久しぶりに「ラジオ深夜便」

2001年08月01日 | ラジオ

先週の金曜日の深夜、
というより、土曜日の早朝か、
九想話を書いて、
九想庵を更新して蒲団に入ってから、
いつものようにラジオをつけて
「ラジオ深夜便」に合わせた。
4時台は、いつも日本の古い歌謡曲をやっている。
その日は歌の間にセリフがある曲を特集していた。
スイッチを入れたときに流れた曲は、
「岸壁の母」
その後に、「花街の母」だったかな。
そして、「月の法善寺横町」。
最後に、「悲しい酒」だった。
人が寝静まった深夜に、
これらの歌をしみじみ聴いていると、
なんか深い穴に落ちていくようだった。
不思議な懐かしさに包まれ、
涙さえ出てきそうになった。
何人の、いや何万人のお年寄りが、
それぞれの想いで、
それらの歌を聴いていることだろう。

何日か前、イヤフォーンの音に共鳴して、
隣の家のラジオの音が聴こえた。
「ラジオ深夜便」だった。
隣は、おばあさんが1人で住んでいる。
そのときも聴いていた。
旅行好きなおばあさんで、
年に何回か海外や国内を旅行している。
そのたびにおみやげを買ってきてくれる。
たまにベランダで顔をあわせる。
感じのいいおばあさんです。

しかし、あのとき以来仕事中に、
「花街の母」の歌い出しが出てきてしょうがない。



















コメント
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