レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

続スーパージャイアンツ 悪魔の化身

2022年09月06日 12時46分25秒 | 特撮

「続スーパージャイアンツ 悪魔の化身」
1959年 日本 57分
■監督:
 赤坂長義
■出演:
 宇津井健
 明日香実
 瀬戸麗子
 大谷友彦
 宮田文子

●あらすじ
「スーパージャイアンツ」シリーズ第八作。
青葉孤児院に突如現れた奇怪な魔女。
それは人類を憎む大川博士が、戦争で死んだ愛娘を甦らせたものだった。
続いて博士は、人類抹殺を図って強力な毒薬を開発する。
スーパージャイアンツは毒薬工場へ乗り込むが……。
本作からスーパージャイアンツは、普段は大賀一平と名乗っている。
(YAHOO映画より)

★感想など
制作会社が代わったのもあり、全体の雰囲気が今までとは違う。
始まってすぐに悪魔メイクの女が子供を襲うと、まさか次のシーンで子供が死ぬとは思わなかった!
いきなりこのダークな出だしからスタートし、実体のない幽霊のようなこの魔女は次々と300人を殺すと言う恐ろしさ。
脳みそみたいなものから幽霊を作り出しているので、どうやって生身のスーパージャイアンツと戦うのかと思っていたら
最後は普通に実体を持ってスーパージャイアンツと肉弾戦を繰り広げていた。
なんじゃそりゃ(笑)
全体的に恐怖映画的な感じになっていて、結構当時の子供は怖かったんじゃないかと思えるくらいの作風である。
だがスーパージャイアンツが空を飛ぶシーンの合成は今までより格段に良くなったね。
これは素晴らしい技術進歩だ。
映画が作られた時代がまだ戦争の記憶も生々しい頃なので、本作に登場する大川博士のキャラ設定もリアルである。
この大川博士を見ていたら京極夏彦を思い出してきた。
そう言えば京極の実写映画観てなかったなあ。観ようかな。でも評判が極・悪かったな。
どうしようかな。
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スーパージャイアンツ 宇宙怪人出現

2022年08月15日 09時57分45秒 | 特撮

「スーパージャイアンツ 宇宙怪人出現」
1958年 日本 45分
■監督:
 三輪彰
■出演:
 宇津井健
 中村彰
 田原知佐子
 勝間典子
 阿部誠
 大谷友彦
 川部修詩
 浅見比呂志

●あらすじ
シリーズ第七作。
宇宙生物から作られた怪人が暗躍、その背後には日本征服を企む“世界暗黒党”の黒川博士の存在があった。
陰謀を知った黒川博士の助手・川田は、スーパージャイアンツの助けを求めるが……。
(YAHOO映画より)

★感想など
久々の「スーパージャイアンツ」シリーズ。
本作から前・後編ではなく、1作につき1本で完結するようになる。
シリーズはこの後第9作まで続くが、次作からは制作会社が変わる。
そのせいか本作のラストはシリーズ完結と言ったような終わり方をする。
きっと本当にここで打ち止めにしようと思っていたのだろうが、大人の事情でシリーズ続投したのだろうな。
本作はタイトルにもなっている宇宙怪人のビジュアルがインパクト強すぎ!
さらに能力もシリーズ随一と言える程の強さで、ラストに相応しい敵であった。
しかしここまで綺麗に完結すると、逆にこの後の作品がどうなったのかが非常に気になってしまうね。
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ガリバーの大冒険

2022年07月25日 12時50分12秒 | 特撮

「ガリバーの大冒険」
原題:THE 3 WORLDS OF GULLIVER
1960年 イギリス 94分
■監督:
 ジャック・シャー
■出演:
 カーウィン・マシューズ
 ジョー・モロー
 ベイジル・シドニー
 ジューン・ソーバーン

