年配女性(オバサン)の会話

2001年08月21日 | Weblog

今日夕方、仕事が終わってから、
いつもの整形外科に行った。
電気のマッサージをされているとき、
患者の年配女性と、
マッサージ器具を患者に装着する仕事をしてる年配女性が、
熱心に話をしている。
私は、カーテンで仕切られたベッドに
うつ伏せになっているので、彼女たちは見えない。

「この前、うちのが『コウモリ取ってくれ』といったら、
 娘が『コウモリってナニ』っていうのよ。
 いまのコは分かんないんだねコウモリが」
「分かるわけないわよ。
 今どき傘のことコウモリなんていう人いないもんね。
 私だってこの前、手拭いっていったら、
 『ナニそれ』っていわれちゃったわよ。
 今はタオルだもんね。
 もう死語になっちゃったのかね」
「さびしいねェ」
「そうねぇ、今、紙っていえば
 ティッシュかトイレットペーパーでしょ。
 昔はいろんなのがあったね」
「そうそう、落し紙にもいろんなものあったわよね。
 厚い黒っぽいものや白いもの、薄いちり紙もあった」
(落し紙っていい言葉だね。さしずめ今は、流し紙かな)
思わずおれは、突っ込みをこころで入れた。
「新聞紙や雑誌を使ってる家もあったわよね」
(おれんちは新聞紙だったよ)
「あんなのは、かたくて使いづらいでしょうね」
(慣れりゃ、なんてことない。
 友だちの家のトイレには電話帳があったよ)
なんて突っ込み入れてたら、
「台風これからひどくなるのかね」
「そうみたいね。いやねぇ」
2人の年配女性の話題が変わっていた。

コメント
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