先週の金曜日に帰省したのは、実家母のマイナンバーカードを申請することが目的だった。
私のスマホで母の顔写真を撮り、QRコードで申請フォームを出して、申し込むことができるとのことだったからだ。
ところが、金曜日の3時過ぎに実家に着くと、母がマイナンバー通知書が無いというのである。所定の場所に収納してあったはずなのだが、それが見当たらず、別の場所も探したがどうしても無いそうである。
ということで、その場合はスマホからは申請できず、本人が身分証明書を持って市役所に行かないとダメなのだそうだ。その日はもう夕方で急に準備をして出かけることもできず、3月に日を改めて市役所に行くことにした。
テレビのニュースでも言っているが、マイナポイントは2月中か3月1日までにマイナンバーカードを申し込んだ人に限るため、母はもうポイントはもらえない。しかし、市役所では3月いっぱいまではその場で写真を撮って、申請の仕方を教えてくれるとのことなので、その方法で申請するしかなくなった。
そもそもマイナポイントのことよりも、健康保険証がマイナンバーカードに一本化されるとの国の予定を聞いたので、それをしておこうと思ったのだった。
それにしても、几帳面でアタマもボケていない母が、どうしてマイナンバー通知書を紛失してしまったのか不思議でならない。
だが、そもそも昨年くらいまでは、マイナンバーカードは任意であり、保険証として必須のものとなるなんて言う話もなく、母は作る予定もなかったのだから、その所在も意識の外に行ってしまったのだろう。
母の場合、スマホもないしクレジットカードもないのでマイナポイントをもらうためには、セブンイレブンのナナコを作る以外にはないだろうと思っていた。田舎ゆえ、セブンイレブンも母が1人で買い物に行くような場所にはないので、私が帰省したときに一緒に行って使う程度である。
どうせならポイントももらえたほうが良かったが、しょうがない。
実家の周囲の老人たちも、作った人あり、知らない人あり、頑として拒否する人ありで、様々である。
今日テレビを見ていたら、最後の駆け込みでマイナンバーを作りに来た人たちで会場が満杯になり大変なことになっていた。まるでワクチン接種の最初のころ、集団接種会場に殺到した群衆のようであった。
この頃の国のやることは本当に信用ができない。
ワクチンパスポートやら、マイナ保険証やら、それをしない人々に損失を与える方法ってなんなんだろうか?
実家から市役所へはタクシーで片道1690円もかかるので本当に大変だ。バスもあるが母の足元がおぼつかないので乗り降りがあぶなっかしいから車がいい。
私が東京から車に乗っていくのも、自信がないし、困ったことである。
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