●あらすじ
ジョナサン・スウィフトの『ガリヴァー旅行記』を、
「シンバッド七回目の航海」の製作者シニアと特撮ハリーハウゼンのコンビが映画化したSFXファンタジー。
医者のガリバーは探検航海に出発するが、そこには些細な事でケンカしてしまった恋人も潜り込んでいた。
そして、襲いかかる嵐によって、ガリバーは海に放り出されてしまうのだが……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
そう言えばハリーハウゼンの全作品のDVDを持っているくせに、まだ観ていない作品がぽろぽろあったのと
子どもとの会話で『ガリヴァー旅行記』がちらっと出てきたのもあって、本作を鑑賞することにした。
そしたら主演がカーウィン・マシューズな事にビックリした。
彼は「シンバッド七回目の航海」のシンドバッド船長役が似合っていただけでなく
レレレにも書いた「シンバッド七回目の航海」のイミテーション作品である「ジャックと悪魔の国」でも主演してたから
この頃の特撮俳優として非常に印象に残っている。
さて原作の『ガリヴァー旅行記』が元々風刺小説だっただけに、本作でもその辺の部分は残されている。
でも表現がマイルドになっているのは、子供でも安心して観る事ができるようになっていて嬉しい配慮だ。
そう考えると製作者チャールズ・H・シニアと特撮レイ・ハリーハウゼンのコンビの映画は、どれも安心して子供が観られるよね。
いい機会だから、これを機にレイ・ハリーハウゼンの他の映画も観てみよう。
シンドバッド・シリーズとかももう一回観たいな。
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最後の海底巨獣

2022年05月18日 17時50分15秒 | 特撮

「最後の海底巨獣」
原題:DINOSAURUS!
1960年 アメリカ 83分
■監督:
 アーヴィン・ショーテス・イヤワース・Jr
■出演:
 ウォード・ラムゼイ
 クリスティナ・ハンソン
 グレッグ・マーテル
 ポール・ルカザー
 アラン・ロバーツ
 フレッド・エンゲルバーグ

●あらすじ
ハリウッドのベテラン特撮スタッフが集結して作られたSFアドベンチャー。
海中から引き上げられ冷凍状態にされていたティラノサウルスとブロントサウルスが落雷で蘇る。
すると、突如ティラノサウルスが暴れ始め…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
古き良き特撮映画と言うか、1956年の「原始怪獣ドラゴドン」と並ぶ恐竜映画だ。
舞台はカリブ海のとある孤島。
この暖かな孤島の海から、凍った二頭の恐竜と原始人が発見される。
クレーン車くらいしかないのに、易々と引き上げに成功。とりあえず海岸に放置していたら突如落雷があり
何故か恐竜と原始人が復活。
今まで見てきた中で一番の凶暴性を発揮するティラノサウルスと、
今まで見てきた中で一番の移動速度を誇る素早いブロントザウルスが因縁の対決。
そして悪人から虐げられている島の子供は、草食恐竜は草しか食べないから大丈夫!
原始人は何も知らないからボクがフォークを持ってパイの食べさせ方を教えよう!
等のエピソードを経て、恐竜と原始人と友達になり、原始人と一緒に仲良くブロントザウルスの背中に乗って移動までしちゃう。
最後は色々あって、クレーン車でティラノサウルスと対決する主人公!
崖の下にティラノを落としてめでたしめでたし。

さて貴方はいくつツッコミを入れましたか?
決して上手とは言えない恐竜のモデル・アニメート技術と、人間のシーンのやたらに多いバックの合成。
(基本セットで撮影して、島のシーンも背景を合成してたりする)
辺りが気になった物好きは方は、是非どうぞ!
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宇宙からの暗殺者

2022年04月04日 18時05分41秒 | 特撮

「宇宙からの暗殺者」
原題:KILLERS FROM SPACE
1954年 アメリカ 71分
■監督:
 W・リー・ワイルダー
■出演:
 ピーター・グレイヴス
 ジェームズ・シーイ
 スティーヴ・ペンドルトン

●あらすじ
舞台はネバダ州。
マーティン博士は核実験の事故で、行方不明になってしまう。
妻エレンは実験の責任者の一人であるハンクス少佐に駆寄るが、
『絶望的』という見解を聞き、悲しみを抑えきれない。
しかし、しばらくしてマーティン博士は基地周辺で発見される。
帰ってきたマーティン博士は行方不明の期間の記憶がまったくないというが、
しかし胸には十字の手術した後があるのだった。
そんなマーティン博士にハンクス少佐は疑いを抱き、調べるのだが・・・。
その頃、マーティン博士は奇妙な目玉が浮かぶ悪夢にうなされていた。
(Amazonより)

★感想など
ピンポン玉エイリアンで有名な作品。
どういうことかと言うと、本作に出てくるエイリアンの造形が低予算なせいか
忍者ハットリ君みたいな衣装で、目にピンポン玉をくっ付けたおっさんたちなんだよね。
想像してもらうと分かるが、目玉にでっかいピンポン玉を付けて忍者ハットリ君の恰好をしたおじさんたちが
出てくるSF映画を!
それなのに話の方はシリアス調で真面目な感じだったのが、ギャップがあって面白い。
あ、映画自体は以外と面白かったですよ。
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