電車の座席に座っていたら、目の前で吊革につかまって立っていた女の子が、ぐらりと倒れそうにのめりこんできたので驚いた。
その子は、ハッとして体勢を戻すと、手に持っていた厚みのある単行本を読み始めた。
するとしばらくしてまたぐらりとする。
また目を覚ます。
見ていると、また本を開いて読み始めるが、目を閉じて眠ってしまう。
膝がガクンとなって気が付き、また本を読もうとしている。
そんなにも眠いのに本を読もうとするなんて、驚くばかりである。
無意識のうちにもページを開いて読もうという意志が働いているのだろうか?
しかし、あれでは何もアタマに入っているわけはない。
読んでいるページに指を入れている。
目をつぶると手もだんだん落ちてきて、今にも本を落としそうだが落とさない。
何度も、ぐらりと倒れそうになるので、よほど席を譲ってあげようかと思ったのだが、
あれでは、座ったが最後、熟睡してしまって乗り越すだろうと思ってそのままにしていた。
しかし、いつこっちに倒れてくるんじゃないかとひやひやであった。
顔を見ればまだ若い。10代だろう。
若者なのにスマホではなく、単行本を読んでいるとは、よほど珍しいと思った。
何を読んでいるのか?
原田マハ と見えた。
そして「○○塾大学図書館」の本だ。
○○塾の学生さんだ。
そう言えば、40年前、私は短大の国文だったけど、やっぱり、読まなきゃならない本がたくさんあって大変だったなあと思いだした。
この学生さんが読んでるのが、授業のためのものとは限らないし、まだ新学期は始まってないでしょう。
これから2年生になるくらいかな?
私も原田マハっていう人の本を読んでみようかな、なんて思った。
その子は、ハッとして体勢を戻すと、手に持っていた厚みのある単行本を読み始めた。
するとしばらくしてまたぐらりとする。
また目を覚ます。
見ていると、また本を開いて読み始めるが、目を閉じて眠ってしまう。
膝がガクンとなって気が付き、また本を読もうとしている。
そんなにも眠いのに本を読もうとするなんて、驚くばかりである。
無意識のうちにもページを開いて読もうという意志が働いているのだろうか?
しかし、あれでは何もアタマに入っているわけはない。
読んでいるページに指を入れている。
目をつぶると手もだんだん落ちてきて、今にも本を落としそうだが落とさない。
何度も、ぐらりと倒れそうになるので、よほど席を譲ってあげようかと思ったのだが、
あれでは、座ったが最後、熟睡してしまって乗り越すだろうと思ってそのままにしていた。
しかし、いつこっちに倒れてくるんじゃないかとひやひやであった。
顔を見ればまだ若い。10代だろう。
若者なのにスマホではなく、単行本を読んでいるとは、よほど珍しいと思った。
何を読んでいるのか?
原田マハ と見えた。
そして「○○塾大学図書館」の本だ。
○○塾の学生さんだ。
そう言えば、40年前、私は短大の国文だったけど、やっぱり、読まなきゃならない本がたくさんあって大変だったなあと思いだした。
この学生さんが読んでるのが、授業のためのものとは限らないし、まだ新学期は始まってないでしょう。
これから2年生になるくらいかな?
私も原田マハっていう人の本を読んでみようかな、なんて思った。