これは先日、神代植物公園のバラ園で、最後のほうで見てきたコーナー。
こちらは、新種でまだ名前のないバラや、もっと奥にいくと、逆に原種というか野ばらみたいなのもある。
この日は、お天気が下り坂で、雨が降ってきたので、野ばらの方にはいかず、新種のあたりをさっと見て切りあげました。
そのときに、変なおじさんに遭遇した。
このおじさんが、もうやたらにバラの美しさに感激しているのです。
おお~~、これはきれいだな~~
おお、これすごいなあ~~
などと感動のさけびを上げながら幸せいっぱいな感じで見物しているのだった。
そのおじさんは、みたところ、本当に「庶民の代表」みたいな人で、裕福でもなければ、教養の高そうな人でもなかった。
そのおじさんは、誰に言うともなく、目の前のバラを指さしては、「こりゃすばらしい~」などというので、
こちらもついつい「そうですね、きれいですね~」などと返事をしてしまい、目を合わせて笑ってしまうのだった。
そのとき、思ったこと。
バラって、お金持ちの人にも貧乏の人にも、わけ隔てなく花の美しさを見せてくれているんだなあ~
見る人間が、頭がいいとか悪いとか、美人だとかブスだとか、どんな職業だとか、そんなことも関係ないのだ。
誰もが、同じようにきれいだな~と感動できる。
それは素晴らしいことですね。