グリーンズ・テイブル

ppのピアニッシモな戯言でござ~い☆

宇宙連詩

2008-12-27 08:56:28 | 
夕べまた降ったようで車に10センチほど積もっています。

監修:宇宙航空研究開発機構
発行:(株)メディアパル
大岡信、谷川俊太郎、野村喜和夫、的川泰宣、他

日本伝統文化の連歌、連句を発展させて生まれた「連詩」。国境・人種・言語を越え実現した人類初のプロジェクト。ネットで募集した詩を選定し完成された「連詩」は国際宇宙ステーションに接続されている日本の実験棟「きぼう」に搭載された。第二期が終了し、第三期も予定されている。

この本では前半に第二期目の24の詩が宇宙の写真を背景に掲載。
後半では「連詩」が出来るまでの経緯が対談などで記され、更には「いのちの尊厳」にまで及ぶ。宇宙連詩「地球の生命」と第一期分も掲載。
北川フラム氏によるあとがきに連詩の本質や対する思いが端的に書かれていました。
連詩は自己主張ではない。生まれ育ちが異なる、つまり思想がちがう人々が他者の言葉のうえに乗りながら、自己を少しずつ変えていく試みである。そんな連詩がもつやわらかな人とつながる心が、宇宙での作業の底辺を支えていく上で必要だと思うのは、当たり前のことだった。
あのスプートニクを世界中の人が支えたように、連詩のもつ繋がりが地球人を逆に照射していくことを願う。


私は子供の時から星空をただ眺めるのが大好きなので(その話はまたいつか)それだけでも惹かれた本でした。
たくさんの素敵な詩が載っていますが、春に書いたこのブログの中で「君が代」についてのくだりで言葉不足だったところを補ってくれるような詩がありました。
それは宇宙飛行士山崎直子さんの詩を受けて、谷川俊太郎さんが書かれたものなので両方をそのまま転記します。

われら星の子 宇宙の子
海に生まれて大地に育ってきたわたしたちの体には
はるか百数十億年の
宇宙の歴史が刻まれている
ほら今日もどこかで小さな光が
(山崎直子・宇宙飛行士)

住所は村ではない 町でも県でも国すらない
住所はこの惑星 そして銀河系
光にみちびかれ 闇にひそむエネルギーに抱かれて
(谷川俊太郎・詩人)


火星


アンドロメダ銀河M31


宇宙創生から約137億年
地球誕生から約46億年
生命の誕生より約40億年目
だそうです。
今、私達はそこを生きているんですね。

楽しいこと、美味しいものは……新しい力にかわってくれる☆

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