1981年
「高知県ナンバーワン投手」といわれた安芸工・藤本雄司君(18)=180㌢、65㌔の評判もいい。ある在京球団のスカウトは、「中央球界では無名ですけどスピード、体つき、フォームもすばらしい。コントロールがいまひとつだが、球速は135~140キロ台。案外早く出てくるかもしれない。まず四位以内には指名されるだろう」と、太鼓判を押すほどだ。右の本格派で二種類のカーブと外角のストレートが武器。一試合の平均奪三振は十個。高二のとき、高知県下の選抜メンバーでフィリピンに遠征し、ノーヒット・ノーランの快投を演じている。現在、急、近、中、西以外の八球団が名乗りをあげている。「中学時代は全然コントロールがなくて、控えだった。うちにきてよくなったけど、甲子園までは進めなかった。今年は一回戦で高知商と当り負けました。素質はいいものもってるし、性格もピッチャー向きだから将来性はあるが、一応、三菱重工神戸に内定しているんですよ。どっちにいくかは本人と家族にまかせている」(池内英夫監督)
「高知県ナンバーワン投手」といわれた安芸工・藤本雄司君(18)=180㌢、65㌔の評判もいい。ある在京球団のスカウトは、「中央球界では無名ですけどスピード、体つき、フォームもすばらしい。コントロールがいまひとつだが、球速は135~140キロ台。案外早く出てくるかもしれない。まず四位以内には指名されるだろう」と、太鼓判を押すほどだ。右の本格派で二種類のカーブと外角のストレートが武器。一試合の平均奪三振は十個。高二のとき、高知県下の選抜メンバーでフィリピンに遠征し、ノーヒット・ノーランの快投を演じている。現在、急、近、中、西以外の八球団が名乗りをあげている。「中学時代は全然コントロールがなくて、控えだった。うちにきてよくなったけど、甲子園までは進めなかった。今年は一回戦で高知商と当り負けました。素質はいいものもってるし、性格もピッチャー向きだから将来性はあるが、一応、三菱重工神戸に内定しているんですよ。どっちにいくかは本人と家族にまかせている」(池内英夫監督)