ物が何もない、という話を以前書きました。
それで、翌日は天気予報通り雪となったのですが、午前中はまだ吹雪ではなかったので、今のうちにと思って買い物にでかけました。
もちろん徒歩ですよ。なんてこった。
といっても、これが結構面白くて、それになによりも銀世界の美しい事と言ったらありません。それで足を伸ばして散歩して、きれいな画像をいっぱい撮ってきました。
いやあ、クルマがあったからこそ、こんなことになったんだな~、と不思議ですね。
帰宅後は、本当に大雪になって外にも出られないような天気になってしまいました。
雪+風っていうのは初体験です。
20年ぶり、いや45年ぶりの大雪だそうで、自宅付近も20数センチ積りました。
降っていたときは粉雪のように見えましたが、積もった雪はかなり水っぽくて、翌日が暖かかったために解けるのも早く、昨年よりもずっと早く消えてなくなりそうです。だからあんまり20年ぶりの大雪という感じもしません。
あっ、それで、雪の翌日の選挙の日には、自分のクルマの駐車場と全面道路の雪をとりあえず雪かきしました。自分のクルマが出入りする部分くらいはやっておかないと、と思いました。どうせ、周辺地域の雪が完全に解けなければクルマの運転をすることもありませんので、自然に解けるのを待っていてもよいのですが、やはり凍りついてしまうのも嫌です。その日は暖かかったのですが、どの程度解けるかはわかりません。もし、1日で自然に解けるものなら、やった意味がなくなりますが、解けるかどうかわからないなら、とりあえず取っておいたほうがよいでしょう。
まず、クルマの前面の駐車スペースに積もった雪と、道路の部分に残っている雪をどかし、それから車の側面の地面も雪かきしました。隣の車との境のライン、道路と駐車スペースの境のラインは雪をどかさないとどこにあるのかわかりませんでした。
最初に地面の雪を全部どけてから、あとになってクルマの上の雪をどかしました。お湯をかける方法もあるようですが、自宅から運んでいくのも大変なので、エンジンをかけて暖房を入れて温風をフロントガラスに向けて温めてみると、だんだん結露してきて、外の雪が解け始めました。中の結露はタオルで拭き取りました。
外に出てみると雪とガラスの間に隙間ができたようで、はがすように塊をとって行きました。手の届く範囲をとっていると上から滑り落ちてきました。屋根の上の雪も前に向かって滑ってきました。クルマの上の南側半分は最初から解けていました。
落ちたらなんとすごい量で、もう一度地面の雪かきをしないといけなくなってしまいました。先に上から落としておくべきだったかな?
思えば、車の上の面積もかなりなものですから、その分が地面に落ちたらかなりの量であるわけですね。
地面の雪は、一度も踏んでないところはフカフカで簡単にチリ取りで掬えました(雪かきスコップがないですが、チリ取りで大丈夫でした)が、一度でも自分が歩いたところは踏み固められていて取りにくくなっていました。
雪かきをしながら、もしクルマがなかったら、こんなこともしないから、家の中にじっとして楽をしていたんだろうな~と思いました。
物はあればあっただけ、それを維持したり管理したりするのに労力がかかるものですね。でも、もしかしたらそれがいいのかもしれない。
クルマがあるので、駐車場代やら保険料やら車検代やらガソリン代やらを稼ぐために、ひいこら働くなくちゃならないし、雪が降れば雪かきだの、汚れたら洗車だのとしなくちゃなりません。大変です。
しかし、人間は苦労しないと大きくなれないのだ。
お金をいっぱい持っている人は、お金の管理も大変だろうし、家のある人は家の手入れも大変なんだろうな~と思います。そこに行くと、貧乏人、持たざる者は楽ですよ。
私は、ほとんど管理するものがないので楽ですが、クルマのおかげで雪の日にいろいろと行動することになって、まあ、それもよかったなあと思いました。