先日、共通科目の化学の実験の授業に出たんですが、それはもう散々でした。
もう無知と失敗の連続ばかりでした。
まず、実験室に着くと白衣やエプロンを着た人たちがいました。
あれ?そういうもの用意しろなんて書いてあったかな?と不安になりました。その人たちはきっと、実験の授業に慣れているんでしょう。
しばらく席に座っていると、荷物はその辺に置かず、外のロッカーに入れるようにということでした。他の人たちは既に入れてきているようでした。
ロッカーに入れに行って鍵をかけようとするとかかりません。どうやら壊れていたようです。他の場所に入れ替えたりしていてすごく時間をとってしまいました。
そのうちにすでに授業は始まり、中から先生の説明の声が聞こえてきました。すごくあせってしまいました。
プリントを前方の机の上から持ってくるのですが、私が行くと2種類のプリントがありました。しかし、一方は1枚しかなく、もう一方はたくさんありました。
片方だけ1枚しかないのはおかしいなと思いましたが、元々用意してあった枚数が違い、片方は人数分ぎりぎりであり、おそらく自分が取るのが最後だからなんだろうと思い、2種類のプリントを1枚ずつとって来ました。
先生の説明を聞きながら裏返しにすると、なんと裏側がもう一枚と同じだということがわかり、結局1種類のものを2枚持ってきてしまっていたことに気付き、先生の話の途中で返しに行きました。
思えば、もうこのあたりから、次々に歯車が狂い始めていたようです。
実験に使う物質を秤で計って取って持ってくる時に、紙を乗せると電気の計測計が0.38グラムになりました。その上で、0.75グラムの薬剤を計るわけです。
ええっ~?0.38と0.75を足すと、いくつだ?えーとえーと計算すると・・・・暗算苦手だあ~誰かたすけて~
「これ、紙の重さを足さないといけないんでしょうか・・・」
などと周囲の人に言うと、「そこのボタンを押すと0になりますよ」と教えてくれました。
えっ?あっそうだったんですか!な~んだ簡単じゃん。
実験中、水何mlというときに、水道から水を汲んでいたんですが、となりの机をふと見ると、長いノズルのついた容器の中の液体を注入している人がいます。
その容器は私の机にもありました。
すみません、これ何ですか?と聞くと、蒸留水だとのことでした。
これを使うんですか?
と聞くと、「水」というときは水道の水でも良く、「蒸留水」のときはそれを使うことになっているらしいですが、いくらでもできるので、単に水のときもそれを使ってよいのだそうです。いちいち水道まで汲みに行っていては時間もかかるので、それを使うのが良さそうでした。
こういうのも常識だったようです。
そのノズルの容器って、押してみたけど出ないから傾けてみたけど出ないんです。傾けて押したらものすごい勢いで水鉄砲のようにびゅ~~っっと遠くに飛んでしまいました。
時間を計る実験がありました。私は時計がない。この間、同窓会で田舎に帰った時に実家に置いてきちゃって、そのまま時計のない生活をしています。買おうかと思ったけど、お正月に行った時に持ってくればいいと思いやめました。
それで、時間を計るのに、時計のない人は実験室のストップウォッチを借りて使ったのです。
ストップウォッチを1つ持ってきて、いろんなボッチをおして見ましたが全然数字が出てきません。
すみません、これスイッチはどこですか?
