プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

山本重政、岩上江笠

2020-01-02 09:43:05 | 日記
1962年

近鉄バファローズではこのほど立命大の山本重政投手(18)=右投、右打、1㍍79、75㌔、背番号12=の獲得に成功十八日午後三時から大阪市阿倍野区の近鉄球団事務所で浅野常務、別当監督立ち会いのもとで正式発表が行われた。また同時に丸善石油の岩上江笠投手(24)=立命大出、右投、右打、1㍍75、74㌔、背番号58=の入団発表を同時に行なった。

山本投手は兵庫県社高から今春立命に進学、いきなりリーグ戦で3勝をマークしている。また高校二年の選手権大会兵庫県予選で完全試合を記録して早くから各球団スカウトからマークされていたが、近鉄は別当監督自ら勧誘に乗り出したことが、大きくものをいって獲得に成功したもの。また岩上投手も立命時代からスカウト合戦の渦中にあったほどの投手。しかし、昨年丸善石油に入社してからは練習不足などから十分の活躍が見られなかったが、素質は十分あり、近鉄の戦力になるものと期待されている。

山本投手の話 大毎からも熱心にさそってくれたのですが、母が在阪球団を希望していましたし近鉄は別当監督が何度も実家へ足を運んでくださいましたので近鉄へお願いすることに決めました。プロ野球はテレビ以外では見たことがありません。

岩上投手の話 江田さん(スカウト)が熱心に誘ってくれましたので、プロ入りにふみ切りました、プロでは自分なりには十分やれる自信はもっています。近鉄を選んだのはやりがいのあるチームだと思ったからです。

別当監督の話 両投手とも19日の阪急戦からユニホームを着てもらいます。練習の結果を見て早く登板させたい。素質のある投手なので大いに期待している。
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