山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

「あの日に帰りたい 駐在日記」(小路幸也)を読んだ

2022-05-09 23:34:50 | 読書

ゴールデンウィーク中に小路幸也と言う人の「あの日に帰りたい 駐在日記」という小説を読みました。

これは、図書館の閉館間際にあわてて借りてきたもので、目の前にある本を適当に選んできたものです。

題名に興味を持ったからこれになったのでしょう。

神奈川県の小さな村のようなところに赴任した駐在さん夫婦とその土地の人々との出来事が、駐在さんの妻の日記に綴られているという形です。

一言で印象を言えば、素人が書いたような物語だなと思いました。

駐在さんの妻は、外科医にしては、あまりにも素直で平易な心を持った人で、簡単な日常会話のような言葉で記されています。

内容も、滝に身を投げて自殺したとされる指名手配の人が、目撃情報だけでその当人と断定されるような筋書き。

そんなことで、本人が特定できるわけがなかろうと、現実との乖離を感じてしまうのでした。

猟銃を持った人の脅しをやめさせるために、元刑事で射撃の上手な駐在が、銃をかすめて打って解決するなど、それもあり得ない。そして、発砲したのはどこかで何かを熊と間違えたことにして報告するなど、そんなことが罷り通るわけないです。

数々の非現実的な詰めの甘い設定に、なんとなく興ざめしてしまい、いやいや、これは子ども騙しみたいな小説だからそれでいいんだろうと思うわけでした。

その他にも、突っ込みどころ満載な伏線の設定や物語の展開ですが、まあ、娯楽小説というところで、テキトーな連続テレビ番組にでもしたら面白いかもしれません。

この主人公は、元外科医だったけど、どうして右手を怪我して動かなくなってしまったのだろうか?

駐在さんは、高卒でよく刑事になれたものですが、その後、僻地の交番のお巡りさんになったのは何故なのでしょうか?

指名手配で滝に自殺したとされた人は、本当はどこかにいるのか?

猟銃騒ぎを起こし、村を出た登場人物と劇団をやってるホステスは、その後どこへ行ったのだろうか?

他の様々な登場人物たちも、その後はどうなるのだろうか?

この物語は、今後も色々な不明点を展開させて続編が作られていけそうです。

そういうことも計画済みなのかもしれません。

2019年9月発行。書下ろし。

裏表紙を見ると、既に「駐在日記」というのが発行されていたみたいなので、この物語の前の出来事やいきさつが載っているのかもしれません。

・・・

例えば、絵には画風というものがあり、緻密な絵もあればパステル画のような絵もあります。

文にも様々な文体や構成があるのでしょう。

この小説は、絵に喩えればパステル画のようなものかもしれません。

そして、全体的に平和な世界ですが、時にヒヤヒヤドキドキすることもあり、面白いと言えば面白いかもしれません。

私が最後まで読み終えたということは、面白かったということでしょう。

 

 

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有料駐車場入り口にて

2022-05-09 12:28:09 | 車・運転・道路・駐車場2022

先日、東村山のイトーヨーカドーの平置き駐車場に初めて車をとめてみた。

この場所は、以前電車できて偵察済で、北から来た場合はイトーヨーカードー前の道路を挟んで東側の地上平置き駐車場に入れやすく、南から来た場合は、イトーヨーカードー店舗の立体駐車場に入れるのがよさそうだった。

この日は、北から南に進んで地上の駐車場に入れることにした。所沢街道がとても渋滞しており、家からは2時間もかかってしまった。

満車だったらどうしようと思ったが、幸いかなり余裕があって安心した。

道路から歩道を越えて左側駐車場に入り、駐車券を取ろうとした。しかし、車が斜めになっていたので、頑張って近づけたものの駐車券の取り出し口に手が届かず、シートベルトを外してドアを少し開け、身を乗り出して券を取った。

その時に、後ろにもう1台駐車場に入ろうとしている車が居ることには気づいていた。

その車は、対向車線から入ってきたものだった。

なので、私が進まなければ、路上で待機することになっていたのだろう。

私は、急ごうとは努めていたものの、ドアを閉めシートベルトを嵌めて、ということで少し時間がかかった。しかも、一度シフトをパーキングにしているし、サイドブレーキもかけている。そうしなければ、駐車券を取り出すために、エンジンをかけたままドアを開けたりしているので危ない。

駐車場に入るのにシートベルトを締めなくてもよいのかもしれないが、シートベルトを嵌めないと警報音が鳴るし、基本的に車を発進させるときはシートベルトをするのが普通である。

だが、後ろの車がしびれを切らしすごいクラクションを鳴らしてきた。

おそらく、後ろの車は反対車線から入ってきたので、斜めになってこちら側の車線をふさいで待機していたのだろう。しかも、結構大きい車だった。

そのような状況では、通行中の車も待っていてくれるのではないかと思うが、それを回避すべく、私に早くしろということである。

もし、簡単に駐車券取り出し口に手が届けば、ドライブシフトでブレーキを踏んだまま、シートベルトも外さずに駐車券を取ってすぐに発進できるわけだが、私の運転技術が足りず、機械に対して平行に、しかも手が届く距離で停車させることができなかったのだ。

すべて、私が悪いのです、申し訳ありませんでした。

あわてて、シートベルトを嵌めて発進させる。車は少し右に向いたままできるかぎり機械に近づけているので、今度はゲートを入るのに左にハンドルを切って発進した。

中に進み、また順路に従い逃げるように左に進んだが、そのへんで止まるとまた後ろから怒られそうなので、急いで右奥のほうに走っていった。しかし、適当な置き場所がなく、ぐるりと回ってくると、もうすでに後ろの車は入り口近くの場所に駐車し、既に家族と共に下車しているのだった。

私は、やっと入り口から左方向のところに置き場所を見つけ、他に入ってくる車もなかったので慌てずに駐車することができた。ほっと一息、やっと落ち着いた。

何が怖いかと言って、後ろからのクラクションである。

ライオンに追われた小動物のように逃げまどい、心臓バクバク。

このようなことはどんなに下調べしておいても避けることのできないアクシデント。

しかし、あの車、なんで対向車線を越えてこっち側の駐車場に入れるのか?

左側の立体駐車場に入れればいいのに。

・・・

駐車券の機械に距離を寄せて平行に停車させるのは、私にとってはなかなか難しい。

早くハンドルを切らずにもう少し進んでから、ハンドルを切ればよかったのだろう。

しかし、初めての場所では、どこが駐車場入口かを運転しながら発見するだけでも必死である。

そして、駐車券の機械は場所によって道路からの距離や角度がちがうので、瞬時に位置関係などを把握して車を移動させる必要がある。

右に近づけようとしてミラーをこすりそうになったりすることもあるので、接近しすぎるのも怖いし、腕が短いので機械に手が届きにくいというのもあるかもしれない。

こういうことにも運転技術が必要。やっぱり初心者マークを付けて運転したほうがよいかな~

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