プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

国岡恵治

2014-12-14 21:18:03 | 日記
1970年

阪急は八日午後三時から大阪・北区高垣町の球団事務所で、国岡恵治投手(17)=182㌢、73㌔、左投げ左打ち・鴨島商=の入団を発表した。発表には渓間代表、木地相談役、父親正隆さん(42)母親元さん(44)が立ち会った。背番号は34。同投手は左の本格派で、右の太田(三沢ー近鉄)とともにスカウト間でその力は高く評価されていた。四十三年夏の甲子園大会に一塁手として出場、二回戦(盛岡一高)で敗れたが、このとき救援でマウンドを踏んだ。投手として一本立ちした昨年夏、南四国大会決勝戦で高知商に3-1で敗れたが、予選からの6試合中4試合連続完封を記録した。「投球数の半分以上がまっすぐ」と本人がいうぐらい、力で押していくタイプだが、左にありがちなコントロール不足の心配もない。昨年のドラフト会議で阪急が第2位に指名、獲得したわけだが、当時、すでに日本生命に就職が決まっていたため了解を取りつけるのに時間がかかり発表が遅れていた。ウイニングショットは内角速球。球団側は第二の梶本としてその将来性に期待している。

国岡投手の話 球種は速球とカーブの二種類しかありません。これまでに半分以上まっすぐだったし、勝負球はむろんストレートです。同じ左腕の大先輩として梶本さんを目標にがんばりたい。

藤井スカウトの話 フォームが実になめらかだ。これが長所である半面欠点でもある。しかし、研究熱心で、とにかくもっとも大切な前向きの姿勢を持っていることは大きな強みだ。

渓間代表の話 背が高いし、これで肉がつけば左腕の本格派として理想の投手になるだろう。二年ほど先が楽しみだ。第二の梶本として将来性を大いに期待している。
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丸山隆男

2014-12-14 20:26:01 | 日記
1963年

巨人は十四日午後一時から東京銀座西の読売本社五回特別会議室で、富山西の丸山隆男投手(18)=1㍍82、73㌔、右投げ右打ち=の正式入団発表を行った。同投手は今春の高校選抜大会と、夏の大会の二回にわたって甲子園のマウンドを踏んだが、味方打線の不発から春は日大一に2-0、夏も下関商に1-0といずれも一回戦で敗れた。しかし下商池永と互角に投げ合った速球は超高校級の定評があり、中日をはじめ数球団が誘っていたが、将来チームの主力投手にと期待した巨人が、正力剛社長の熱意によって獲得したもの。なお同選手はこの日から合宿にはいり、多摩川球場での秋季強化練習に参加する。背番号は未定。

巨人高橋社長の話 いままで富山県からは有名選手が出ていないそうだが、富山は正力さんの郷里でもあり、誇りになるような選手になってもらいたい。丸山君の成績はご存知のとおり。身長もサキにはいった吉沢君(北海高)より高いし、今後大いに期待して、りっぱな選手になるよう期待している。

佐々木代表の話 川上監督が右の丸山、左の吉沢というのが将来巨人の基盤だという構想から、ねらいをつけていた投手だ。丸山君の入団には中日さんの強引な誘いもあったが、郷里の関係で正力剛社長に大変骨折りいただいた。将来巨人の主力投手になるようがんばってもらいたい。

丸山投手の話 はじめから好きな巨人にはいりたいと思っていた。プロ野球は三回ほどみた。どこまでやれるかわかりませんが、一日も早く第一線で出れるようにがんばりたい。球は直球、シュート、カーブの三つですが、これから勉強します。好きな選手は藤尾さん、努力する点です。この前の練習で一球一球ていねいに投げることが大切だと思った。富山では30㍍ぐらいのダッシュ走法を約二時間ほどやっていた。

富山商高須田監督の話 富山県からは優秀なプロ選手が出ていません。その意味で丸山君に期待をかけています。決め球は外角低めの速球で、かなりのスピードをもっているし、巨人はコーチ陣に恵まれているから、大成してくれると思っています。
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山本多聞

2014-12-14 20:06:58 | 日記
1963年

山本多聞外野手…1㍍76、74㌔、左投げ左打ち。

・山本選手は高校三年間の通算打率・310をマークし、長打力もある強打者で、百㍍11秒の快足の持ち主。

岡村スカウトの話 山本君は足が速くてバッティングもシャープ。なによりからだがやわからなところにほれこんだ。
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大島敏夫

