のち
「とんび」
重松 清
角川書店
いつも登場人物にそそぐ視線が優しくて好きな作家。
「ビタミンF」以来。
長編なので長いこと積ん読、読み始めると一気に。
抵抗無く入ってくる文体と、相変わらずの優しさと。
気持ちを表現するのが不器用で学歴もない「とんびのやすさん」が周囲に助けられながら男手ひとつで愛情一杯に「鷹のアキラ(息子)」を育て上げる物語は、自分も人の親であり人の子だからだろうか、随所で泣けた。
それとも人間関係の希薄さが当たり前のようになってしまった時代に生きているからだろうか。
「とんび」
重松 清
角川書店
いつも登場人物にそそぐ視線が優しくて好きな作家。
「ビタミンF」以来。
長編なので長いこと積ん読、読み始めると一気に。
抵抗無く入ってくる文体と、相変わらずの優しさと。
気持ちを表現するのが不器用で学歴もない「とんびのやすさん」が周囲に助けられながら男手ひとつで愛情一杯に「鷹のアキラ(息子)」を育て上げる物語は、自分も人の親であり人の子だからだろうか、随所で泣けた。
それとも人間関係の希薄さが当たり前のようになってしまった時代に生きているからだろうか。