
「バグダッド・カフェ」
原題:BAGDAD CAFE
1987年 西ドイツ 91分
■監督:
パーシー・アドロン
■出演:
マリアンネ・ゼーゲブレヒト
CCH・パウンダー
ジャック・パランス
クリスティーネ・カウフマン
モニカ・カルフーン
●あらすじ
アメリカの片田舎の砂漠にあるさびれたモーテル“バグダッド・カフェ”を、
夫婦喧嘩の末に訪れた太ったドイツ女ジャスミンが、
そこで暮らす人々の心の扉を開いて回りながら“砂漠のオアシス”に変えていくまでを描いた逸品。
主題歌の“Calling You”はアカデミー賞最優秀主題歌賞にノミネートされただけあり、
微妙にくすんだ空の青と併せて、セリフが少ないこの作品の行間に秘められた切なさをより際だたせている。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
ミニシアターを代表するような作品だと感じた。
ハリウッド映画のように分かりやすいストーリーとか解説がある訳でもないし
派手なBGMで盛り上げる感じでもない。
脚本の展開も一見バラバラで分かり辛いところがある。
だがそれはジグソーパズルのピースのように、映画が進んでいくと段々と形を成して分かってくるようになる。
ゆっくりとした流れの映画を、ゆっくりとした雰囲気で鑑賞する。
これに適した環境が、正しくミニシアターだったんだろうね。
”若い時にこの映画を観て、感性を磨いていた”
こんなレビューコメントがあったけど、正に言い得て妙だなと思った。
こういった映画を若いうちに観ておくのは、感性にとって非常に良さそう。
ミニシアターの外観や雰囲気なども含めて、感性豊かな我が子に勧めたくなりました。
え? 私はいいのかですか。
いやあ私の場合は、若い時から今に至るまで
感性が毒されるような映画ばかり観てますからねえ!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます