グリーンズ・テイブル

ppのピアニッシモな戯言でござ~い☆

札幌交響楽団第514回定期演奏会

2008-12-07 00:55:43 | 鑑賞

12月6日(土)15:00~(前日も同じプログラムで公演)
札幌コンサートホールキタラ
指揮:高関 健
ピアノ:舘野 泉
ラヴェル:スペイン狂詩曲
 〃  :左手のためのピアノ協奏曲
 〃  :道化師の朝の歌
 〃  :高雅で感傷的なワルツ
 〃  :ラ・ヴァルス
アンコール:美女と野獣の話/ラヴェル

体調がイマイチだったのと、気温が前日からグッと下がる予報だったので迷っていたが、舘野泉さんのピアノを聴きたい気持ちが勝り、当日券で入ることにして出かけた。
キタラで当日券を買うのは初めてのこと。良い席が残っていますように
選択席はA席の二階左寄り最前列か、B席のステージ後方左最前列。思い切って、指揮者の顔が見えるほうにしてみた。
しかも、座ってみるとピアノコンチェルトの左手が障害物無しでよく見える席でした(ラッキー!)



この2枚の写真を撮った途端に「場内での写真撮影の禁止」のアナウンスが。見られたんでしょうか。アナウンス前だから許されますよね(フフ)
この席はピッコロの後ろ延長線上だから、いつも見慣れている角度。ただ弦の並びが1st、チェロ、ビオラ、2ndの順、コントラバスはチェロの後ろだったので、いつも一番遠いコントラバスが直ぐ下に、良く聞こえました。全体として響いて届いた音ではない直接的な音が聞こえてくる席、演奏者ととても近いので練習会場にお邪魔した見学者の感覚。細かな動きが見て取れます。
指揮者の指示出しのタイミングが良くて、演奏しやすい(そうな)棒。
視角だけ演奏者気分、なんだかこの席やみつきになりそうですよ。

オールラヴェルプログラムははじめて。
ハープが2台(Tさんは2年前我々が演奏した「オペラ夕鶴」にエキストラで出て頂いた方だと思う)、チェレスタ、バスクラ、コントラファゴット入り。
スペイン狂詩曲と道化師は情熱的、ラ・ヴァルスはフランス語でワルツのこと、生で聴くのは初めて、粋さあり、影もあり、迫力も有り。ラヴェルには、どの曲も都会的なスマートさを私は感じます。
帰り道は中島公園の中をワルツを踊りながら帰れたら楽しいだろうな(踊れないのにね)~あのウィーンのニューイヤーコンサートのバレリーナのように~と想像。
さて、私の目的のピアノコンチェルト、舘野泉さんの演奏は期待を裏切らず、カデンツの所ではググッと 目をつぶって聴くと、片手だけとは思えない、入り組んだ音と音色。もう、充分でした!ありがとうと言いたい。

開演前のロービーにて弦12,3人による演奏「キラキラ星変奏曲」

楽しいこと、美味しいものは……新しい力にかわってくれる☆

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