今日は、本当に1日中雨が降っている。
何度も近所の川が危険水域に達したという警報が流れている。
しかし、おそらく氾濫することはない。
一日中何もしないで、you tubeなどを見ていた。
退屈なので昼寝までしてしまった。それでもずっと雨が降り続いている。
・・・
急に、子供の頃持っていたハンカチのことを思い出した。
そのハンカチは、誰かからもらった土産であり、うすっぺらい白い布なので、水分なんかほとんど吸収できないのだ。
そこには、着物を着た女の人が立っている絵がかいてあった。
そうしてそこに、
“雨がふるふる 城ヶ島の磯に
利休鼠の 雨がふる”
と書いてあった。
なぜか急に、あのハンカチを思い出したのだ。
そのハンカチは、ずっと箪笥の引き出しの中に入っていて、一度も実用的に使ったことはない。
薄っぺらで後ろが透けてみえるほどの布なので、到底使いものにならないことがわかる。
いつもはガーゼで、模様のある3枚セットで売っているハンカチを使っていた。
あのハンカチの詩の意味なんだろうなあ・・・ と頭に浮かんできた。
そもそも「雨はふるふる」で思い出したのだが、「城ヶ島」もすぐに思い出した。
当時、城ヶ島を具体的に知っていたわけではないが、神奈川県のほうにあるものだとは知っていた。
その後の「利休鼠」と言う言葉が、記憶の中から呼び覚まされた。
昔も今も意味不明だ。
そうだ調べてみよう。
雨はふるふる 城ヶ島 利休ねずみ などで検索したら、上の詩が出て来た。
城ヶ島の雨 ・・・ 北原白秋の作詞した歌なのか。
大正2年1913年10月に歌として発表されたものだそうだ。今から110年も前である。
続きがあるが、あまり興味がないので載せないことにする。
美空ひばりや倍賞千恵子などが歌っているみたいで音声動画もあるけど、あんまり好みじゃないので途中で聴くのをやめてしまった。
利休鼠というのは、緑がかった灰色のことだそうだ。
北原白秋は、当時城ヶ島の対岸の三崎町に住んでいたそうである。
・・・
あのハンカチの存在が50年以上も経ってから呼び戻されるとは不思議なことだ。
・・・
ところで、またサイレンが鳴り響き、ついに近所の川が氾濫しました。相当な雨量です。
うちは危なくないので逃げません。
町中の小さな川は氾濫したが、誰も騒ぐ人もなく、みんな寝静まっているようです。
川に沿った道路が川と一体となっているようで、水浸しになっています。
流されるようなことはなさそうですが、床上浸水などになっている家があるかもしれません。
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