と聞くと、ストップウォッチというものにはスイッチはないのだそうで、文字盤が消えているということは電池がないということだそうです。
たくさん入っている箱の中のストップウォッチを次々に見ていくと、全部電池切れでした。電池のあるものは早い者勝ちに使われていて、電池のないものに電池を入れるしかないのですが、予備の電池はあるものの、プラスドライバーがないので電池の入れ替えができないのだそうです。
教室の壁にかかっている時計を見上げながら秒針を追うしかないかと思ったら、どなたかが時計を持っているからとゆずってくれました。
それは、ありがたかったのですが、そんなことでかなり時間が遅くなってしまいました。
昔はアルコールランプと石綿で、ビーカーの中の液体を沸かしていたんですが、今はガスバーナーと耐熱ガラスなんですね。
そのガスバーナーですが、下のほうが回るようになっていて、それをぐるぐる回すとガスがでてきて火がつきます。
火がついたついたと喜んで炎の大きさを調節していい気になって燃やしていると、そのまわす部分は2重になっていてなんだか回し方があるらしいです。そして青い炎にしなければいけないそうです。
わけがわかりませんが、適当にぐるぐる回してなんとか青くて適当な大きさにしました。
液体を煮立てながら時間を追って検査をするものがあったのですが、いつもの癖でぐつぐつ煮立っている液体の火力をかなり弱めてしまいました。日頃料理の煮物などするときに必要以上の火力は要らないからであり、強火で煮続けると煮詰まるのが早く、こがしてしまったりするため、そういう習慣があるのです。
ところが、思った以上に火力が弱くなっていたらしく、見たところ全然ぐつぐつしていないのです。途中で火力を変えると数値が狂うというので、その弱火のまま16分間の時間を追った実験をしていたのですが、先生に聞いてみると、やはりその火力は弱すぎるため正しい結果が出ない可能性が高いとのことでした。そのまま次の実験もして結果を比較するため、最初の実験をちゃんとしなければいけないとのことで、20分ほどかけて実験のやり直しとなりました。それはかなりの時間のロスです。
休み時間もつぶしてやったのですが、他の人が休憩したり、レポートを記入している間もストップウォッチとにらめっこで、先生の説明も頭に入らない状況。
それで、最後になってレポートをまとめるのにも何がなんだかわからず頭は飽和状態でした。
もう何を目的でやっているのかも確認しないまま、実験のやり直しをしたあとにも次々に続く実験で、それをこなすだけでやっとで、ものすごくあせっていた、というのが理解を妨げる大きな要因でしたが、そのほかにも、頭では理解できたがどう表現していいかわからない、理解語彙はあるけど使用語彙はないという状況で、どうにもまとめることができない状況でした。
そのほかにも、なんでろ過する前に塩化ナトリウムを混ぜるのかわからなかったりし「塩析です」といわれても、「塩析って何ですか?」という具合であきれ果てられてしまいました。
そして、ろ過した物質の下に出てきたきれいな液体が目的の抽出物だと思っていたら、そうではなく、ろ紙の上にたまったものが目的物でした。
これもあきれ果てられてしまいました。
家に帰って夫に聞くと、「宴席なんか知ってるぞ」とのことでした。
そのえんせきじゃないんだよ。
ろ過の話をすると、「そうだよな、その実験はコーヒーじゃなくて、残ったコーヒーの粉が大切ってことなんだな。それはわかりにくいな~。」とのこと。
ああ、そうだ。何で勘違いしたかというと、毎日コーヒーを飲んでいるからなんだ。
日常生活に埋もれた私たちは、所詮、この程度です。
でも、すごくいい経験だったな、今回の実験。
(上記の文は2日間の違う実験が一緒に書かれています。どっちも馬鹿の繰り返しだったのでミックスしちゃいました。)
もう無知と失敗の連続ばかりでした。
まず、実験室に着くと白衣やエプロンを着た人たちがいました。
あれ?そういうもの用意しろなんて書いてあったかな?と不安になりました。その人たちはきっと、実験の授業に慣れているんでしょう。
しばらく席に座っていると、荷物はその辺に置かず、外のロッカーに入れるようにということでした。他の人たちは既に入れてきているようでした。
ロッカーに入れに行って鍵をかけようとするとかかりません。どうやら壊れていたようです。他の場所に入れ替えたりしていてすごく時間をとってしまいました。
そのうちにすでに授業は始まり、中から先生の説明の声が聞こえてきました。すごくあせってしまいました。
プリントを前方の机の上から持ってくるのですが、私が行くと2種類のプリントがありました。しかし、一方は1枚しかなく、もう一方はたくさんありました。
片方だけ1枚しかないのはおかしいなと思いましたが、元々用意してあった枚数が違い、片方は人数分ぎりぎりであり、おそらく自分が取るのが最後だからなんだろうと思い、2種類のプリントを1枚ずつとって来ました。
先生の説明を聞きながら裏返しにすると、なんと裏側がもう一枚と同じだということがわかり、結局1種類のものを2枚持ってきてしまっていたことに気付き、先生の話の途中で返しに行きました。
思えば、もうこのあたりから、次々に歯車が狂い始めていたようです。
実験に使う物質を秤で計って取って持ってくる時に、紙を乗せると電気の計測計が0.38グラムになりました。その上で、0.75グラムの薬剤を計るわけです。
ええっ~?0.38と0.75を足すと、いくつだ?えーとえーと計算すると・・・・暗算苦手だあ~誰かたすけて~
「これ、紙の重さを足さないといけないんでしょうか・・・」
などと周囲の人に言うと、「そこのボタンを押すと0になりますよ」と教えてくれました。
えっ?あっそうだったんですか!な~んだ簡単じゃん。
実験中、水何mlというときに、水道から水を汲んでいたんですが、となりの机をふと見ると、長いノズルのついた容器の中の液体を注入している人がいます。
その容器は私の机にもありました。
すみません、これ何ですか?と聞くと、蒸留水だとのことでした。
これを使うんですか?
