蔓延防止措置が解除され、マスクや手指消毒をしていれば、だいたいどこでも入れると思い込んでいたのだが、学校と言うところは校門にて「検問」が必要な場合が多いということを、昨夜今日になって知った。
つまり、「発熱状態」や「衛生管理」のみならず、「その学校の関係者であるかどうか」まで厳密により分ける方針だということだ。
「検温」ではなく「検問」である。
しっかり、そう書いてあるのである。
そうすると、卒業生とか、在校生の親なども許可されていないのだそうだ。
小中学校などは、犯罪者や変質者が入るという事件があったので、20年以上も前に厳しくなったわけだが、大人が通う大学では、そのようなことはあまり気にしていなかった。
だが、新型コロナが人間にくっついて入ってきてしまったら大変なので、「どうしても入る必要のある人間」・「入る権利のある人間」のみをより分けて、許可する。
そのためには、校門を通過するすべての人の身分証明書・学生証を確認し、「検問」する必要があるということだろう。
このごろは、あっちこっちに「検問所」や「関所」が発生したということだ。
それでも、日本はまだ「ワクチンパスポート」がないと入れないなどということがないので、4回目のワクチン接種券を全員に送る自治体があったくらいで、大騒ぎすることではないだろう。
ちなみに、私が面接授業に行き、校門の検問所で呼び止められたのは、私が建物の方向に向かっていたからだったようだ。
もう一人の若い男性は、もっと奥の敷地のほうに向かっていたので、問題にならなかったのだろう。
私は建物に入ると、検温をしてアルコール消毒をして教室に入ったのであるが、アクリル板の向こうでマスクをした先生の声が聞き取れず、廊下の窓と教室の窓から風が通り抜けているため、寒くて耐えられず退散したのであった。
新型コロナの影響はまだまだ続く。蔓延防止措置が解除されてから、かえってその社会に与え続けている障害を身に染みて感じるようになった。
これから、社会はリハビリの期間に入るのだろうか?
いつになったら、普通の生活に戻るのか?それとももう戻ることはないのだろうか?