山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

旅行ガイドブックについて

2024-10-17 18:22:06 | 読書

「東京の流儀」について書くのはいよいよこれでおしまいです。

最後は「ガイドブック」について書かれていました。福田和也氏は、日本の旅行ガイドブックは、飲食店や土産物のことばかり載っていて肝心な現地のことが紹介されていないと述べています。

これは全く同感です。

福田氏が言うには、海外のガイドブックは、ショッピング情報などはほとんど載っていなくて、その観光地の歴史などがしっかり記載されているとのことです。

外国人が作ったガイドブックはそうなのですが、日本人が作ったガイドブックはショッピング情報誌みたいになってしまい、読むところが何もないようなものになっている。

それはそれを利用する日本国民がそういうものを求めているからでもあるのだろうとのこと。

私は日本の出版社の作ったガイドブックしか見たことがないし、海外にもほとんど行かないので、最近は日本の観光地のガイドブックしか買ったことがないのですが、まったくショッピング情報しか載っていないのでがっかりします。

肝心な歴史的な見学場所については、ほんのわずかしか載っていません。

あとは美味しい食べ物の写真やそのお店ばかりがならんでいます。土産物もそうです。

それからテーマパークみたいな、後でできた商業施設的行楽地に関しては大きく取り上げられています。一昨年行った北海道のガイドブックがそんな感じでした。

これがなぜかと考えたことがあるのですが、結局、ガイドブックって商業施設の広告にしか過ぎないんだと思うのです。広告のページではないにしろ、なんかお金でももらっているんやないでしょうか?本の購入者から得られる書籍代よりも、記事にした商業施設からお金が流れてるんじゃなかろうかと思うほどです。今時、あんまり本も売れないですが、そうなっていれば売れなくても元は取れるし、そして最近は旅行のガイドブックに商業施設のクーポンなんかが付いているみたいですね。

まったく、中身の空っぽの日本人と日本人社会ですよね。

このあいだ、山形駅の周辺を観光したんですが、山形城と博物館と最上義光歴史館と旧山形県庁舎はすばらしいんですよ。そしてこれがほぼ無料なんですね。博物館だけ有料でしたけどすごく安いです。これらについては、パンフレットなどに、なぜかあまり詳しい案内がありません。結局、観光客が見学しても収入にはならないんでしょう。

一方、七日町の「御殿堰」や十日町の「紅の藏」は、なんかとても楽し気な観光スポットとして紹介されていました。でも行ってみたら、ただの商業施設だったんですね。

ランチを食べるという目的は達成できましたけど、それ以上にあちこちで飲食をする必要はないし、土産物を買う必要もなかったので、立ち寄る意味がありません。ただ小ぎれいに整備されて、それらしき雰囲気にこしらえてるっていうだけの場所なのです。でも、こういうところに観光客を呼び込まないと、収益があげられないのでしょう。

いやいや、山形城や旧県庁舎や最上義光歴史館は、見学料を払っても充分な価値があるものでした。でも、あれは税金で成り立っているっていうわけか。

まあ、そんなわけで、日本という国は、中身の空っぽな商業主義で成り立っている社会なのでしょう。

ただ、福田和也氏は、日本のガイドブックに折り込み地図が付いているのは不要だって書いてあったんですが、私は地図は大歓迎です。ガイドブックについている地図は本当に重宝します。グルメの記事なんかはあまり見なくても地図はよく利用します。

それについては、日本人の作るガイドブックは気が利いてるなと思いました。

福田和也氏は先月お亡くなりになってしまったんですが。最近のクーポンだのポイントだのってものに支配されているお店については、きっと嘆いていたんじゃないかと思います。

本当に価値のあるものを見極めて、きちんと対価を払って、目先の損得に振り回されることなく、落ち着いて生活したいものです。

コメント

バーミヤンがイヤになる

2024-10-17 16:20:41 | 日記2024

愚痴です。

本日のランチは、バーミヤンで「あんかけ五目焼きそば」を食べたのですが、お料理はおいしいものの、とにかく様々なことで面倒くさくてイヤになっちゃいました。

まず、お店に入っていくと、これまでは店員さんが席を案内してくれたのですが、本日は「ご自由に空いている席にお座りください」と書いてあるんです。混んでいないからなんでしょうけど、パネルで注文して自分で水を持ってくるんで、客がどこに座ろうが店員さんが把握する必要がないんでしょうね。

