レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

恋する惑星

2021年06月30日 21時54分34秒 | スポーツ/青春/アイドル/ラブストーリー

「恋する惑星」
原題:重慶森林/Chungking Express
1994年 香港 102分
■監督:
 王家衛(ウォン・カーウァイ)
■出演:
 林青霞(ブリジット・リン)
 梁朝偉(トニー・レオン)
 王菲(フェイ・ウォン)
 金城武

●あらすじ
麻薬取引にかかわる金髪の女ディーラーと、恋人にふられ落ち込み気味の刑事モウとの不思議な出会い。
そして、モウが立ち寄る小食店の新入り店員フェイと、
スチュワーデスの恋人にふられる警官との出会いとすれ違いという、
平行線をたどる二組の関係を軸にして展開する、
香港ニューウェイブ、ウォン・カーウァイ監督が描く恋愛映画。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
90年代中頃の渋谷辺りの短館上映で若き女の子が「香港映画っておしゃれ~」とか言ってた作品。
何故か今さら観てみましたが、感想は微妙ですな。
まず映像とか脚本とか音楽は新しいと言うか、他には無い感じ。
これは確かに新鮮でおしゃれかも。
でもそういった感性が突き刺さるのは、この映画の登場人物と同じくらいの年代。
いわゆる20代前半の辺り。大学生とか社会人1~2年生辺りの頃合。
その頃観ると凄い刺さるかも?
だが映画として見るとちょっと違うなあ。
まず前半と後半でいきなりのぶった切りっぷりで、主人公の交代が唐突過ぎて全然分からなかった。
しかもこの4人。2組の男女それぞれが描かれるが、恋愛物に見せかけておいて、それぞれが全く交わらない。
4本の直線があってそれぞれ好きな方向を向いている。
さらに登場人物が全員マトモじゃない。
などなど、共感できるところが無いので観ていて辛かった。
それでもウォン・カーウァイは有名で人気なのかと思いきや、昔買った本の評価は散々だった。
「恋する惑星」の後は脚本を作らず監督の頭の中だけにして、俳優には直前に簡単なメモだけ渡して
後は役者に自由に演じさせる。それを撮影してリアルな演技っておかしいだろ?
さらに内容無関係に格好良い。おしゃれと感じた映像をただ撮りまくって
手持ちでぶれまくったカメラの撮影と、監督チョイスの音楽を大盛にして完成。
ってそれ映画か?
てかそれじゃあ、ジョニー・トーと同じじゃね!
そう思ったら、ウォン・カーウァイの他の作品に興味無くなったな。
コメント
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