「ダーティー・メリー クレイジー・ラリー」
原題:DIRTY MARY, CRAZY LARRY
1974年 米 94分
■監督:
ジョン・ハフ
■出演:
ピーター・フォンダ
スーザン・ジョージ
アダム・ロアーク
ビック・モロー
●あらすじ
ストックカー・レーサーのラリーは相棒のディークと共謀してスーパーマーケットを襲撃、15万ドルを手に入れる。
しかし逃亡を開始したとたん、前夜ベッドを共にしたメリーにうるさくつきまとわれてしまう。
かくして、3人は空陸から追跡してくる警察をかわしながら車での逃亡を続ける事になるのだが……。
無軌道な若者のあてどない逃避行と、あっけない幕切れを描いたカー・アクション物の異色作。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
これもアメリカン・ニュー・シネマの一つなんだろうが、
金髪の女性が出てくるとか、車で逃げるなどの共通点から「続・激突!/カージャック」を思い出したが
あっちよりかは全然面白かったよ。
これはひとえに、何も考えていないバカで無鉄砲な若者役のピーター・フォンダと
ノー天気で底抜けに明るいんだが、アホな女であるスーザン・ジョージの魅力によるものだと思う。
無軌道でアホな二人に対比して、落ち着いているんだかどうだかみたいなアダム・ロアークも良い。
ようはこの三人のキャラクターのかみ合いが良いのと、追いかけるビック・モローのキャラ立ちも一役買っている。
まあ中々楽しめた佳作だったよ。
これでやっと「イージー・ライダー」観る気になったのもデカイな。