で、入っていったんですが、空いている席はどこ~?と店の中をぐるぐるぐるぐる歩き回っちゃいました。1人なので、4人以上の席に座るのは悪いだろうと思うのですが、入り口の1~2人席は満席。
店の中を一巡した後、奥の方に行ったらやっと2人席の小さいテーブルが空いていたので座りました。

それからパネルであんかけ焼きそばを頼んだのです。そうして水やおしぼりは自分で持ってきます。

・・・

しばらくすると、テーブルのタッチパネルに、「まもなく料理が届きます。青く光っているトレーの料理をお取りください」という表示がでました。
すると、遠くから猫型ロボットが近づいてきたのですが、2mくらい離れたところで立ち往生しているみたいなのです。猫ロボットは「進路を譲ってくれにゃん」みたいなことを言っているのかな?と思いましたが、良く聴こえません。「通れないから、ここまで取りに来てくれにゃん」とか、まさか言ってないよね、と思いつつも、ずっとそこに止まっているので、近くまで歩いて行ってみました。

するとそこに私が注文した料理が載っていたので、これ取っていいんだよね、と思いつつ取り上げたんですが「もしかして私のじゃなかったらどうしよう?」と思い、また「目的位置に到着する前に取ってしまうと何か不具合が起きるかも?」などとも思い、どこかに店員さんがいないかな~と探して待っていました。「料理を取ったときは、どこかのボタンかなんかを押すんだっけ?」どこを押すのかわからないし、猫ロボットが狭い通路に詰まっているので、そのボタンみたいなものが見えない方向にあるものなのか、わからないのです。

「どうしたらよいかな~」と悩んでいると、店員さんが見えたので、聞いてみたら、「お客様は何番のテーブルですか_」などと聞かれ、いろいろ事情を説明したあと、ようやくわかりました。結局のところ、その料理は私へのものだったのですが、狭いところに乳幼児用の椅子が置いてあって、猫の配膳ロボットが通過できなくなっていたようです。

・・・

それから無事料理を食べ終え、そういえばバーミヤンって、すかいらーくのアプリを利用するんだっけ?と思いスマホを見てみました。

すると、なんと五目焼きそばのクーポンがあったじゃないですか。849円のものがクーポンを使うと829円になります。税込みでは934円のものが912円になるのですね。
これは使わなきゃ損だったわ、と思って店員さんに聞くと、会計のときに申し出れば訂正してくれるとのことでした。

で、会計に行ったんですが、ここもセルフレジになっているので、店員さんを呼んで定価になってた伝票をクーポンの値段に変えてもらうことができました。

でも、そのあと、支払いでわけがわからないのです。

まず、レシートのバーコードを読み込めというのですが、私がやっても全然反応なしです。店員さんがあきれてやり直してくれました。その後、今度は60才以上のプラチナパスポート(5%引き)をスマホで出し、それもバーコードを読み込ませます。これもわけがわからないので店員さんがやってくれました。

次に「ポイントを読み込みますか?」みたいなこを聞かれたので、「えっ?なんのこと?(何言ってるのかな?)」と何度も聞き直してしまいました。すると、それはすかいらーくポイントのことでスマホの会員証のバーコードを読み込むとポイントが加算されるらしいです。

読み込むか読み込まないか聞かれて、読み込みませんという客もいないと思うのですが、店員さんは、それを出すように促すためにそういう言い方をしたんでしょうけど、わけのわからない客でした。

そうして、その後に今度はV(T)ポイントかRポイントかdポイントカードを出してこれもバーコードを読み込み、それからバーミヤンが入っている商業施設のポイントカードも読み込ませ、ようやく終わったのです。

何個バーコードを読まないといけないんだ?

伝票・プラチナパスポート・すかいらーくポイント・dポイント・ビルのポイント 5個ですね。

ああ~~~、めんどくさ。

こんなことなら、値引きなんかしてくんなくて結構。ポイントも要らんわい、なんて思いたいのですが、

定価934円が結局クーポンやプラチナパスポートを使うと867円になるわけで、さらに色々ポイントもつくわけで、結局そんなものが欲しいあまりに、こんな面倒くさいことをやり続け、店員さんもゲンナリしながら、やってくれたというわけです。

この作業を1人でさっさかやれる客になれば、それで問題解決なんでしょうけど、できるようになる気がしません。

この頃バーミヤンが空いているのは、これが原因じゃないのか?と思ってしまいます。

 

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