1998年
「僕はブルペンでは緊張するけど、マウンドに上がると落ち着くんです」という自称、強心臓男のヤクルト宮出がまたも無失点投球を見せた。190センチの長身に加えて、真上から投げおろす豪快なフォーム。角度のある球筋と、丁寧な配球で5回を3安打に抑え、二塁を踏ませたのは一度だけ。「スライダーの切れがすごくよかった。フォークで三振も取れたし」という二十歳の右腕は、前田、緒方、野村から三振を奪ったことが何よりうれしそうである。
「僕はブルペンでは緊張するけど、マウンドに上がると落ち着くんです」という自称、強心臓男のヤクルト宮出がまたも無失点投球を見せた。190センチの長身に加えて、真上から投げおろす豪快なフォーム。角度のある球筋と、丁寧な配球で5回を3安打に抑え、二塁を踏ませたのは一度だけ。「スライダーの切れがすごくよかった。フォークで三振も取れたし」という二十歳の右腕は、前田、緒方、野村から三振を奪ったことが何よりうれしそうである。