数日前、スマホの画面に、すぎやまこういちさんが亡くなったというニュース速報が表示されて驚いた。
亡くなったのは9月30日で、90歳だったそうだ。
男性の方にしては、長生きされたと思うが、それでも訃報を知るのは残念である。
すぎやまこういちさんと言えば、このあいだ開催されたばかりの東京オリンピックの開会式の選手入場曲に、この方の作曲されたゲーム音楽が使われたということだ。
それは、ドラゴンクエストの序曲から始まり、かっこよかった。
日本人の作った曲、みんなに親しまれているゲームの曲が使われて良かったなと思った。
私はゲームをしたことがないので、ゲーム内のことは知らないのだけど、オーケストラの曲は壮大ですばらしい。
そこで、オリンピックに感化されて、あのときすぐにCDを注文したのである。
それは、このブログに書いたが、その後届いて聴いたということは書いてなかったように思う。
昨日、私のブログのアクセスを見たら、あのオリンピックの時に書いたブログを読んでくださった方がいることがわかり、思い出した次第だ。
そこで、さっそく買ったCDを取り出して見ようと思ったところ無い。
そうだ、車の中だった。
今日、車に乗ってみると、そういえば、CDをそのまま入れっぱなしにしてあり、カーステレオの方に録音してなかったので、今日録音し、CDは家のほうに持ち帰ってきた。
そして、撮影したのが上の写真。
今日は、車の中で、あらためて曲を聴き直した。
購入したばかりのときに感想を書いてなかったが、この中には「君が代」を連想するような曲や、ドビュッシーのパスピエに似たメロディーなども出てくる。惑星に似たのもあったかな?
きっと意識して作ったのであろう。
CDを買ったときはロトのテーマのような曲ばかりはいっているのかと想像していたのだが、聴いてみると、もっと細やかで美しい曲もあり、色々な情景が浮かんでくるようだった。また、ゲームの場面で使われた短いフレーズがいくつも入っていた。
今日、改めて通して聴き直すと、どの曲もなかなか良いなあと感じた。
すぎやまこういちさんは、ゲーム音楽のみならず、歌謡曲や、多方面にわたり、本当に長年よく活躍された方であり、貴重な人であった。
亡くなってしまったのは、残念だが、生きている間に、オリンピックが開催され、演奏曲が流れたのは良かったと思う。
交響組曲「ドラゴンクエストⅣ」導かれし者たち コンサート Dragon Quest 4 Symphonic Suite