レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

魁!!男塾

2024年10月29日 20時06分56秒 | アクション

「魁!!男塾」
2007年 日本 110分
■監督:
 坂口拓
■出演:
 坂口拓
 照英
 尾上寛之
 山田親太朗
 与座嘉秋
 中島知子
■声の出演:
 千葉繁

●あらすじ
80年代後半に週刊少年ジャンプで絶大な人気を誇った同名コミックを、
アクション俳優・坂口拓が監督・主演で実写映画化したバトル・アクション・ムービー。
武士道精神を継承し真の男を育てる全寮制の私塾、男塾。
今年も日本各地から熱き男たちが入塾してきた。
文武に秀でた桃太郎、ド根性男・富樫、野生児の虎丸、
そして極妻の母に命じられ嫌々やって来た軟弱男の秀麻呂も男塾の門を叩く。
彼ら一号生たちは、鬼教官や先輩塾生たちの常軌を逸したシゴキと懲罰に耐えながら、
塾生生活の中で次第に友情と絆を深めていく。
そんな中、男塾に私怨を抱く伊達臣人が、邪悪集団“関東豪学連”を率い男塾乗っ取り狙って戦いを仕掛けてくる。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
お、男塾の実写版を、とうとう観てしまった。
ざわ・・・  ざわ・・・
まず原作の世界観を忠実に守ろうとしているのは感じる。
原作好きからすれば、それだけで問題なし。
富樫の油風呂を真面目に実写化しているところなんで、制作陣の本気度が伝わってきて最高だよ。
特に富樫を演じている照英は、中々雰囲気も良く再現度的には悪くなかった。
他にも松尾の与座嘉秋や、話の中心になっている極小路秀麻呂役の尾上寛之とかも良かった。
だが赤石剛次と飛燕・月光の再現度はヒドかった!
だが再現度で一番ダメなのは、剣桃太郎役の坂口拓だ。
坂口拓は本作で、監督・脚本・アクション指導・主演と一人四役をやっている。
そこまでワンマンでやっているのだから、さぞ男塾に思い入れがあるのだろうと思われるが
彼が演じる、桃がどうにもダメ!
彼が演じる桃は、劇中ずっと表情が無感情なのだ。
原作の桃って常に微笑を浮かべていて、割と笑顔を絶やさず、それが余裕に見えるようなキャラだったよね。
だけどこの映画版桃太郎は、終始無表情。笑顔なぞ皆無。
これじゃあ桃じゃなくてケンシロウだろうよ。
なんでこういったキャラにしちゃったのかなあ。
民明書房のシーンを挿入し、且つその台詞を千葉繁に喋らせる辺り、原作を知らないってことは無さそうなんだけどね。
あとはやっぱり富樫が女子高生にダマされてデートするくだりが、全くいらないよね。
とまあ不満は多いだろうが、原作が好きであれば、この監督がやりたかった事は伝わるはず。
確かに演出もアクションもどれも色々言いたいのは分かるが、そこはまあ初監督作品だからと言う事で、気にしないようにしようぜ。
押忍!
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カイジ 人生逆転ゲーム

2024年10月29日 20時06分16秒 | サスペンス

「カイジ 人生逆転ゲーム」
2009年 日本 130分
■監督:
 佐藤東弥
■出演:
 藤原竜也
 天海祐希
 山本太郎
 光石研
 吉高由里子
 鈴木亮平
 福本伸行
 もたいまさこ
 松山ケンイチ
 佐藤慶
 香川照之

●あらすじ
福本伸行の大ヒットコミックを藤原竜也主演で映画化。
その日暮らしの自堕落な生活を送るフリーターのカイジ。
ある日多額の借金を抱えた彼は、遠藤と名乗る悪徳金融会社の社長に誘われるまま、
あるゲームに参加するため謎の船に乗り込むことに。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
カ、カイジの実写版を、とうとう観てしまった。
ざわ・・・  ざわ・・・
でも別に悪く無かったよ。
原作と比較してしまうとそりゃアレだが、一本の映画として見れば十分に面白い作品になっている。
と言っても、カイジがやたら状況を説明する台詞が多かったなとは感じたが。
しかし主演の藤原竜也は才能に溢れた実力者なので、必死に叫ぶカイジ像も藤原竜也版カイジって感じで全然良かった。
原作とは性別が変わった遠藤役の天海祐希も、これは原作の遠藤とは全然違うなと思うくらい
立場も性格も全然違っているのだが、映画版は独自の魅力に溢れるキャラクターになっていて
これも一重に天海祐希の実力であろう。
ストーリーの方は130分もあるのに異様なくらいの駆け足で物語が進んでいく。
恐らく脚本家の方が原作好きで、あれもこれも入れたい。
でもこれだけは絶対に外せない!(キンキンに冷えてやがる。とか)とか、
原作愛に溢れまっている気がして、何だか嬉しくなってきてしまう。
その中でも個人的に一番気にいったのは、ブレイブ・メン・ロードの映像だねえ。
高所恐怖症の私からすると、上から下を映す映像は本当に恐怖映像でしかない。
あのインパクトは本当に凄いね。
そしてEカードのシーンは、藤原竜也と香川照之の名演技対決による白熱の名シーンであった。
全体的に原作好きからすると、映画化するにあたってマイルドにせざるを得ないところなどを加味して
非常に良く出来た映画化だと思う。
それ以外にも、黒服役で鈴木亮平が出演していたり、友情出演で松山ケンイチも出ているなど
脇役陣も色々な発見があって楽しい。
本作には総じて満足できました。
映画版はこの後も続き、パート3まであるらしいから、その内楽しみにして観る事にしよう。
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