山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

クレベルスベルクの初心者段階説

2014-01-09 23:16:51 | 車・運転・道路・駐車場2014
放送大学で、「交通心理学」を取っています。そろそろ試験がせまっているので本腰を入れなくてはならないなあと思い始めました。
最近読んだ教科書に、クレベルスベルクの「初心者段階説」(1982)というのがありました。
クレベルスベルクという人は、ドイツやオーストリアで活躍した交通心理学者で、日本にも影響を与えているそうです。

この人の考え方は、主観的安全・不安全と客観的安全・不安全の関係で説明されています。

第1段階「主観的不安全性の優位」の段階
 この段階では、免許を取ったばかりで、運転に不安を抱き、リスクを回避する傾向が強い。しかし、この段階は長くは続かない。

第2段階「主観的安全性の優位」の段階
 徐々に運転に慣れてきて、自分の運転に自信がついて来る期間。徐々に速度も出せるようになる。
この段階では、実はあまり運転能力や技能は向上していない一方で、自信がつくことから、結果として無理な運転を行うことでリスクの高い状況を招いてしまう。初心者事故の増大する段階。

第3段階「主観的安全性の適正な方向への調整」の段階
 運転経験が蓄積されることで、運転技能が向上し、安全性が向上するだけでなく、自分の運転能力の正しい理解により無理な運転もしなくなる。
クレベルスベルクは通常この段階が終わるまでには“10万キロ”の走行経験が必要であるとのべている。

第4段階「客観的安全性の優位」の段階
 長い運転経験により自分の能力を客観視できる。主観的安全性はそれほど上がらない。運転技能が徐々に向上するので、客観的安全性が上昇する。
いわゆるベテラン運転者の段階。

ざっとまあ、この初心者状態からベテランの域に達するまでには、不安でオドオド状態からだんだん慣れてきて、運転うまくなったぞと錯覚し、調子に乗ってたらひやっとするようなことがあり、それから安全運転に心がけて、運転経験を積むことにより、ついに熟練する、というのはよく言われていることです。
しかし、私が驚いたのは第3段階の“10万キロ”でした。
ええ~~っ、そんなに走らないと「客観的に見て安全と言える段階」に入らないのか~~。

で、自分の場合、まだまだ第2段階にも入ってないような状況なのだが、とにかく「10万キロ」走って1人前のドライバーになりたいところ。
これまでのペースでいくと、4年で8000キロだから、5年でやっと1万キロ。10万キロ走るには50年かかる?
ということは、このままでは100歳こえちゃうじゃないか・・・。
こりゃだめだ。

しかも、50代までは安全運転できるみたいだけど、60代になると老化が進んで運転機能も衰えてしまうのだ。
1年に1万キロ走っても10年もかかるし、それはもう無理だけど、せいぜい1年に5000キロくらいは走らないといけない。

初心者運転の危険性では、免許取り立てで運転経験が不足していることと、年齢が若い、というふたつの要素があるそうだ。年齢が若いと、衝動や感情のコントロールができず、リスクをおかしてしまったりする。中年になると、若さゆえの未熟さはないので、その面では安全性が高いと言えるが、なにぶん経験が足りないし、若者のようには技能が身につかない、吸収力が劣っているという難点があるのではないかな?と私は思う。

とにかく、年老いないうちに、たくさん運転経験を積まないとな~~~と思った。
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ムーヴのリコール

2014-01-09 20:02:26 | 車・運転・道路・駐車場2014
今年の初乗りは、近所の神社に行ってきたのだけど、その翌日、車の無料修理に行ってきました。またリコールが出たんです。
12月の20日過ぎにハガキが届いていて、年内に修理してもらえるかと思ったら、部品を取りよせるため、年明けになるとのこと。ダイハツの人が、ムーヴは台数がとても多いので、部品が追いつかないというようなことを言ってましたが、トヨタグループだから、トヨタ式で、必要な分を必要なだけ用意する方式なのかな?と思いました。つまり、あらかじめ部品をいくつも用意しておかず、修理の予約を入れてから初めて、必ず使う分だけ取り寄せるのかもしれませんね。
リコールは、結構よくあるので、このごろでは全然驚かなくなっています。つまり、一部のクルマに不具合が起きて、同種同型の他の車にも同じ不具合が起きる可能性があれば、全部改善してしまうってことのようです。クルマは、部品の不備や不具合だけではなく、コンピューターで制御されている部分があり、プログラムを変更したりするらしいです。素人には、わけがわかりませんが、まあ、アフターサービスってことで、そのたびに適切な設定に変更したり、改善してもらえればいいです。ちょうどお正月だったので、福袋なんか、もらってきました。

で、リコールの内容は以下のようなものでした。

1 セカンダリブーリシャフトに関するリコール

CVTの油圧制御プログラムが不適切なため、前後進切換えシフト操作時にすばやいアクセル操作をした際や、アクセルを踏込みながらイグニッションスイッチをOFFまで戻した際に、CVT内に高油圧が発生し、サカンダリブリーシャフトに想定以上の負荷が加わることがあります。そのため、当該シャフトのねじ部が折損する場合があり、走行不能となるおそれがあります。

つきましては、CVT制御コンピューターの油圧プログラムを修正する作業(無料)を実施させていただきます。

2 クランク角センサに関するリコール

エンジンのクランク角センサにおいて、内部コイルの高温時の耐久性が不足しているため、エンジンルーム内が高温になった状態で、エンジン回転数が高い運転を繰り返すと、振動で当該コイルが断線する場合があります。そのため、走行中にエンジンが停止する、あるいは、エンジン始動できなくなるおそれがあります。

つきましては、クランク角センサを対策品と交換する作業(無料)を実施させていただきます。

1について
①「前後進切換えシフト操作時にすばやいアクセル操作をした際」

 前後進切換えしながら、すばやいアクセル操作なんかしないと思う。

②「アクセルを踏込みながらイグニッションスイッチをOFFまで戻した際」

イグニッション(ignition)とはignite(点火する)こと。
車はイグニッションコイルによって電圧を1万5000V程度に昇圧し、その高電圧によりエンジンに取り付けた点火プラグの電極で火花放電させて、気化したガソリンに点火するようになっているのだそうだ。

つまり、イグニッションスイッチとはエンジンをかけるスイッチでしょうけど、それをOFFにする、つまりエンジンを切る。「アクセルを踏み込みながら、エンジンを切る」って、そんなことしないだろ???

2について
「エンジンルーム内が高温になった状態で、エンジン回転数が高い運転を繰り返すと」

年末に、車で実家に帰ろうと思っていたので、100kmくらいの距離を高速道路など使って走るには、修理しないと危ないか(止まってしまったら大変)と思ったのですが、これは、相当な高速度で走り続けないかぎり大丈夫だとのことでした。

私の通常運転では、どちらも大丈夫そうですね。まあ、直していただいたので安心です。
車は、4年経ちましたが、非常に調子が良いです。

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