新型コロナの感染を予防するために、今もなお飲食店のテーブルにはアクリル板が設置されている。
今日は、ラーメン屋でランチを食べたが、知らない隣の席の人との間に透明のアクリル板があり、それで仕切られているのは良いと思った。
ところが店によっては、なぜか同じ連れが向かい合って座っている一つのテーブルの上を仕切るようにアクリル板が置いてある。
仲間同士が食事中にしゃべると感染するからということなのだろうか?
このあいだ、旅行に行ったときのある日の昼食では、4人掛けの大きなテーブルの中央にアクリル板が2枚おいてあり、そして、私たち夫婦は、斜めにずれて向かいあう形で席が決められていた。
多くの客は、夫婦か友人の2人連れなわけで、旅館も同室なのだが、食事の時には自分の真正面を透明な板で仕切られており、黙って食べる。
一方、隣のテーブルとの間は、少し距離がとってあるということもあり、そちらにはアクリル板はない。
しかし、どう考えても、アクリル板は身内と身内の間を遮るよりも、隣の他人との間を遮るべきではないだろうか?
それで、私たち夫婦は、目の前のテーブルの上のアクリル板を勝手にどけて、隣の席がある通路側に移動したのだった。
それにしても、会話は極力避けなければいけないので、ただもくもくと口に入れて飲みこむだけなので、10分くらいで食べ終わってしまうだ。旅行中の食事はみんなこのような感じであった。
子ども達は、学校でこんな食べ方をしているのだろうかと思う。
・・・
この間、父の日にたまたま通りがかりのイタリアンレストランに入った。
私たちはたまたまテラス席が空いていたので、そちらに座って、外気の中で伸び伸びと食事をしていた。
すると、屋内の席には、父の日を祝う家族連れが食事をしていたようだったのだが、突然、ガラガラド~ン、のような音がしてきて、何かが壊れるような音がした。
子どもが何か間違って食器を壊してしまったのかな?と思った。
見ると、なんと、テーブルの脇のちょっと高いところによけて置いてあったアクリル板がテーブルの上に落下していたのであった。
おそらく、4人家族くらいのテーブルで、中央にアクリル板があっては料理を陳列することができないので、店側でどかしてあったようなのである。
このような場合、アクリル板って、同居している家族を仕切っても何も意味がないし、それをどかせば置き場所にも困り、結局食べ物の上に転落してきたりするんだから、弊害があって益がなさそうである。
しゃくし定規にアクリル板を置けばいいってもんじゃない。
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