狙撃 完結篇 THE SHOOTIST

「狙撃 完結篇 THE SHOOTIST」
1994年　日本　100分
■監督：
　一倉治雄
■出演：
　仲村トオル
　藤井かほり
　神山繁
　石橋蓮司

●あらすじ
仲村トオル主演の人気Vシネマ『狙撃』シリーズの完結篇。
数人の代議士への不正融資が発覚したことにより、
邪魔になった財界のフィクサー・渋川の狙撃を依頼された松下は、護衛網をかいくぐり仕事を完了させた。
雇主の渋川の元秘書・稲垣から金を受け取った松下だが、新たな依頼がまい込む。
代理人に連れられ依頼主のもとへ赴いた先には死んだはずの渋川がいた！
（東映チャンネルより）

★感想など
シリーズ完結篇は、今までで一番面白かった！
何より脚本がちゃんとしている。
最初から最後まで話が流れるように繋がっており、ヒロインの存在もきちんと話に絡んでいる。
松下が仕事をしない中盤も、他の殺し屋が上手に盛り上げてくれて飽きさせないし
クライマックスの戦いも、筋を通す刑事が万全の体制を引いて待ち構える。
本作だけ観てもイマイチだろうけど、この完結篇はオススメ出来る出来映えだった。
本作のために、このシリーズを観てもいいかもね。

狙撃3 THE SHOOTIST

「狙撃3 THE SHOOTIST」
1991年　日本　105分
■監督：
　一倉治雄
■出演：
　仲村トオル
　有沢妃呂子
　石原良純
　塩見三省
　刈谷俊介
　一色彩子
　北村和夫
　引田智子

●あらすじ
仲村トオル主演の人気Vシネマ『狙撃』シリーズの第3弾。
タフでクールなプロ・シューティスト松下。
数々の修羅場をくぐり抜けてきた彼の生命を、体に残る弾丸が蝕んでいた。
シリーズ最大の危機が松下を襲う！
松下は首筋の激痛で道端に倒れこみ、通りかかった大学病院の外科医・江藤に助けられる。
体内に残された銃弾が松下を蝕んでいたのだった。
江藤は松下がプロの殺し屋であると見抜き、弾丸の摘出と報酬を条件に仕事を依頼する…。
（東映チャンネルより）

★感想など
確実に今までより面白くなっている第3弾。
と言うよりかは、面白くないんだけど、凄くつまらな過ぎる訳でもないVシネ独特のゆるさに
本作辺りではまってきたのかも知れない。
なんだかもっとVシネを観たくなってきたくらいだからね。
ここまで来て、話が全作ちゃんと繋がっていることに感心。
体内の銃弾の箇所も、今までの作品でちゃんと描かれてきた場所だしね。
それと、主人公が殺し屋のくせに、まるで疑いを持たない辺りが笑える。
人から言われたまんま、自分で下調べもせずに実行して罠にはまる殺し屋なんているか？
ゴルゴ13に笑われるぜ。
そういった別の方面での甘さが、突っ込み所となって笑えます。
ちなみに仲村トオルの演技も、割と板に付いてきた感じではある。

狙撃2 THE SHOOTIST

「狙撃2 THE SHOOTIST」
1990年　日本　96分
■監督：
　一倉治雄
■出演：
　仲村トオル
　早見優
　戸浦六宏
　芽野佐智恵
　片桐竜次
　蟹江敬三

●あらすじ
仲村トオル主演の人気Vシネマ『狙撃』シリーズの第２弾。
タフでクール、そして華麗なシューティスト（狙撃者）・松下が帰ってくる。
今度の敵は悪徳刑事。
かつて射撃ナンバー１の警官で退職して長距離トラックの運転手をしている松下は、
東都銀行の元貸付部長・高橋の誘拐事件に遭遇する。
暴力団の岸田不動産の仕業で、誘拐という手段で東都銀行に融資を迫っていた。
松下をつけまわす刑事・野口は、一切のことを承知して鋭く何かを狙っていた…。
（東映チャンネルより）

★感想など
「あぶない刑事」から何名かキャストが追加された、シリーズ第二弾。
感想としては前作よりかは面白かったと感じた。
と言っても、前作以上に中間の別の話っぷりはヒドイ。
前作と共に、別にヒロインがいなくても話には全然影響ないんだよね。
その辺がガンかな。
高橋の娘役の子を見ていると、昔の少女って感じで懐かしい。
10代ってあんな感じだったよなとか、色々思い出すね。

狙撃 THE SHOOTIST

「狙撃 THE SHOOTIST」
1989年　日本　96分
■監督：
　一倉治雄
■出演：
　仲村トオル
　名取裕子
　峰岸徹
　中条静夫

●あらすじ
仲村トオル主演の人気Vシネマ『狙撃』シリーズの第１弾。
乾いた都会をしたたかに生き抜くプロの殺し屋、松下宏。
2年前に警官を辞職した松下は、同じく警官あがりの深沢からある代議士の暗殺を依頼されるも、
誤ってその替え玉を射殺してしまう。
その一件から、松下は壮絶な死闘の渦に身を投じて行くことになる・・・。
ダーティな役を仲村トオルが体当たりで演じている。
（東映チャンネルより）

★感想など
この作品は、リリース当時観てはいるんだよねえ。
当時知らなかった事と言えば、昔加山雄三主演作のリメイクだったことと
その後シリーズ化されていたと言う事だね。
当時も思ったことだが、やっぱりイマイチ面白くない。
話に関係あるのが冒頭と最後だけで、間の１時間くらいは関係のない話に終始する。
でもこれはVシネ全般に言えることかも。
だからVシネは面白くないんだろうな。
この第一作は仲村トオルもまだ若く、クールな役柄が似合っていない点がポイントかな。
あらすじを読むと、オリジナル版の方が面白そうなんだが
まあリメイク版もありっちゃあありでしょう。
シリーズの中では、アクション・シーンが一番多かったかな？