と聞くと、「水」というときは水道の水でも良く、「蒸留水」のときはそれを使うことになっているらしいですが、いくらでもできるので、単に水のときもそれを使ってよいのだそうです。いちいち水道まで汲みに行っていては時間もかかるので、それを使うのが良さそうでした。
こういうのも常識だったようです。
そのノズルの容器って、押してみたけど出ないから傾けてみたけど出ないんです。傾けて押したらものすごい勢いで水鉄砲のようにびゅ~~っっと遠くに飛んでしまいました。
時間を計る実験がありました。私は時計がない。この間、同窓会で田舎に帰った時に実家に置いてきちゃって、そのまま時計のない生活をしています。買おうかと思ったけど、お正月に行った時に持ってくればいいと思いやめました。
それで、時間を計るのに、時計のない人は実験室のストップウォッチを借りて使ったのです。
ストップウォッチを1つ持ってきて、いろんなボッチをおして見ましたが全然数字が出てきません。
すみません、これスイッチはどこですか?
と聞くと、ストップウォッチというものにはスイッチはないのだそうで、文字盤が消えているということは電池がないということだそうです。
たくさん入っている箱の中のストップウォッチを次々に見ていくと、全部電池切れでした。電池のあるものは早い者勝ちに使われていて、電池のないものに電池を入れるしかないのですが、予備の電池はあるものの、プラスドライバーがないので電池の入れ替えができないのだそうです。
教室の壁にかかっている時計を見上げながら秒針を追うしかないかと思ったら、どなたかが時計を持っているからとゆずってくれました。
それは、ありがたかったのですが、そんなことでかなり時間が遅くなってしまいました。
昔はアルコールランプと石綿で、ビーカーの中の液体を沸かしていたんですが、今はガスバーナーと耐熱ガラスなんですね。
そのガスバーナーですが、下のほうが回るようになっていて、それをぐるぐる回すとガスがでてきて火がつきます。
火がついたついたと喜んで炎の大きさを調節していい気になって燃やしていると、そのまわす部分は2重になっていてなんだか回し方があるらしいです。そして青い炎にしなければいけないそうです。
わけがわかりませんが、適当にぐるぐる回してなんとか青くて適当な大きさにしました。
液体を煮立てながら時間を追って検査をするものがあったのですが、いつもの癖でぐつぐつ煮立っている液体の火力をかなり弱めてしまいました。日頃料理の煮物などするときに必要以上の火力は要らないからであり、強火で煮続けると煮詰まるのが早く、こがしてしまったりするため、そういう習慣があるのです。
ところが、思った以上に火力が弱くなっていたらしく、見たところ全然ぐつぐつしていないのです。途中で火力を変えると数値が狂うというので、その弱火のまま16分間の時間を追った実験をしていたのですが、先生に聞いてみると、やはりその火力は弱すぎるため正しい結果が出ない可能性が高いとのことでした。そのまま次の実験もして結果を比較するため、最初の実験をちゃんとしなければいけないとのことで、20分ほどかけて実験のやり直しとなりました。それはかなりの時間のロスです。
休み時間もつぶしてやったのですが、他の人が休憩したり、レポートを記入している間もストップウォッチとにらめっこで、先生の説明も頭に入らない状況。
それで、最後になってレポートをまとめるのにも何がなんだかわからず頭は飽和状態でした。
もう何を目的でやっているのかも確認しないまま、実験のやり直しをしたあとにも次々に続く実験で、それをこなすだけでやっとで、ものすごくあせっていた、というのが理解を妨げる大きな要因でしたが、そのほかにも、頭では理解できたがどう表現していいかわからない、理解語彙はあるけど使用語彙はないという状況で、どうにもまとめることができない状況でした。
そのほかにも、なんでろ過する前に塩化ナトリウムを混ぜるのかわからなかったりし「塩析です」といわれても、「塩析って何ですか?」という具合であきれ果てられてしまいました。
そして、ろ過した物質の下に出てきたきれいな液体が目的の抽出物だと思っていたら、そうではなく、ろ紙の上にたまったものが目的物でした。
これもあきれ果てられてしまいました。
家に帰って夫に聞くと、「宴席なんか知ってるぞ」とのことでした。
そのえんせきじゃないんだよ。
ろ過の話をすると、「そうだよな、その実験はコーヒーじゃなくて、残ったコーヒーの粉が大切ってことなんだな。それはわかりにくいな~。」とのこと。
ああ、そうだ。何で勘違いしたかというと、毎日コーヒーを飲んでいるからなんだ。
日常生活に埋もれた私たちは、所詮、この程度です。
でも、すごくいい経験だったな、今回の実験。
(上記の文は2日間の違う実験が一緒に書かれています。どっちも馬鹿の繰り返しだったのでミックスしちゃいました。)