放送大学で、「交通心理学」を取っています。そろそろ試験がせまっているので本腰を入れなくてはならないなあと思い始めました。
最近読んだ教科書に、クレベルスベルクの「初心者段階説」(1982)というのがありました。
クレベルスベルクという人は、ドイツやオーストリアで活躍した交通心理学者で、日本にも影響を与えているそうです。
この人の考え方は、主観的安全・不安全と客観的安全・不安全の関係で説明されています。
第1段階「主観的不安全性の優位」の段階
この段階では、免許を取ったばかりで、運転に不安を抱き、リスクを回避する傾向が強い。しかし、この段階は長くは続かない。
第2段階「主観的安全性の優位」の段階
徐々に運転に慣れてきて、自分の運転に自信がついて来る期間。徐々に速度も出せるようになる。
この段階では、実はあまり運転能力や技能は向上していない一方で、自信がつくことから、結果として無理な運転を行うことでリスクの高い状況を招いてしまう。初心者事故の増大する段階。
第3段階「主観的安全性の適正な方向への調整」の段階
運転経験が蓄積されることで、運転技能が向上し、安全性が向上するだけでなく、自分の運転能力の正しい理解により無理な運転もしなくなる。
クレベルスベルクは通常この段階が終わるまでには“10万キロ”の走行経験が必要であるとのべている。
第4段階「客観的安全性の優位」の段階
長い運転経験により自分の能力を客観視できる。主観的安全性はそれほど上がらない。運転技能が徐々に向上するので、客観的安全性が上昇する。
いわゆるベテラン運転者の段階。
ざっとまあ、この初心者状態からベテランの域に達するまでには、不安でオドオド状態からだんだん慣れてきて、運転うまくなったぞと錯覚し、調子に乗ってたらひやっとするようなことがあり、それから安全運転に心がけて、運転経験を積むことにより、ついに熟練する、というのはよく言われていることです。
しかし、私が驚いたのは第3段階の“10万キロ”でした。
ええ~~っ、そんなに走らないと「客観的に見て安全と言える段階」に入らないのか~~。
で、自分の場合、まだまだ第2段階にも入ってないような状況なのだが、とにかく「10万キロ」走って1人前のドライバーになりたいところ。
これまでのペースでいくと、4年で8000キロだから、5年でやっと1万キロ。10万キロ走るには50年かかる?
ということは、このままでは100歳こえちゃうじゃないか・・・。
こりゃだめだ。
しかも、50代までは安全運転できるみたいだけど、60代になると老化が進んで運転機能も衰えてしまうのだ。
1年に1万キロ走っても10年もかかるし、それはもう無理だけど、せいぜい1年に5000キロくらいは走らないといけない。
初心者運転の危険性では、免許取り立てで運転経験が不足していることと、年齢が若い、というふたつの要素があるそうだ。年齢が若いと、衝動や感情のコントロールができず、リスクをおかしてしまったりする。中年になると、若さゆえの未熟さはないので、その面では安全性が高いと言えるが、なにぶん経験が足りないし、若者のようには技能が身につかない、吸収力が劣っているという難点があるのではないかな?と私は思う。
とにかく、年老いないうちに、たくさん運転経験を積まないとな~~~と思った。
最近読んだ教科書に、クレベルスベルクの「初心者段階説」(1982)というのがありました。
クレベルスベルクという人は、ドイツやオーストリアで活躍した交通心理学者で、日本にも影響を与えているそうです。
この人の考え方は、主観的安全・不安全と客観的安全・不安全の関係で説明されています。
第1段階「主観的不安全性の優位」の段階
この段階では、免許を取ったばかりで、運転に不安を抱き、リスクを回避する傾向が強い。しかし、この段階は長くは続かない。
第2段階「主観的安全性の優位」の段階
徐々に運転に慣れてきて、自分の運転に自信がついて来る期間。徐々に速度も出せるようになる。
この段階では、実はあまり運転能力や技能は向上していない一方で、自信がつくことから、結果として無理な運転を行うことでリスクの高い状況を招いてしまう。初心者事故の増大する段階。
第3段階「主観的安全性の適正な方向への調整」の段階
運転経験が蓄積されることで、運転技能が向上し、安全性が向上するだけでなく、自分の運転能力の正しい理解により無理な運転もしなくなる。
クレベルスベルクは通常この段階が終わるまでには“10万キロ”の走行経験が必要であるとのべている。
第4段階「客観的安全性の優位」の段階
長い運転経験により自分の能力を客観視できる。主観的安全性はそれほど上がらない。運転技能が徐々に向上するので、客観的安全性が上昇する。
いわゆるベテラン運転者の段階。
ざっとまあ、この初心者状態からベテランの域に達するまでには、不安でオドオド状態からだんだん慣れてきて、運転うまくなったぞと錯覚し、調子に乗ってたらひやっとするようなことがあり、それから安全運転に心がけて、運転経験を積むことにより、ついに熟練する、というのはよく言われていることです。
しかし、私が驚いたのは第3段階の“10万キロ”でした。
ええ~~っ、そんなに走らないと「客観的に見て安全と言える段階」に入らないのか~~。
で、自分の場合、まだまだ第2段階にも入ってないような状況なのだが、とにかく「10万キロ」走って1人前のドライバーになりたいところ。
これまでのペースでいくと、4年で8000キロだから、5年でやっと1万キロ。10万キロ走るには50年かかる?
ということは、このままでは100歳こえちゃうじゃないか・・・。
こりゃだめだ。
しかも、50代までは安全運転できるみたいだけど、60代になると老化が進んで運転機能も衰えてしまうのだ。
1年に1万キロ走っても10年もかかるし、それはもう無理だけど、せいぜい1年に5000キロくらいは走らないといけない。
初心者運転の危険性では、免許取り立てで運転経験が不足していることと、年齢が若い、というふたつの要素があるそうだ。年齢が若いと、衝動や感情のコントロールができず、リスクをおかしてしまったりする。中年になると、若さゆえの未熟さはないので、その面では安全性が高いと言えるが、なにぶん経験が足りないし、若者のようには技能が身につかない、吸収力が劣っているという難点があるのではないかな?と私は思う。
とにかく、年老いないうちに、たくさん運転経験を積まないとな~~~と思った。