夜7時半から、
NHKの「想い出のメロディー」を観た。
今日で番組は33回目なのだが、
いままで観たことがなかった。
私には関係ないものだと思っていた。
1曲目は、園まりの「逢いたくて逢いたくて」だった。
この曲は中学生のとき、
ブラスバンドでよく演奏させられた。
(顧問の先生は、軍歌と歌謡曲が好きだった。
なんであの先生が顧問なんだ、
と私は疑ったほど、音楽的素養のない人だった。
ですから私、軍歌のメロディーはかなり知ってます)
そのとき使っていた吹奏楽のアレンジが、
サビの部分のメロディーはトロンボーンだった。
これを吹いていた頃、
歌詞の気持ちが分かっていなかった。
現在ならもっと感情を込めて吹けたのに…。
次が、中村晃子の「虹色の湖」。
私が中3のときに好きだった女の子が、
中村晃子に似ていた。
私は彼女の写真を持ってなかったので、
雑誌から切り取った中村晃子の写真を
文庫本に挟んでいた。
なんてことを思い出した。
いくつかとんで、「春なのに」が歌われた。
中島みゆきの歌が“想い出のメロディー”なのです。
「涙をふいて」「大阪で生まれた女」には、
涙が止まらなくなってしまった。
この2曲は、30歳前後によくカラオケでうたった。
息子たちはまだ小さく、
私は家族を食べさせていくために、
必死になって(?)仕事をしていた。
その頃を思い出してしまったのです。
こういうふうに書いていくと、キリがない。
1曲1曲に想い出があります。
これまで縁のないと思っていた「想い出のメロディー」が、
私のための番組だったということを知ってしまった。
これはよろこんでいいのか、
かなしんでいいのか。
酒はうまかったのだが…。