2014-12-14 20:03:46 | 日記
1963年

大島敏夫投手…仙台育英学園、右投げ右打ち、1㍍75、78㌔

・大島投手は速球が武器の本格派投手。ことしの夏の大会に出場したときは今治西に打たれたが将来性はじゅうぶん。

岡村スカウトの話 大島君はまだ未完成だが、足腰のバネがよく投げ方、からだつきが元巨人の藤本投手に似ている。
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安東功

2014-12-14 16:06:29 | 日記
1962年

安東功投手…東洋高圧大牟田、大分県高田高出、1㍍81、79㌔、右投げ右打ち

・安東投手は真っ向から投げる剛球と鋭いシュートに定評があり、プロ関係者から注目を浴びていたが、東圧野球部が経費節減のあおりを食って解散したため、プロ入りに踏み切り、久野スカウトらを立てて誘っていた広島が獲得したもの。
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天本光

2014-12-14 16:03:06 | 日記
1962年

天本光遊撃手…福岡電波高、1㍍70、67㌔、右投げ右打ち、福岡県西戸崎出身

・天本遊撃手はシャープなバッティングと軽快な守備で、かねてから九州高校球界では注目されていた。今夏の福岡県予選で同校が県代表決定戦まで進出したため、さらにクローズアップされた。広島をはじめ二、三の球団が勧誘したが、熱心な広島の努力が実ったもの。一年のときからレギュラーで通し、今季は三番を打って三割の打率を残しているが、ベース1周16秒の俊足と、軽快な守備は高校生ばなれしたもの。
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中前健児

2014-12-14 15:45:00 | 日記
1963年

兵庫県高校野球界の好投手として評判の高い県尼崎高の中前健児投手(18)=1㍍72、61㌔、左投げ左打ち=は二十八日夜同高校で「大毎入りを決めた」と語った。同投手は夜間部の三年生だが、今夏の全国大会、八月上旬kら大阪市北区日本熱学に就職。ノンプロ選手として活躍していた。なお同社と退社の話し合いが残っているので、正式契約にはいたっていないが、十二月上旬円満退社。年内には正式契約の運びとなる模様。

中前投手の話 高校時代は故障つづきで、満足なときは一回もなかった。しかし最近やっと本来の調子が出てきた。とくに目標といったものもないが二、三年下積みでがんばり、一日も早く第一線に出場できるようになりたい。
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佐々木孝次

2014-12-14 15:38:58 | 日記
1963年

中日ドラゴンズは十日午後一時から名古屋市中区南外堀町の球団事務所で高田代表、杉浦監督立ち合いで広陵高の佐々木孝次選手(18)=1㍍70、70㌔、右投げ右打ち=の入団を発表した。同選手は今夏の甲子園大会で中堅手として出場、さきに巨人入りした山本と四、五番コンビを組んでいた。高校三年の一年間のアベレージは8本塁打、打率・380をマーク。内野守備もすぐれているので内野へのコンバートも考えられている。
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三浦和美

2014-12-14 12:46:42 | 日記
1963年

広島カープでは五日午後二時から広島市基町の広島市民球場内球団事務所で明大三浦和美外野手(22)=1㍍78、78㌔、右投げ右打ち=の正式入団を山本代表、白石監督、おじの梶山義登氏立ち会いのもとに発表した。同選手は地元広陵高から明大に進み、三年生の春(三十七年)からレギュラーとして活躍、大学時代の最高打率は三十七年春の三割七分(規定打数不足)がある。ベース一周14秒2という俊足の持ち主。高校卒業時にプロの勧誘を受けるなど早くから大物としてさわがれ、また今シーズン終了後二、三の球団から誘われていたが、スタートからリードしていた広島と本人が強く広島入りを希望したため、スムーズに決ったもの。右の外野手不足に悩んでいる広島だけに三浦の加入は大いに期待されている。

三浦選手の話 根っからの広島のファンだったし、地元でもあり、先輩もたくさんおられるのでやりやすいと思う。プロにいくなら広島と早くから決めていた。はいった以上はもちろん第一線で一日も早くプレーしたい。バッティングではあらゆる点を勉強しなければならないが、とくにカーブ打ちをマスターしたい。
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遠藤浩司

2014-12-14 12:27:26 | 日記
1963年

阪急は六日、大阪市北区梅田の阪急航空ビル内レストラン、シルバーで、遠藤浩司投手(18)=東北高三年、1㍍78、75㌔、右投げ右打ち=の入団を発表した。遠藤投手はことし夏の高校野球宮城県予選で3試合を無失点で押えている。速球を武器とする本格派投手。登録は六十四年度、研修期間は百試合。

遠藤投手の話 阪急を選んだのは、投手が育ちやすいチームだと聞いたからです。米田投手のような本格派になりたい。
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奥川勝彦

2014-12-14 11:39:03 | 日記
1963年

阪急ブレーブスでは十六日午後一時から岡野代表立ち会いのもと日立製作所の奥川勝彦投手(22)=1㍍75、75㌔、左投げ左打ち、岡山南高=の入団を発表した。同選手は高校卒業後に丸善石油に三年、続いて日立製作所で一年過ごした本格派の速球投手で、ウイニング・ショットは内角に食い込む速球とドロップ。研修五十試合。

岡野代表の話 球界には左投手が非常に少ない。その点うちは比較的左投手に恵まれ、今季も岩本、浜崎らの若手を加えたが、なにぶんにも若いし、成長を待つ段階なので、すぐ使える左を捜していた。奥川君は早くから目をつけていたがやっと本人、会社の承諾を得られて入団した。すぐ使えることを確信している。
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淵上信彦

2014-12-14 11:12:00 | 日記
1962年

広島カープは二日午後一時市民球場内球団事務所で白石常務、久森事務局長立ち会いで、水俣高の淵上信彦投手(18)=1㍍78、73㌔、右投げ右打ち=の正式入団を発表した。淵上投手は速球、シュートを武器とする正統派。一年生からエースとして活躍、また打者としても四番を打ち通算打率・380をマークしており、投打ともに水俣高の中心選手として活躍した。今夏熊本県予選では一回戦に完封勝ち、二回戦では優勝候補の熊本商に敗れており、中央球界には名を知られていないが九州球界では好投手の一人に数え上げられている。予選終了後巨人、近鉄はじめプロ球団から誘われていたが、一番早くから声をかけ、終始熱心に勧誘したカープが獲得したもの。

淵上投手の話 広島が一番熱心に誘ってくださったのでお世話になることにしました。明るいチームカラーが自分にぴったりするように思います。プロ野球は実際にみたことがないが、プロに入ったからには一生懸命がんばって早く第一線に出たい。自分としてはやはりピッチャーでやってみたい。
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原田秀幸

2014-12-14 10:56:27 | 日記
1963年

山口県下で下関商の池永以上という評判をとった柳井商工の原田秀幸投手(18)=1㍍75、72㌔=はこのほど南海との正式契約を行った。同投手は今夏の山口県予選決勝で下関商と対戦、池永を上回るピッチングをみせ一躍注目を浴び、西鉄、広島、大洋などから目をつけられていた。速球とカーブに威力があり、先に山口県下選抜軍のメンバーとして韓国遠征にも参加、大活躍した。山口県下では有力な南海が早くから目をつけ、富永スカウトが柳井市の自宅で契約したもの。
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池田信隆

2014-12-14 10:33:18 | 日記
1962年

午後一時から福岡市万町の球団事務所で、池田信隆投手(18)=宮崎日向学院、1㍍76、70㌔、右投げ右打ち=の入団を発表した。同投手は速球、カーブに特色をもつ本格派投手。西鉄のほか巨人からも勧誘されていた。

池田投手の話 よく巨人の宮崎キャンプを見ていましたが、なんとかやれる自信はあります。大いにがんばるつもりです。
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中谷剛

2014-12-14 10:26:38 | 日記
1964年

山崎、井石につづいて東京はこのほど、中谷剛投手(19)=1㍍76、67・5㌔、右投げ、右投げ、新潟県糸魚川商工=を獲得、九日午後東京・南千住の球団事務所で入団を発表した。中谷投手は真っ向から投げ降ろす本格派、速球とシュートが武器。今夏の地区予選では準決勝で敗れたが、国体で三位に残った。山田スカウトが、国体予選から検討「下半身を鍛えれば有望」とみて入団させた。一試合平均9奪三振を奪い、打撃もよく、通算四割台をマークしている。

中谷投手の話 自信なんてありませんが、一度プロでやってみたいという気持ちはありました。山田さんが来られて、どうだといわれたので、思い切ってお世話になることにしました。あまりオリオンズの試合は見ていませんが、とにかく一生懸命やるだけです。

本堂監督の話 まだきょう会ったばかりだからわからないが、とにかく新潟の人はねばり強い定評がある。幸い素質に恵まれているのだから、小山、坂井といった好投手のいいところをよく見習って一日も早くローテーションにはいってほしい。
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